決死隊ガンジャのリーダーであり三賢(さんけん)のひとりでもあったワズキャンは、成れ果て村の中でも三賢として成れ果てたちの中心的存在です。
成れ果て村の外から来たリコにも村のことを説明してくれるなど親切な姿がうかがえるワズキャンですが、ラストには死亡してしまうのでしょうか?
この記事では、『メイドインアビス』のワズキャンはラスト死亡するのか解説して、復活や生きてる可能性についても考察してまとめていきます!
【メイドインアビス】ワズキャンとは?
まずは『メイドインアビス』のワズキャンというキャラクターについて解説していきます!
ワズキャンの基本情報
ワズキャンとは、決死隊ガンジャのリーダーだった男性で、明るく前向きな性格の人物です。
決死隊ガンジャには三賢と呼ばれる隊の中心的な人物が3人おり、そのうちのひとりがワズキャンでベラフとヴエロエルコ(ヴエコ)と共にそれぞれの役割を果たしながら旅を続けていました。
ワズキャンをリーダーとする決死隊ガンジャは黄金郷を求めて「星の羅針盤」が屹立する場所を目指し、南海ベオルスカの孤島に大穴を発見し原住民の少女イルミューイを加入して穴の深層へと進んで行ったのです。
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ワズキャンの能力
ワズキャンの能力は、未来視か予知能力だと思われます。
しかし作中ではワズキャンの能力については明言されておらず、その能力の詳細については不明です。
この能力についてベラフは神がかりと言い本物であると認めていて、実際にヴエコの入団と三賢入りも前日に予言し、大穴の発見や黄金郷への到達など作中でも次々と予知したことを現実にしていきました。
とはいえワズキャンの未来視の能力は完璧ではなく、作中ではワズキャンにも視えていなかったファプタの誕生が現実になるシーンもあります。
でも少なくともワズキャン自身に影響する多くの未来が予知できていたことは間違いなく、その予知を現実にするために容赦なくクズな行動もとっていくのです。
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ワズキャンはクズでやばい
物語が進んでいくとワズキャンがクズでやばい人物であることが明らかとなっていきます。
ワズキャンがクズでやばいと感じられる代表的なことをまとめていきます。
- イルミューイの加入を快諾したこと。
- イルミューイに欲望の揺籃(よくぼうのようらん)の使用を許可したこと。
- イルミューイの赤ちゃんを食べたこと。
- イルミューイに2つ目の欲望の揺籃を使用して成れ果て村を作ったこと。
このことからわかるように、イルミューイの加入が将来的にワズキャンや決死隊ガンジャに役立つことがワズキャンには未来視の能力で視えていたのではないかと考えられます。
代表的な事柄としてイルミューイに関することばかりになりましたが、ワズキャンは基本的に目的のためなら手段を選ばず他者を犠牲にしても目的を達成するというクズでやばい人物です。
クズでやばいワズキャンの正体や目的・願いについての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
ワズキャンが成れ果てになった経緯
ワズキャンが成れ果てになったのは、成れ果て村となったイルミューイに自身も入ったためです。
成れ果て村に入ることは自分自身を成れ果て村に捧げることであり、成れ果て村に入ると同時に人間は成れ果てになってしまいます。
成れ果て村で成れ果てになった者は成れ果て村の一部になってしまうため村の外へ出ることはできず、成れ果て村の外では存在することもできません。
ワズキャンはその事も予知していたのか、イルミューイが成れ果て村になるよりも前に自身にも欲望の揺籃を使用していたのです。
しかしワズキャンの欲望の揺籃使用は失敗し、ワズキャン自身も成れ果てとなったうえに使用した欲望の揺籃も成れ果てた際に成れ果て村に回収されてしまいました。
成れ果て村の正体イルミューイについての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
【メイドインアビス】ワズキャンはラスト死亡する?
ここからは、『メイドインアビス』のワズキャンはラスト死亡するのかについて解説していきます!
ワズキャンはラストに死亡する
ワズキャンはラストで成れ果て村の消滅よりも前に死亡します。
物語が進んでいくとワズキャンの根回しによって、レグが成れ果て村の壁を破壊してしまいファプタの侵入と危険な原生生物の侵入を許してしまうこととなります。
ワズキャンの狙いは、ファプタに成れ果て村を破壊させて何らかの方法で自分が成れ果て村の外へと脱出することだったようです。
何らかの方法とはリコに欲望の揺籃を使用して冒険を続けられる成れ果て村を作ることだったようですが、そのことにリコは先に気づき結局ワズキャンの計画通りにはなりませんでした。
ワズキャンの狙いや計画は何も叶うことなく、最後は成れ果て村の中で死亡してしまいます。
ワズキャンの死亡シーンは10巻・58話
ワズキャンの死亡シーンは漫画原作10巻・58話です。
ファプタが暴れる危険な場所から脱出するために残りの力を使って離脱していたワズキャンを、成れ果て村の住人であるマジカジャが運ぶリコたちが発見しました。
その時点でワズキャンには、話すだけの力しか残ってはいなかったのです。
ワズキャンは成れ果て村の一部であるため、成れ果て村がファプタに破壊されては生き続けることはできません。
この時はまだ成れ果て村は崩壊してはいませんでしたが、崩壊よりも先にワズキャンは自分自身を使い果たしたことが原因で砂のように崩れて死亡してしまいました。
ワズキャンのラストの言葉の意味
ワズキャンが死亡する前にラストに残したのは、「せめて夢を叶えて絶望しておくれ」という言葉でした。
この言葉はアビスの底を目指して冒険を続けようとするリコたちに向けた、嫌味ともとれる言葉です。
ワズキャンは再び冒険に出ることを諦めきれず、リコに欲望の揺籃を使用して新たしい成れ果て村を作ることを計画していたようですがそれが叶うことはありませんでした。
そのためこれからも冒険を続けられるリコを羨む気持ちから、リコの夢の最後に絶望が待っていることを願ったのではないでしょうか。
とはいえ、リコの方はというとワズキャンの言葉は全く気にしていないようですね。
【メイドインアビス】ワズキャン復活や生きてる可能性
ここからは、『メイドインアビス』のワズキャン復活や生きてる可能性について考察していきます!
ワズキャン復活や生きてる可能性は不明
ワズキャンの復活や生きてる可能性は不明です。
漫画原作10巻終了時点で成れ果て村編は完結したといえますが、そこまでではワズキャン復活や生きてる可能性についてはまったく触れられていません。
神がかりともいえる未来視の能力をもち、他者を犠牲にしてでも自分の目的を達成しようとしていたクズなワズキャンが死亡する時にはあまりにもあっけなかったようにも感じます。
ワズキャンが死亡する直前に、自分に有利ともいえる復活や生き残る可能性を予知していたから素直に死亡したように見せたという可能性もあるのではないでしょうか。
ワズキャン復活と生きてる可能性を考察
あるとするならば、可能性として高いのはワズキャンが復活することだと思います。
成れ果て村は最終的にファプタと原生生物によって破壊されて完全に崩壊したため、成れ果て村の一部だった成れ果てたちはすべて消滅してしまいました。
ワズキャンも例外ではなく成れ果て村と同時に消滅することは避けられなかったはずで、実際に砂のように崩れて消滅しているため死亡はしたものと考えられ生きてる可能性はないものと思われます。
ただワズキャンは他の成れ果て村の住人とは違い、失敗はしたものの1度は欲望の揺籃を使った唯一の人間でもあるため、何らかの遺物によって復活する可能性はあるかもしれませんね。
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まとめ
この記事では、『メイドインアビス』のワズキャンはラスト死亡するのか解説して、復活や生きてる可能性についても考察してまとめてきました。
- ワズキャンはラストに自分自身を使い果たして死亡する。
- ワズキャンの死亡シーンは漫画原作10巻・58話。
- ワズキャンのラストの言葉「せめて夢を叶えて絶望しておくれ」の意味は、冒険を続けることができるリコを羨む気持ちを表している。
- ワズキャン復活や生きてる可能性は不明で漫画原作10巻ラストまででは描かれていない。
- ワズキャンが復活する可能性はあるが、生きてる可能性はないと考えられる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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