『メイドインアビス』のナナチはメインキャラクターのひとりですが、もともとリコとレグと一緒に旅をしていたわけではありません。
ナナチはリコとレグがアビスの冒険を始めた後に深界四層で初登場してその後に2人の仲間に加わったのですが、ナナチの初登場が漫画原作の何巻何話だったのか知りたい、そのシーンを見たいという方もいるのではないでしょうか?
この記事では、『メイドインアビス』のナナチ初登場は何巻何話なのか解説し、レグを助けた理由についてもネタバレでまとめていきます!
※こちらの記事はネタバレを含む可能性があります。
【メイドインアビス】ナナチとは?
まずは『メイドインアビス』のナナチというキャラクターについてネタバレで解説していきます!
ナナチの基本情報
ナナチは名前以外、性別も年齢も不明な謎めいたキャラクターです。
リコとレグに出会った時点では、すでに成れ果ての姿になっていてアビスの深界四層のアジトで親友で成れ果てのミーティとともに暮らしていました。
大人びた冷静な性格をしており、非常に知識も豊富なためリコとレグのサポート役としてアビスの冒険では活躍していますが戦闘能力は皆無です。
現実主義者で落ち着いていていることが多いですが、リコとレグに触れられたり匂いを嗅がれた時には照れて慌てるかわいい一面もあります。
うさぎの獣人のような成れ果ての姿になった理由は、ナナチの辛く悲しい過去の出来事があったためでした。
ナナチの過去
ナナチはもともと人間で、極北の地セレニで暮らしていた孤児でした。
教育はまったく受けていなかったものの拾った本を読むことで奈落文字や様々な知識を身に着けていて、1冊の本からアビスの存在を知りアビスに行くことに強い憧れを抱くようになっていきます。
そんなある時アビスの探窟家としてセレニを訪れていた白笛のボンドルドが、孤児たちの前で「奈落の次世代を切り開くに相応しい子供たちを見つけにきました」と言っているのを聞いたのです。
もともとアビスに憧れを抱いていたナナチは、ボンドルドの甘い言葉に惹かれて他の孤児たちとともにアビスの深界五層のなきがらの海にあるイドフロント(前線基地)を訪れます。
ナナチが成れ果てになった経緯
ナナチが成れ果てとなったのは、ボンドルドの人体実験を受けたためです。
ボンドルドがしていた実験とは、イドフロント(前線基地)内の実験室で2人の孤児を同時に深界六層へと下ろし、その後上昇させ故意に上昇負荷を受けさせて片方の受けるアビスの呪いをもう片方の孤児に押し付けるという非人道的なものでした。
深界六層の上昇負荷は「人間性の喪失もしくは死」であるため、ボンドルドは深界六層に行っても無事に深界五層へと戻る方法を実験で得ようとしていたのです。
ナナチとそこで出会った少女ミーティは親友という間柄になっていましたが、その関係性を利用しようと考えたボンドルドに人体実験の標的とされてしまいます。
ボンドルドはナナチが呪いを押し付ける側、ミーティを呪いを押し付けられる側として実験を開始し、アビスの呪いを受け始めるとミーティは全身から出血した後に肉体は崩れて人間性が喪失した成れ果てへと変貌してしまいました。
そしてナナチはウサギのような獣人の姿へと変えたものの、人格を保ったまま生き残ることができたのです。
【メイドインアビス】ナナチ初登場は何巻何話?
ここからは、『メイドインアビス』のナナチ初登場は何巻何話なのか、登場した経緯についてもネタバレで解説していきます!
ナナチ初登場は漫画原作3巻・19話
ナナチ初登場は漫画原作3巻・19話です。
最初にナナチと対面したのはレグで、その時にナナチは自分のことを「ふわふわのぬいぐるみだよ」と説明していました。
ナナチの初登場は19話の一番最後だけで、本格的な登場は3巻・20話以降になります。
アニメは1期・10話で登場
アニメでのナナチ初登場は1期・10話です。
アニメ10話ではナナチの初登場からレグとリコがナナチのアジトに到着するまでが描かれています。
ナナチがアニメで活躍するのは11話からになりますね。
ナナチ初登場の経緯
ナナチ初登場したきっかけは、レグがリコを想い泣き叫んでいたことです。
リコは深界四層の巨人の杯でタマウガチの毒を左腕に受け、自分の命を守るために全身に毒が回る前に左腕を切断することをレグに依頼しレグはリコの指示に従おうとしていました。
さらに深界四層の上昇負荷で全身に走る激痛と穴という穴からの流血によって意識を失い、ついには呼吸も止まってしまったのです。
リコが死んでしまう悲しみと孤独になる恐怖でレグはリコを抱きしめながら「置いてかないでー」と泣き叫び、それを見かねたように登場したのがナナチだったのでした。
リコの左腕(左手)切断に関する詳細な情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
【メイドインアビス】ナナチがレグを助けた理由について
ここからは、『メイドインアビス』でナナチがレグを助けた理由についてネタバレで解説していきます!
ナナチはレグとリコの一部始終を見ていた
実はナナチはレグとリコの一部始終を見ていたのです。
深界四層に入ってからレグは何者かの妙な気配を感じていましたが、その正体こそナナチだったのでした。
ナナチは自分の狩り場にレグとリコが入ってきてから2人の会話を聞いていて、タマウガチに襲われているのも見ていました。
しかしその時はレグとリコが何者なのか興味があったから見ていただけで、自分の姿を晒すつもりはまったくなかったのです。
ナナチはレグの前に姿を現す気はなかった
ナナチは姿を現す気は最初からありませんでした。
そもそもナナチは人間の人格を持った成れ果てという非常に貴重な存在であり、それが他人に知られることはナナチにとっては危険でしかないのです。
しかもナナチがレグやリコを助けることには何のメリットもなく、リスクを負ってまで助けに出る必要はありませんでした。
しかし危険を顧みずレグの前に姿を現してリコを治療し助けてくれたナナチは、当初その理由についてかわいそうで見てられなかったからだと話していたのです。
ナナチがレグを助けたのは自分と重なったから
ナナチがレグを助けた本当の理由は、レグがリコのために泣いている姿が自分と重なったからです。
ナナチは成れ果てとなり人間性が喪失した親友で不死のミーティをひとりぼっちにさせないために、自分よりも先に殺す方法を模索しながらも苦しんでいました。
ミーティを殺すためにどんな方法を試しても苦しめるだけで殺すことはできず、きっと心の中ではレグのように泣き叫んでいたのでしょう。
そんな中でリコを想い泣き叫ぶレグの姿を見たナナチは、「あれはオイラだ」と感じ思わず助けに出てしまったことを後にリコに語っています。
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まとめ
この記事では、『メイドインアビス』のナナチ初登場は何巻何話なのか解説し、レグを助けた理由についてもネタバレでまとめてきました。
- ナナチの初登場は漫画原作3巻・19話。
- アニメでは1期・10話に登場。
- ナナチはレグがリコを想い泣き叫んでいたことがきっかけで登場した。
- ナナチはレグとリコが深界四層に入ってからの一部始終を見ていたが、当初は姿を現す気はなかった。
- ナナチがレグを助けたのはミーティを想う自分の姿と重なったから。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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