ヴエコは決死隊ガンジャの中心的存在である三賢(さんけん)のひとりだった人物です。
そんなヴエコはなぜか成れ果て村のドグープ(目の奥)と呼ばれる穴に幽閉されていましたが、ラストには死亡してしまうのでしょうか?
この記事では、『メイドインアビス』のヴエコはラスト死亡するのか、そして最後は成れ果てになってしまうのかについても解説していきます!
【メイドインアビス】ヴエコ(ヴエロエルコ)とは?
まずは『メイドインアビス』のヴエコ(ヴエロエルコ)というキャラクターについて解説していきます!
ヴエコの基本情報
ヴエコとは、決死隊ガンジャの隊員だった女性です。
年齢は不明で本当の名前はヴエロエルコといいますが、長いので周囲からはヴエコと呼ばれています。
ヴエコは決死隊ガンジャの中心的存在である三賢のひとりで、隊ではお世話係として体調の優れない隊員の看病をするなど頼られる存在です。
過去の辛い経験によって身体を傷つけられたことから、ヴエコ自身は女性としての自信を喪失していて自分が三賢であることに不安を抱いていましたが、同じ三賢のひとりであるベラフに励まされたことで少しずつ前向きさを取り戻していました。
ヴエコの過去について
ヴエコはもともと孤児で、ジュロイモーという名前の男性に引き取られて虐待を受けていました。
その男が持っていた「星の羅針盤」が屹立する所には黄金郷が存在しているといわれていて、ヴエコはその星の羅針盤をもって決死隊ガンジャに入隊します。
ヴエコを三賢として迎え入れた決死隊ガンジャは星の羅針盤を道しるべに、黄金郷があるであろう不可侵海域の孤島にたどり着くことに成功し、孤島の先住民から黄金都市「ショウロウ(還らずの都)」の存在を聞いてその場所へと向かおうとしていました。
星の羅針盤についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
ヴエコとイルミューイの関係
決死隊ガンジャが黄金郷へむけて大穴を下降しようとした時に、ヴエコの前に登場したのがイルミューイという名前の少女でした。
イルミューイは褐色の肌に銀髪をもつ先住民の少女で、子供が生めない身体であったために捨てられた悲しい境遇の持ち主だったのです。
ヴエコはイルミューイの境遇に自分の境遇と近いものを感じて放おってはおけず、その様子を見た決死隊ガンジャのリーダーであるワズキャンは、正式にイルミューイを道案内としてガンジャ隊に加入させることを決め同行させることにしました。
ヴエコに母性を感じたイルミューイはヴエコにどんどん懐いていきましたが、イルミューイが水もどきに感染したことでやむを得ず願いを叶える遺物「欲望の揺籃」(よくぼうのようらん)を使うこととなり、その結果イルミューイは変貌して赤ちゃんを生むようになっていきます。
決死隊ガンジャに水もどき症状が蔓延し、その症状を緩和するのにイルミューイの赤ちゃんを食べることが効果的だと気づいたワズキャンはイルミューイの赤ちゃんを材料に料理を作って振る舞い、そのおかげで決死隊ガンジャの命は救われることとなったのです。
しかしそうすることがどうしても受け入れられなかったヴエコは自殺をはかり、それを食い止めようとしたワズキャンによってイルミューイが変化した成れ果て村のドグープ(目の奥)へと幽閉されてしまいました。
イルミューイの願いは子供の出産だったのか、詳細についての情報はこちら↓の記事をご覧ください!
幽閉されたヴエコをリコが解放する
ヴエコが幽閉されてからおよそ150年後、ドグープを訪れたリコによってヴエコは解放されました。
(アビスの深層では地上と時間の流れが異なると言われていて、深層での150年は地上での数百年や数千年である可能性もあります。)
リコがドグープを訪れたのは成れ果て村ではぐれてしまったレグとナナチを探すためでしたが、実際にその場所にいたのは人間の姿をしたヴエコだったのです。
成れ果て村の様子についてイルミューイから送られてくる信号によってナナチの居場所を知っていたヴエコは、囚われた状態では案内できないことをリコに説明し解放するためには「取れろ」という気持ちで触れる必要があると言います。
リコは幽閉されたヴエコを見て悪い人なのかと質問し、ヴエコは自分は欲にくらんでこの場所へ来た悪いやつだと言いましたが、リコにとってヴエコが善人か悪人かは関係なくレグとナナチを助けたい一心でヴエコを解放したのでした。
【メイドインアビス】ヴエコはラスト死亡する?
ここからは、『メイドインアビス』でヴエコはラスト死亡するのかについて解説していきます!
ヴエコの死亡シーンは10巻・60話
ヴエコの死亡シーンは漫画原作10巻・60話で描かれています。
このヴエコの死亡シーンは、ファプタがヴエコから母イルミューイのことを教えてもらう感動のシーンです。
それまで母の恨みを果たすべく破壊行動をしてきたファプタでしたが、ヴエコの死を目前にして初めてイルミューイの本心を知ることとなります。
ヴエコはラストにファプタに会って死亡
ヴエコはラストにファプタに会った直後に死亡します。
ファプタと対面した時、ヴエコにはもう話をする力は残っていませんでした。
しかし声を出さなくても心の声を聞き取ることができるファプタには、ヴエコが伝えようとするイルミューイの話が聞こえていたのです。
ヴエコにとってイルミューイがとても大切な存在であったことを知ったファプタでしたが、これまでイルミューイの記憶からヴエコの存在は継がれていなかったことから、とても大切な存在だったヴエコをイルミューイはファプタに渡したくなかったのだろうと理解したのでした。
ヴエコはイルミューイの話を終えるとそのまま死亡して、ファプタはなぜかヴエコの死がとても悲しく涙を流したのです。
【メイドインアビス】ヴエコ最後は成れ果てになるか解説
ここからは、『メイドインアビス』でヴエコ最後は成れ果てになるか解説していきます!
ヴエコは上昇負荷で成れ果てになる
人間の姿を保っていたヴエコですが、上昇負荷を受けて成れ果てになってしまいます。
イルミューイからできている成れ果て村は、外の環境からは守られており力場が存在していないため本来は上昇負荷を受けることはありませんでした。
そのためヴエコは自分が成れ果てになることを全く考えていませんでしたが、突然の痛みに足を見ると足はすでに成れ果てになり始めてそれは徐々に全身へと広がっていったのです。
自分が成れ果てになったことに気づきイルミューイに何もしてあげられなかったことに、ヴエコは心の中で謝罪します。
するとそこに決死隊ガンジャでヴエコと親しい間柄だったパッコヤンが現れて、ヴエコを力場の及ばない場所へと力いっぱい投げました。
パッコヤンのおかげでヴエコはその場での死亡は避けられたものの、パッコヤンは完全に人間性を喪失して消滅してしまったのです。
ヴエコが上昇負荷を受けた理由
ヴエコが上昇負荷を受けた理由は、力場に触れて上昇したためです。
力場のない成れ果て村では上昇負荷を受けることはないはずでしたが、成れ果て村の破壊を目的としたファプタの侵入によって、危険な原生生物までもが成れ果て村に侵入して成れ果て村の壁のあちこちが破壊されて力場が入ってきてしまったのです。
力場は通常の人間には見ることができないためヴエコもそのことに気づかずに階段を登っていたところ、力場に触れた状態で上昇してしまうこととなり成れ果てになってしまいました。
ヴエコは成れ果てになったまま最後死亡する
ヴエコは成れ果てになったまま最後は死亡してしまいます。
パッコヤンの助けによって、成れ果てになった段階ではヴエコにはまだ息がありました。
ベラフの記憶を受け取ったことで成れ果て村の生い立ちやヴエコとイルミューイの関係について知っていたナナチは、ヴエコとイルミューイの過去についてファプタがヴエコから直接そのことを聞くことの重要性を理解していたのです。
そのためナナチは成れ果てになり致命的な状態になったヴエコをマジカジャに乗せて運び、ファプタの元へと連れていきました。
成れ果て村を破壊するという役目をファプタが果たし終わると、ヴエコはファプタと対面し精神を通じで対話して成れ果てになったまま最後死亡してしまったのです。
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まとめ
この記事では、『メイドインアビス』のヴエコはラスト死亡するのか、そして最後は成れ果てになってしまうのかについても解説してきました。
- 幽閉されていたヴエコはリコに解放されるもラストには上昇負荷で成れ果てになってしまう。
- ヴエコが上昇負荷を受けた理由は成れ果て村の破壊によって力場が侵入してしまったから。
- ヴエコの死亡シーンは漫画原作10巻・60話。
- ヴエコはラストにファプタに会って成れ果てになったまま最後は死亡する。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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