メイドインアビスのファプタの正体は?母イルミューイから生まれた経緯も解説

メイドインアビス

深界六層の成れ果て村(イルぶる)に一方的な攻撃を仕掛けてきたファプタは、成れ果ての姫と呼ばれているとても謎の多いキャラクターです。

成れ果てが暮らす成れ果て村の破壊を望んでいるファプタの正体とは一体何者なのでしょうか?

この記事では、『メイドインアビス』のファプタの正体と母イルミューイから生まれた経緯についても解説していきます!

『メイドインアビス』の詳しい情報はこちら

【メイドインアビス】ファプタとは?

まずは『メイドインアビス』のファプタというキャラクターについて解説していきます!

ファプタの基本情報

ファプタのプロフィール

名前:ファプタ
年齢:不明
種族:成れ果て

ファプタとは、成れ果ての姫と呼ばれている特別な成れ果てです。

褐色の肌に白い体毛で覆われた4本の腕と複数の尾を持ち、大きな瞳の少女のような姿をした非常に美しい姿をしているファプタは、2足歩行をしていることも多いですが素早い動きが必要な時には4本の腕も使ってしなやかに動き回ります。

普段はとても好奇心旺盛で無邪気なかわいい性格をしていますが、気性の激しい一面もあり感情が高ぶると我を忘れて攻撃的な性格へと変貌してしまうのです。

成れ果てではありますが人間的で知能は非常に高く、知らない言語もたちまち理解して話すことができます。

成れ果て村で暮らす成れ果てたちとは異なり成れ果て村に入ることはできず普段は姿を現しませんが、どこにでも行けて滅びることのない命をもっているのが特徴です。

「価値」という独自の概念をもつ成れ果て村でファプタは「価値の化身」とも呼ばれていて、成れ果て村の住人たちは成れ果て村を破壊しようとするファプタを恐れながらも憧れのような特別な感情を抱いています。

ファプタと名付けたのはガブールン

ファプタと名付けたのはガブールンです。

「ファウ」=尊い娘
「アプタ」=不滅
2つの言葉を合わせて「果てぬ姫君」という意味が込められています。

ガブールンとはファプタと行動をともにしている巨大な干渉器のことで、「ショウロウ層の干渉器」を自称していますが詳細は不明です。

もともとは故障して動けない状態のところにファプタと出会い、ファプタに修理に必要な素材を集めてもらいながら言葉や価値についても知識を与えていました。

干渉器にファプタと名付けられその名前を気に入ったファプタは、名前がなかった干渉器にガブールンという名前を付けたのです。

ガブールンという名前は、ファプタの母の言葉で「女王の守護者」を意味しています。

【メイドインアビス】ファプタの正体を解説

ここからは、『メイドインアビス』のファプタの正体について解説していきます!

ファプタの正体はイルミューイの娘

ファプタの正体は、イルミューイという名前の人間の娘です。

イルミューイはこれまでたくさんの赤ちゃんを生んできましたが、その一番末の娘として誕生したのがファプタでした。

本来、成れ果てとは人間がアビスの呪いと呼ばれている深界六層の上昇負荷を受けた時に生じる現象によって人間が成れ果てた姿をいいます。

深界六層の上昇負荷は「人間性の喪失もしくは死」であり、運良く生き残ることができたものは成れ果てに姿を変えてしまうのです。

では人間が成れ果ての娘を生むとはどういうことなのでしょうか?

詳細についても解説していきます。

ファプタの母イルミューイとは?

イルミューイとは、アビスの大穴がある南海ベオルスカの孤島がまだ未開拓だった大昔にその島に住んでいた褐色の肌に銀髪をもつ先住民の少女です。

子供が生めない身体であったために捨てられた悲しい境遇の持ち主で、黄金都市を求めてアビスの大穴があるこの島にたどり着いた決死隊ガンジャの道案内役としてアビスの旅に同行することとなりました。

ガンジャ隊の三賢のひとりであるヴエコとともに過ごす中でヴエコに母性を感じて懐くようになっていきましたが、黄金都市で待ち受けていたのはイルミューイにとって辛く悲しい未来だったことが明かされていきます。

ファプタと成れ果て村の関係

ファプタにとって成れ果て村は母そのものです。

後述していきますが、成れ果て村はファプタの母であるイルミューイが姿を変えてできたものであり、ファプタにとって母を村と化した成れ果て村の住人達は憎むべき存在でした。

イルミューイの憎しみの感情を強く受け継いで誕生したファプタは、母を解放するという目的のために成れ果て村を破壊して村人たちを根絶やしにしようと成れ果て村に攻撃を仕掛けていたのです。

【メイドインアビス】ファプタが母イルミューイから生まれた経緯

ここからは、『メイドインアビス』のファプタが母イルミューイから生まれた経緯について解説していきます!

イルミューイが決死隊ガンジャとともに黄金郷へ

イルミューイは子供が生めずアビスの大穴に捨てられたかわいそうな少女でした。

そんなイルミューイは、アビスの深界にある黄金都市を目指す決死隊ガンジャにこっそりとついてきてしまったのです。

ガンジャ隊のメンバーで三賢のひとりであるベラフはイルミューイの背中に刻まれた「赤子不可能」に刺青に気づき、よく見てみると背中には他にも「大穴に還る 捧げられる」「儀式の子 奈落の子」「月が消える夜 月のない闇」という全部で4つの刺青が彫られていました。

それはイルミューイが子供が生めない身体であるために家族から捨てられたことを意味しており、それを知った三賢のひとりであるヴエコは自分の境遇と近いものをイルミューイ感じます。

すると三賢のひとりであるワズキャンは、正式にイルミューイを道案内としてガンジャ隊に加入させることを決め同行させることにしたのでした。

イルミューイが水もどきに感染

黄金都市「ショウロウ(還らずの都)」にたどり着いたイルミューイを含む決死隊ガンジャでしたが、そこで待ち受けていたのは「水もどき」という水に擬態した謎の生物に感染し発病すると最後には死亡してしまうという絶望でした。

水もどきとは水に擬態した謎の生物のことで、煮沸消毒程度では死なないため飲んだ人間が次々と感染して身体を蝕まれていきます。

ついにイルミューイも水もどきに感染してしまい発症すると、イルミューイと心を通わせていたヴエコがイルミューイを救うための唯一の方法をワズキャンに提案しました。

イルミューイに欲望の揺籃を使用

水もどきに感染したイルミューイを救う唯一の方法とは、願いを叶える卵と呼ばれる遺物「欲望の揺籃」をイルミューイに使用することだったのです。

しかし、欲望の揺籃はどんな願いも叶えられる便利な道具ではありませんでした。

人間の成体(大人)は雑多で複雑であり願いが単純なものではなく、取り込まれた願いが散ると身体が変異して破壊され最後には死亡してしまうため、欲望の揺籃使うなら幼体(子供)が適していることをヴエコたちは干渉器から得た知識で知っていたのです。

そのため幼いイルミューイであれば欲望の揺籃に適合してうまくいくかもしれないと、ヴエコはワズキャンに欲望の揺籃を使用することを提案し、ワズキャンはそれを快諾しました。

欲望の揺籃を使用したイルミューイは元気になったものの、徐々に異形の姿へと変貌していきなぜかウサギのような姿をした赤ちゃんを出産するようになっていったのです。

ちなみにイルミューイが欲望の揺籃に何を願ったのかについては、作中では明らかになっていません。

イルミューイの願いについての考察は、こちら↓の記事をご覧ください!

イルミューイが生んだ赤ちゃんを人間が食べる

イルミューイは次々と赤ちゃんを生んでいき、生き残った決死隊ガンジャはその赤ちゃんを食べるようになります。

イルミューイが生み落とした赤ちゃんは食物を摂取する器官がなく、食べることも飲むこともできずに弱っていき翌日には息を引き取っていきました。

そんな日々が繰り返される中でついにヴエコも水もどきが発症して意識を失ってしまったのです。

その間にワズキャンはイルミューイの赤ちゃんを生きたまま調理してガンジャ隊に振る舞っており、ヴエコもその料理を口にしたことで目を覚ましました。

イルミューイの赤ちゃんには水もどきの症状を緩和する効果があり、しかもそれは死亡した赤ちゃんではなく鮮度の高い生きた赤ちゃんであるほど効果が高いようだったのです。

決死隊ガンジャは生きるためにイルミューイの赤ちゃんを奪い続け、当初は赤ちゃんを奪われることに悲しみ叫び声をあげていたイルミューイでしたが、その地獄のような生活が当たり前になった頃イルミューイは赤ちゃんを奪われても叫ぶことをやめていました。

イルミューイは成れ果て村になる

人としての知性を失いどんどん強大化していったイルミューイは、最後には成れ果て村へと姿を変えます。

ある日突然目覚めたかのように動き出したイルミューイは、アビスの穴の中心にとても近い日のよく当たる場所へと移動していきました。

その場所で原生生物を取り込み始めたイルミューイは、決死隊ガンジャの人間たちをも取り込んで成れ果てへと変えていき自身は「成れ果て村」そのものへと姿を変えていったのです。

イルミューイが成れ果て村となるまでに2つの欲望の揺籃を使用していましたが、ワズキャンが自身に使っていた欲望の揺籃もワズキャンが成れ果てた際に成れ果て村が回収したため、イルミューイは全部で3つの欲望の揺籃の力を得たことになります。

ファプタがイルミューイの最後の娘として生まれる

イルミューイの最後の娘として誕生したのがファプタです。

成れ果て村となったイルミューイでしたが、人間としての知性を失いながらも3つの欲望の揺籃の力を使って2つ目の卵を育てて目的を果たそうとしていました。

イルミューイは言葉も失い叫ぶこともやめてしまっていましたが、本当は全部許せずその感情を閉じ込めていたのです。

イルミューイの感情を全て閉じ込めて成れ果て村の外に最後に生み落とした存在がファプタであり、ファプタは生まれた時から自分が存在する目的として成れ果て村の破壊と母イルミューイの解放、そしてこれまでに人間に殺された兄弟たちの無念をはらすために生きています。

成れ果て村の結末についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!

ファプタの能力や性別についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!

ファプタはその後リコたちの仲間になるのかについての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!

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まとめ

この記事では、『メイドインアビス』のファプタの正体と母イルミューイから生まれた経緯についても解説してきました。

  • ファプタとは成れ果ての姫と呼ばれている特別な成れ果てのこと。
  • ファプタと名付けたのは干渉器のガブールン。
  • ファプタの名前の意味は「ファウ」=尊い、「アプタ」=不滅という2つの言葉を合わせて「果てぬ姫君」。
  • ガブールンと名付けたのはファプタ。
  • ファプタの正体はイルミューイという名前の人間の娘。
  • イルミューイとはかつてアビスの地上で暮らしていた褐色の肌に銀髪をもつ先住民の少女。
  • ファプタにとって成れ果て村は母そのものであり、成れ果て村は欲望の揺籃で変化したイルミューイだった。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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