メイドインアビス層と名前を解説!上昇負荷・アビスの呪いも一覧でまとめ

メイドインアビス

『メイドインアビス』は、アビスの大穴を冒険する探窟家の中でも最高位の探窟家に与えられる称号「白笛」を目指す少女リコの冒険を描いた物語です。

その冒険の中心となるアビスは階層に分かれており、階層ごとに環境が異なるうえに上昇する際にはアビスの呪いと呼ばれる上昇負荷を受けてしまうのですが、そういった謎めいた部分が『メイドインアビス』の作品の面白いところですね。

この記事では、『メイドインアビス』の層と名前を解説して、上昇負荷・アビスの呪いも一覧でまとめていきます!

『メイドインアビス』の詳しい情報はこちら

【メイドインアビス】アビスとは?

まずは『メイドインアビス』のアビスについて解説していきます!

アビスとは巨大な縦穴

アビスとは巨大な縦穴のことです。

アビスは約1,900年前に南海ベオルスカの孤島に発見された大穴で、直径は約1,000m深さは不明で謎に包まれています。

深さが現在でもわかっていない理由は、アビスの大穴に特殊な力場が存在していて地上からの観測が不可能なためです。

そのためアビスの観測は人力で行われていましたが、大穴には原生生物と呼ばれる地上とは異なる生き物が生息しており中には獰猛な危険生物もいるためアビスに挑むこと自体がとても危険でした。

しかしアビスには今の人類では作ることのできない貴重な遺物が存在しているため、危険を顧みずアビスに魅了されて挑む者たちが現れ次第にその者たちは「冒険家」と呼ばれるようになっていったのです。

アビスとオースの街について

アビスの大穴の縁に築かれた街がオースです。

もともとアビスがあった南海ベオルスカの孤島には原住民が暮らしていました。

しかしアビスが発見されて以来、探窟家の拠点として外から来た人々がアビスの縁で生活し始め、拠点は徐々に大きくなりアビスの穴を囲うほどにまで拡大していったのです。

その拠点がオースの原型であり、現在のオースの街は北区、南区、東区、西区、中央区の五地区に分かれてアビスを中心に人々が生活をしています。

『メイドインアビス』の主人公・リコが暮らしていたベルチェロ孤児院があるのは西区で、南区は盗掘者により築かれた岸壁街と呼ばれるスラム街があり建て増しを繰り返した区の半分がアビスにせり出した構造になっているのです。

アビスの層と名前一覧まとめ

ここではアビスの層と名前を一覧でまとめます。

名前地上からの深さ
深界一層アビスの淵0~1,350m
深界二層誘いの森1,350~2,600m
深界三層大断層2,600~7,000m
深界四層巨人の盃7,000~12,000m
深界五層なきがらの海12,000~13,000m
深界六層還らずの都13,000~15,500m
深界七層最果ての渦15,500~ ? m
深界極点奈落の底20,000m以上

アビスには深界七層までの層が存在し、そのさらに深い地上から20,000m以上の地点にアビスの底「奈落の底」があると言われています。

しかしアビスにはアビスの呪いと言われる上昇負荷という症状がアビスから地上に帰還しようとする者を苦しめ、深界六層よりも深い層から帰還をすることは致死的な上昇負荷により帰還が実質不可能とされているのです。

そのため深界六層に降りることはラストダイブ(絶界行)と呼ばれ、深界六層よりも深い層へ行くことを許されているのは探窟家の中でも白笛のみとされています。

そもそも深界六層に降りるには通常、深界五層の前線基地(イドフロント)にある下層に降りるための装置を起動する必要があり、それを起動させることができる唯一道具が白笛であるため、白笛かもしくは下層に降りることを可能とする遺物を所持している者しか深界六層よりも深い層に行くことはできません。

【メイドインアビス】層と名前について解説

ここからは、『メイドインアビス』のアビスの層と名前について解説していきます。

深界一層:アビスの淵

深界一層は「アビスの淵」という名前がついており、地上からの深度0mから1,350mの空間を指しています。

比較的安全で上昇負荷も軽度ですが、その分下層から上がってくる危険な原生生物もいて深界一層とはいえ危険です。

探窟家の中でも見習いの赤笛でも探窟が可能ですが見つかる遺物は少なく価値の低いものがほとんどで、およそ2,000年前のものとされる合掌をした白骨死体「お祈りガイコツ」が数多く埋葬されています。

深度50mから580m間には瀑布式のゴンドラが建設されていて探窟家はそのゴンドラを使用することも可能で、深界二層との境界付近には4,000年以上前に造られ昔は上昇気流を捕らえるために使用されていた風乗りの風車があり、それを超えることが深界二層に入る目印になっているのです。

深界二層:誘いの森

深界二層は「誘いの森」という名前がついており、地上からの深度1,350mから2,600mの空間を指しています。

あたりは森林で覆われて大きな葉をもつ植物が生い茂り緑の匂いも濃くなりますが、葉が邪魔をして視界が悪く方向を見失ってしまう可能性が高くなるため、アビスの植物に関する知識が必要です。

深界二層の最下部には木々が逆さまから生える「逆さ森」と呼ばれる場所があり、気流が非常に強く不安定なため滝まで上に向かって流れています。

その先のアビスの端へと進んでいくと深界二層の最終地点には監視基地(シーカーキャンプ)が設けられ、探窟家の中継地点となっているのです。

深界三層:大断層

深界三層は「大断層」という名前がついており、地上からの深度2,600mから7,000mの空間を指しています。

ほぼ垂直に真っ直ぐな縦穴が貫いたような形状で断崖絶壁になっていて、危険な原生生物の住処となっているためそこを直接下降することはかなり危険です。

しかし断崖絶壁となっているアビスの穴の壁には子供であれば通れる程度の小さな横穴があり、その横には比較的おとなしい生き物が生息しているため、その横穴を上手に利用して下りていくことができれば深界四層までたどりつけます。

深界四層:巨人の盃

深界四層は「巨人の盃」という名前がついており、地上からの深度7,000mから12,000mの空間を指しています。

ダイラカズラという800mを超える巨大な盃のような形をした植物が群生していて、ダイラカズラが出すお湯のように温かい体液によって一体は非常に湿気っていて、この湯気と力場の光が混ざることで景色が青みがかっているのが特徴です。

ダイラカズラの盃のような形をした部分は捕食器で、2,000年ごとに枯れてしまうのだそう。

アビスの穴の中心部からは離れた力場の非常に薄い場所にはナナチのアジトがあり、その場所にはナナチとミーティが暮らしていました。

深界五層:なきがらの海

深界五層は「なきがらの海」という名前がついており、地上からの深度12,000mから13,000mの空間を指しています。

この場所まで行くことができるのは探窟家の中でも白笛のみとされていましたが、現在は白笛のひとりであるボンドルドの提案によって許可が下りれば黒笛も深界五層の最下部にある前線基地(イドフロント)への立ち入りが可能です。

この場所が人間として地上へ生還可能な深度の限界であり、実際にこの場所を訪れて地上へ帰還した探窟家は数えるほどしかいないとされています。

なきがらの海ではアビスの大穴全体が水で覆われていて底にある粘度の高い水が上部の水を支えている構造のため、通常の人間が底を潜ってさらに深部へ進むのはほぼ不可能であり、白笛であれば深界六層へ下降するための装置を起動して降りることができるのです。

深界六層:還らずの都

深界六層は「還らずの都」という名前がついており、地上からの深度13,000mから15,500mの空間を指しています。

深界六層に降りることはラストダイブ(絶界行)と呼ばれ、深界六層よりも深い層から帰還をすることは致死的な上昇負荷により帰還が実質不可能で実際に帰還した探窟家はいないため、詳細については不明です。

黄金郷とも呼ばれるこの場所には、上昇負荷によって人間性を喪失した異形の姿へと変化した「成れ果て」(なれはて)が暮らす成れ果ての村(イルぶる)が存在し、「価値」と呼ばれる独自の概念によって住人同士が価値をやりとりすることで物を売買するなど価値は生活の一部になっています。

深界七層:最果ての渦

深界七層は「最果ての渦」という名前がついており、地上からの深度15,500m以上の空間を指しています。

深界七層の最深部が何mなのかは未だに不明なままで、何もかもが明らかになっていません。

白笛による「リング状の謎の光」の目撃が報告されていることをオーゼンが話していましたが、その詳細についても漫画原作10巻まででは不明となっています。

深界極点:奈落の底

深界極点は「奈落の底」という名前がついており、地上からの深度20,000m以上の空間を指しています。

こちらも深界七層と同じく詳細は不明ですが、リコはこの場所にライザが居て待っていると考えているためアビスの冒険を続けているのです。

【メイドインアビス】上昇負荷・アビスの呪いについて

ここからは、『メイドインアビス』の上昇負荷・アビスの呪いについて解説していきます!

上昇負荷・アビスの呪いとは?

上昇負荷とは、アビス下層からの上昇や地上への帰還の際に生じる症状のことをいいます。

上昇負荷が起こる原因の詳細は不明で、まるで深く入り込んだものを還さないようにしている様から上昇負荷のことを「アビスの呪い」と呼ぶのが一般化しているのです。

アビスの呪いの正体についてはナナチいわく、ふわふわで何重にも重なったベールのようなものを上昇して突き抜けた際に起こる現象で、通常の人間はそのベールのようなものは見ることも触れることもできません。

触れることのできないそのベールのようなものは力場で、息をしただけで流れができさらには人間の感情にも影響をうけて変化し10m程度アビスを上昇しベールを突き抜けた時に上昇負荷が発生する仕組みなため、アビスの中では坂や階段をことは命に直結していて帰還も容易ではないのです。

上昇負荷・アビスの呪いを一覧まとめ

受ける上昇負荷はアビスの階層ごとに異なり、深層からの上昇ほど現れる症状も強くなります。

階層ごとの上昇負荷アビスの呪いの症状
深界一層一層から地上へ出る時の負荷軽いめまいと吐き気
深界二層二層から一層へ上昇した時の負荷重い吐き気、頭痛、末端のしびれ
深界三層三層から二層へ上昇した時の負荷平衡感覚の以上、幻覚、幻聴
深界四層四層から三層へ上昇した時の負荷全身に激痛、穴という穴から流血
深界五層五層から四層へ上昇した時の負荷全感覚の喪失、意識混濁、自傷行為
深界六層六層から五層へ上昇した時の負荷人間性の喪失もしくは死
深界七層七層から六層へ上昇した時の負荷確実な死

深界六層よりも深い層から帰還をすることは、致死的な上昇負荷により帰還が実質不可能とされています。

人間性の喪失とは人格を失い人間の姿も失って「成れ果て」となることで、1度成れ果てになった人間は元の姿に戻ることはできません。

そのため深界六層に降りて戻る際に待ち受けているのは成れ果てになることか死亡のどちからであるため、地上へ帰還することはできないのです。

上昇負荷(アビスの呪い)の正体についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!

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まとめ

この記事では、『メイドインアビス』の層と名前を解説して、上昇負荷・アビスの呪いも一覧でまとめてきました。

  • アビスとは謎に包まれた巨大な縦穴のこと。
  • アビスの縁にあるオースの街はアビスに挑む探窟家の拠点が大穴を囲うほどに拡大していって街になった。
  • アビスには深界一層から深界七層とその下にあるアビスの底の深界極点と呼ばれる階層が存在している。
  • 深界六層よりも深層からの帰還はアビスの呪いと呼ばれる上昇負荷の影響で実質不可能であるため詳細はほとんどわかっていない。
  • アビスの階層にはそれぞれ名前がついていて環境や生態系が異なる。
  • 上昇負荷とはアビス下層からの上昇や地上への帰還の際に生じる症状のことで、その症状は階層ごとに異なり深層からの上昇ほど現れる症状も強い。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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