2020(令和2)年度後期放送のNHK連続テレビ小説「朝ドラ・おちょやん」のオープニングはアニメーションで構成されていて、かわいらしい動物をモチーフにしたキャラクターやカラフルでポップなイラストはとても目をひきますよね。
とてもかわいらしいオープニング絵なだけに「このイラストを書いているのはいったい誰なんだろう?」と思った方も多かったのではないでしょうか。
そこで今回は、おちょやんオープニング絵のイラストレーターは誰なのか、タイトルバックを担当した切り絵師と映像作家についてもまとめていきます!
おちょやんのオープニングの絵(イラスト)とは?
おちょやんのオープニングは秦基博(はたもとひろ)さんの主題歌「泣き笑いのエピソード」にのせて、カラフルでポップな絵でおちょやんの世界観を彩るアニメーションで構成されています。
アニメーションでは、最初に主人公の竹井千代の父親である竹井テルヲをイメージした雄鶏のキャラクターが落とした卵から、千代をイメージした猫の女の子が生まれるところから始まります。
テルヲが雄鶏なのに千代はその子供のひよこではなくなぜ猫の女の子なのかというと、ひよこだと連続テレビ小説「まんぷく」のインスタントラーメンのひよこのようになってしまうということと、娘を猫にすることで父と娘の話の通じない感じも出ていいという理由があったそうです。
オープニングではモノクロだった世界ですが、猫の女の子が船に乗って旅に出ると世界が水色に色づき始め、色は徐々に濃くなってカラフルに変化していき世界がどんどん明るくなっていく様子を感じることができます。
この世界の色が変化していく様子は、ダメな父親のもとで学校にも通うことができずに家業の養鶏と弟の世話をしながら細々と暮らしていた千代が道頓堀にある芝居茶屋に奉公に出され、今までとは全く違う場所と暮らしの中で様々なことを知り、学び、刺激を受けて千代自身が感じる世界が変わっていったことをイメージさせるような映像です。
猫の女の子は初めて見る活気ある街の様子や賑わいに目を奪われたり、見慣れないものに驚いたりしますが、勇気を出してその世界に飛び込むと華やかな世界と様々な人々に出会うことができるのでした。
この世界はおちょやんの舞台である大阪をイメージして描かれているので、昔の大阪文化の写真やポスターをちょっとずつぼかしながら入れてある部分や細かいところに小さなキャラクターが描かれている部分があり、それを探しながら観るという楽しみ方もあるそうです。
最後には舞台の幕の中に潜った猫の女の子ですが、幕が上がると後ろ向きだった千代(杉咲花)が笑顔で振り向いてドラマの本編が始まります。
オープニングのアニメーションでは、この猫の女の子とカラフルな世界観を描いた元気な絵と明るい気持ちになれるような雰囲気から、朝ドラらしさも感じることができるのではないでしょうか。
おちょやんオープニングの絵のイラストレーターは犬ん子!
おちょやんでオープニング絵を書いたのは、イラストレーターの犬ん子さんです。
ここからは、犬ん子さんのプロフィールとその他作品についてみていきましょう!
イラストレーター・犬ん子(いぬんこ)のプロフィール
犬ん子さんの詳しいプロフィールは、残念ながら公表されていないようです。
名前:犬ん子(いぬんこ)
生年月日:ー
血液型:ー
職業:イラストレーター、絵描き
出身地:東大阪市
京都嵯峨美術短期大学を卒業し、現在は東京都杉並区在住の犬ん子さん。
自身が影響を受けた浮世絵や大津絵、引札などの日本の大衆絵画における滑稽と哀愁などを現代の感覚で描きつないでいきたいと精進されているのだそうです。
現在はテレビ番組のイラスト担当や、雑誌や雑貨、CM広告など幅広く活躍していて、絵本も手がけています。
夫は、切り絵似顔絵師のチャンキー松本さんです。
イラストレーター・犬ん子(いぬんこ)のその他作品
犬ん子さんのイラストを今まで拝見したことがないと思っていましたが、NHK・Eテレ「シャキーン!」は何度か観たことがあり、ポップでカラフルな世界観は犬んこさんらしさを感じますね。
おちょやんオープニング絵を共に手がけたのはチャンキー松本!
おちょやんのオープニング絵を犬ん子さんと共に手がけたのは、切り絵似顔絵師のチャンキー松本(まつもと)さんです。
ここからは、チャンキー松本さんのプロフィールとその他作品についてみていきましょう!
切り絵似顔絵師・チャンキー松本のプロフィール
名前:チャンキー松本
生年月日:1967(昭和42)年3月
血液型:ー
職業:切り絵似顔絵師、貼り絵作家、絵本作家、パフォーマー、音頭歌手
出身地:香川県
イラストレーターや音楽家として大阪で活動していたチャンキー松本さんは、2011(平成23)年に東京へ移住します。
紙とハサミを使って人の正面の顔を即興で切り描く「切り絵芸」を寄席でしていました。
2013(平成25)年には絵本作家としてデビューし、翌年2014(平成26)年には鳥取県の伝統的な和紙を使った貼り絵を制作するなど様々な分野で活躍します。
その後2018(平成30)年に初の貼り絵絵本を発表した後、現在はテレビ番組の切り絵コーナーを担当するなど幅広く活動する人物で、妻はイラストレーターの犬ん子さんです。
切り絵似顔絵師・チャンキー松本のその他作品
チャンキー松本さんはとても幅広く活躍されていて、NHK・Eテレでのテレビ出演数が多いことから子供からも親しまれる人物だといえそうです。
おちょやんオープニング絵のアニメーション化は谷本雅洋!
おちょやんでオープニング絵をアニメーション化したのは、映像作家の谷本雅洋(たにもとまさひろ)さんです。
ここからは、谷本雅洋さんのプロフィールとその他作品についてみていきましょう!
映像作家・谷本雅洋(たにもとまさひろ)のプロフィール
谷本雅洋さんの詳しいプロフィールは、残念ながら公表されていないようです。
名前:谷本雅洋(たにもとまさひろ)
生年月日:ー
血液型:ー
職業:映像作家、アニメーション作家、CG作家
出身地:島根県
映像インスタレーション作品制作、ディスプレイ会社、映像制作・VJチームへの参加を経て、2000(平成12)年にmerbil(マービル)を設立。
merbil(マービル)設立後は、PV、TV、Short Movie、空間演出映像、CMなど映像を中心とした幅広い制作活動を行っています。
イラストレーターの犬ん子さんと切り絵似顔絵師のチャンキー松本さんと共に、NHK・Eテレ「シャキーン!」のオープニング映像などでも活躍している映像作家さんです。
映像作家・谷本雅洋(たにもとまさひろ)のその他作品
谷本雅洋さんは、過去にもイラストレーターの犬ん子さんやチャンキー松本さんと共に作品を手がけています。
まとめ
朝ドラおちょやんのオープニング絵はかわいらしいイラストを書くイラストレーターの犬ん子さんが書き、切り絵似顔絵師のチャンキー松本さん、谷本雅洋さんの3人で手がけたアニメーションだということがわかりました。
何度観ても飽きないおちょやんのオープニングアニメーションの中には、たくさんのキャラクターが登場しますのでじっくり観て楽しむのも良さそうですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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