11月30日(月)からNHKの連続テレビ小説【朝ドラ・おちょやん】の放送が開始されました。
第1週では主人公の竹井千代(たけいちよ)と千代の父親の竹井テルヲ(たけいてるを)、千代の弟の竹井ヨシヲ(たけいよしを)の家族の話から始まり、テルヲのダメな父親ぶりには呆れた方も多かったのではないでしょうか。
そこで今回は、朝ドラおちょやんで千代の父親役は誰なのか、テルヲのモデル人物や俳優・トータス松本について、演技力やみんなの評価、出演作品もまとめていきます!
おちょやん・千代の父親とはどんな人物か?
竹井テルヲは、おちょやんの主人公である竹井千代の父親です。
テルヲには娘の千代と息子のヨシヲの2人の子供がいますが、妻は子供たちが幼い頃に亡くなってしまったため大阪の南河内の小さい村で三人暮らしをしていました。
竹井家は養鶏をして細々と暮らしていますが、父親であるテルヲは鶏の世話や家事もせず娘の千代にすべてまかせて飲んだくれているダメな父親です。
卵を産めなくなった鶏を売ってくるよう千代に言われ街まで出かけた際には、10日経っても自宅に帰らず千代とヨシヲを困らせることもありました。
ようやく帰ってきたかと思うと、栗子という家事も鶏の世話も弟の面倒もみない新しいお母さんを連れてくるという、千代にとってはトラブルメーカー的な存在です。
千代と新しい母親は次第に対立し、新しい母親の提案により千代は9歳で道頓堀の芝居茶屋「岡安」に女中奉公に出されてしまうのでした。
おちょやんで千代の父親・竹井テルヲのモデル人物は誰?
千代の父親・竹井テルヲのモデル人物は南口卯太郎さんです。
おちょやんの主人公である竹井千代のモデル人物は、浪花千栄子さん(本名:南口キクノ)という昭和初期から中期に活動していた日本の女優で、千代の父親である竹井テルヲのモデル人物は浪花千栄子さんの父親ということになりますね。
南口卯太郎さんは、大阪府南河内郡大伴村大字板持(現:富田林市東坂持町)で養鶏業を営んでいました。
鶏の行商で生計を立てていたものの生活は非常に貧しかったようですが、旧家の娘であるキクさんと恋愛の末キクさんの親戚から反対されながらも結婚します。
1907(明治40)年に浪花千栄子さんが誕生し、その後3歳下の長男も誕生しますが母親のキクさんは浪花千栄子さんが5歳の時に亡くなりました。
南口卯太郎さんは自分が行商に出ている間、浪花千栄子さんを小学校に行かせずに長男の面倒をみせていたそうです。
後妻となったのは飲み屋で仲居をしていた女性で、小学校に通うようになった浪花千栄子さんの授業料を出さなかったり度々家出をするような人でした。
何度目かの家出のときには浪花千栄子さんと長男とは暮らしたくないと言ったため子供たちは前妻の母に預けられ、困った前妻の母は浪花千栄子さんが8歳の時に大阪の道頓堀の仕出し弁当屋に女中奉公に出したのです。
しばらく経ってから浪花千栄子さんの奉公先を知った南口卯太郎さんは浪花千栄子さんにお金をせびったり、別な奉公先へ行かせて前払いさせたお給金を搾取したりと、とんでもない父親だったようですね。
おちょやん・千代の父親役はトータス松本!
おちょやんで千代の父親役を演じるのは、俳優でミュージシャンのトータス松本さんです。
ここからは、トータス松本さんのプロフィールと演技力や評価についてみていきましょう!
千代の父親役・トータス松本のプロフィール
名前:トータス松本
本名:松本敦(まつもとあつし)
生年月日:1966(昭和41)年12月28日
血液型:A型
職業:俳優、ミュージシャン
出身地:兵庫県
所属事務所:タイスケ
トータス松本さんは、ロックバンド・ウルフルズのボーカリストであることで有名な人物です。
大阪デザイナー専門学校を卒業し、大の亀好きであることから芸名に「トータス(tortoise)」をつけてウルフルズとしてバンド活動をしています。
また、バンド活動以外に俳優としても活動しているため音楽をあまり知らない方でもトータス松本さんを知っている方は多いのではないでしょうか。
トータス松本さんはNHKの朝ドラ(連続テレビ小説)の出演は今回の「おちょやん」が初出演ですが、過去にはNHKの大河ドラマ「龍馬伝」や「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演しています。
俳優・トータス松本の演技力
1988(昭和63)年に結成した日本のロックバンド「ウルフルズ」のボーカルとして活動していたトータス松本さん。
ベーシストの脱退、復帰など紆余曲折を経てようやく勢いを取り戻したウルフルズでしたが、波に乗ることができずにトータス松本さんが煮詰まりを感じていたのが2005(平成17)年頃のことだったそうです。
そんな時に観ていた黒澤明監督の映画に影響を受けて、俳優になることに意欲をみせ始めました。
俳優になりたい思いをテレビの音楽番組の共演者や女優さんなどに打ち明けると、そのメンバーにいた奥田民生さんに大説教され思い留まることになります。
奥田民生さんに大説教をされるよりも前に出演した作品でトータス松本さんのデビュー作だった「涙をふいて」やトータス松本さんの初主演ドラマ「ギンザの恋」では俳優として普通の評価しか得ることができませんでした。
しかし、2010(平成22)年に出演したNHKの大河ドラマ「龍馬伝」のジョン万次郎役のあたりからは、俳優としてのトータス松本さんの演技力が評価されるようになっていきます。
普段は関西弁のトータス松本さんが標準語を危なげなく話すという演技力の高さは、2019(令和元)年のNHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で発揮されていました。
舞台が大阪の朝ドラ「おちょやん」でトータス松本さんが演じる竹井テルヲでは、自然に近いトータス松本さんの演技を観ることができるのではないでしょうか。
俳優・トータス松本のみんなの評価
ここからは、トータス松本さんがどのように評価をされているのかをまとめていきます。
おちょやんでは誰が見てもダメな父親だと感じさせる演技ですよね。 こんなふうに感じさせるのは演技力の高さからではないでしょうか。
ダメな父親なんだけれど、笑顔で明るくなぜか憎めないキャラクターに感じるのも演じているのがトータス松本さんだからかもしれません。
単純に演技が上手と評価する声もありました!
トータス松本さんのダメな父親の演技に引き込まれて、父親テルヲに苛立ちを感じている方がとても多いようです。
ダメな父親を演じる演技力の高さから、トータス松本さん自身を嫌いになりそうという方もいらっしゃいました。
おちょやんで千代の父親役を演じたトータス松本のその他出演作品
テレビドラマの出演数は多いとはいえないものの、CMにも出演していることから俳優としての認知度が高いといえそうですね。
まとめ
朝ドラ・おちょやんで主人公である千代の父親、竹井テルヲを演じるトータス松本さんについてまとめました。
ダメな父親ながらもなんとも憎めないテルヲのキャラクターは、トータス松本さんの演技力の高さによるものだと感じます。
これからも主人公千代と父親テルヲがどのような物語を紡いでいくのか、とても楽しみですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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