主人公・鈴木入間(すずきいるま)に家系能力の幻燈(トラウマ)で幻覚を見せ、地下へと落下させたオロバス・ココ。
その傍らにいたのがオロバスを「オロバス様」と呼び慕うオチョでしたが、このオチョの正体は一体何者なのでしょうか?
この記事では、『魔入りました!入間くん』のオチョの正体と目的、オロバスココとの関係についても解説していきます!
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【魔入りました!入間くん】オチョとは?
まずは、『魔入りました!入間くん』のオチョというキャラクターについて解説していきます!
オチョの基本情報
オチョとは、お歯黒が特徴的な男性悪魔です。
とても小柄でオロバスのことを「オロバス様」と呼び慕っている様子で、悪魔学校バビルス1年生の最終実技試験である収穫祭ではずっとオロバスの側をついてまわっていました。
収穫祭ではオロバスを優勝させるために行動していたように見えましたが、オチョが能力や魔術を使うシーンは登場しておらず謎に包まれたキャラクターだといえます。
オチョの能力
オチョの能力は記憶操作です。
オチョは記憶操作の能力によって他者の記憶をいじって自分の存在を受け入れさせたり、自分に関する記憶を消すことも可能なようです。
この能力によって、オチョはオロバスと行動をともにすることを可能にしていたのでした。
【まいりました入間くん】オチョの正体を解説
ここからは、『魔入りました!入間くん』のオチョの正体と目的について解説していきます!
オチョの正体はバールの手先
オチョの正体はバールの手先です。
オチョの正体については『魔入りました!入間くん』の漫画原作16巻142話で明らかになりました。
バールとは13冠のひとりであり雷皇の異名をもつ大柄な男性悪魔で、今の魔界に不満を抱きかつてのような混沌とした魔界を取り戻そうと裏で魔界秩序の崩壊を狙っているのです。
オチョはそのバールの命令によって悪魔学校バビルスの収穫祭に潜入していた侵入者であり、悪魔学校バビルスの生徒ではありません。
オチョが収穫祭に潜入した目的
オチョが収穫祭に潜入した目的は、元祖返りの傾向が強い悪魔のデータを得ることです。
そのためにオチョは認識を阻害する最高位の隠密魔術をかけてもらったうえで、悪魔学校バビルスの収穫祭に潜入していたのでした。
元祖返り(がんそがえり)とは、常時悪周期のような悪魔的衝動が抑えられなくなった状態をいい、破壊や他人が苦しむことに強い快感を覚えるため魔界でも元祖返りの悪魔は危険視されています。
しかしバールは自身の目的を果たすために、元祖返りを集めることを計画しているようです。
オチョは2番信仰
オチョは自称2番信仰の悪魔です。
2番信仰とは何よりも2番であることに喜びを感じ、自ら2番になることを望み信仰することを言います。
収穫祭においてはオロバスに力を貸して優勝へと導くことでオロバスを偽りの1番に作り上げ、オチョはその偽りの1番を支えるということを楽しみ、そして喜びを感じていたのでした。
魔界では2番信仰というもの自体は知られていますが、実際に2番信仰として登場しているのは漫画原作28巻までではオチョだけということもあり、かなり歪んだ性格の持ち主であることが伺えます。
【まいりました入間くん】オチョとオロバスココとの関係は?
ここからは、『魔入りました!入間くん』のオチョとオロバスココとの関係について解説していきます!
オチョとオロバスは主従関係ではない
オチョとオロバスは主従関係ではありません。
収穫祭ではかなり親しい間柄のように見えていたオチョとオロバスでしたが、オチョは自身の持つ能力でオロバスの記憶をいじり偽りの関係性を作り上げていたのです。
前述していますがそもそもオチョは悪魔学校バビルスの生徒ではないので、オロバスの方もオチョとは何の繋がりもありませんでした。
オチョはオロバスを操っていた
オチョは記憶操作の能力によってオロバスを操っていたのです。
オロバスは入試では実技も筆記も2位、入学後もあらゆる試験で2位で1番「2位」な1年生として有名でしたが、オロバスは1位が取れないことに強いコンプレックスを感じていました。
さらに実技試験でいつも1位なのはアスモデウス・アリス、筆記試験でいつも1位なのはアロケル・シュナイダーでどちらもアブノーマルクラスということによって、アブノーマルクラスに敵対心も抱いていたのです。
そんなオロバスの感情と家系能力・幻燈(トラウマ)に目をつけたオチョは、バールからの命令された目的を果たすと同時に自分の2番信仰の愉悦に浸るためにオロバスを操り利用していたのでした。
オチョは最後にオロバスの記憶を消した?
オチョは収穫祭終了時にオロバスから自分に関する記憶を消したものと考えられます。
作中ではオチョがオロバスから記憶を消すシーンは描かれていませんでしたが、オチョの能力が記憶操作であることから記憶を消すことは当然可能でしょう。
そのため最初に収穫祭の優勝者として発表されたオロバスは、これまで夢にまで見た優勝を掴み取ったにもかかわらずなぜか納得することができずに、本当にこれでいいのかと自問自答していました。
この時すでにオロバスはオチョから記憶を消されていたため、本来の真面目な性格も合わさって自分の力で手に入れていない優勝を喜ぶことはできなかったのだと思います。
そしてオロバスは収穫祭終了時にはオチョに関することはすっかり忘れてしまっているようです。
まとめ
この記事では、『魔入りました!入間くん』のオチョの正体と目的、オロバスココとの関係についても解説してきました。
- オチョの正体は13冠のひとりであるバールの手先。
- オチョの目的は元祖返りの傾向が強い悪魔のデータを得ること。
- オチョは自称2番信仰の悪魔でオロバスとの関係性にも2番信仰の喜びを感じていた。
- オチョとオロバスは主従関係ではなく、オチョの記憶操作の能力によってオロバスを操り利用していた。
- オチョは収穫祭終了時にオロバスから自分に関する記憶を消し、オロバスもオチョのことは忘れてしまっている様子。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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