戦国時代に似た日ノ本(ひのもと)という世界を舞台に描かれている大高忍先生による少年漫画『オリエント』。
『オリエント』で主人公・武蔵(むさし)達の敵として登場する黒曜石の8人には、元ネタと名前の由来となっているものがあるようです。
この記事では、『オリエント』で黒曜石の8人の元ネタと名前の由来を解説しモデル人物についてもまとめていきます!
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【オリエント】黒曜石の八人について
ここからは、黒曜石の8人(こくようせきのはちにん)についてまとめていきます!
黒曜石の8人の基本情報
黒曜石の8人とは、左胸に黒曜石を宿した8人の人間で武蔵を含む武士の敵として登場します。
体内の黒曜石を通じて複数人で会話をすることができ、全員名前に一から八までの漢数字と「犬」の文字が入っているのが特徴です。
8人全員が同じ首輪を付けている黒曜石の8人ですが、その理由や黒曜石が左胸にある経緯について原作漫画第122話まででは明らかになっていません。
黒曜石の8人は血の繋がりはないもののお互いを兄弟と呼びあい、同じ城で暮らしているようです。
黒曜石の8人は100年の永きに渡り鬼神と戦う武士を攻撃し続けている武士で、本来鬼と戦うための鬼鉄刀(きてつとう)を所持し刀気を使って様々な能力や技を使います。
黒曜石の8人のメンバー一覧
黒曜石の8人のメンバーを一覧でまとめていきます。
黒曜石の8人 |
犬塚一眞佐(いぬづかかずまさ) |
犬江藍二郎(いぬえあいじろう) |
犬村三喜人(いぬむらみきと) |
犬飼四郎(いぬかいしろう) |
犬山五万理(いぬやまいまり) |
犬川清六(いぬかわせいろく) |
犬坂七緒(いぬさかななお) |
犬田八咫郎(いぬだやたろう) |
【オリエント】黒曜石の8人メンバー一覧
【オリエント】黒曜石の8人の元ネタと名前の由来は?
ここからは、黒曜石の8人の元ネタと名前の由来について解説していきます!
黒曜石の8人の元ネタは南総里見八犬伝
黒曜石の8人の元ネタは、南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)だと考えられます。
南総里見八犬伝は、江戸時代後期に曲亭馬琴(きょくていばきん)という名前の読本作者が著作した日本文学史上最大98巻106冊という長編小説のことです。
黒曜石の8人の名前の由来は八犬士
黒曜石の8人の名前は、八犬士(はっけんし)が由来となっているようです。
それぞれの名前に「8(八)」が入っている部分が共通していることから、メンバーが8人で構成されていることが推測することができますね。
八犬士とは南総里見八犬伝の物語を主導する8人の青年達のことで、それぞれが牡丹の形の痣を身体のどこかに持ち仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字のある数珠の玉を持っています。
黒曜石の8人と同様に、八犬士も8名のメンバーで構成されているんですね。
黒曜石の8人と八犬士の共通点
黒曜石の8人と八犬士の共通点は、どちらもメンバー全員が「犬」の字を含む名字を持っているという部分です。
実際に調べてみると、黒曜石の8人と八犬士のすべてのメンバーの名字が一致していました。
【オリエント】黒曜石の8人のモデル人物を解説
ここからは、黒曜石の8人のモデル人物を一覧で解説していきます!
犬塚一眞佐のモデル:犬塚信乃
犬塚一眞佐のモデル人物は、犬塚信乃(いぬづかしの)です。
孝の珠を持ち左腕に牡丹の痣がある人物で、八犬士の中でも読者の前に最初に姿を現す犬士で生い立ちが詳しくかかれていることから、犬塚信乃は八犬伝前半の主役と言える人物です。
第122話までで、犬塚一眞佐と犬塚信乃に名字以外の共通点はどちらもメンバーの中では中心的存在というところでしょうか。
犬江藍二郎のモデル:犬江親兵衛
犬江藍二郎のモデル人物は、犬江親兵衛(いぬえしんべえ)です。
仁の珠を持ち脇腹に牡丹の痣がある人物で、八犬士の中では最年少であり物語後半の主役といえますが、完璧なまでのヒーローであるため自分のことを「八犬士の随一」と称するなど高飛車な発言が目立っていました。
第122話までで、犬江藍二郎と犬江親兵衛に名字以外の共通点はありません。
犬村三喜人のモデル:犬村大角
犬村三喜人のモデル人物は、犬村大角(いぬむらだいかく)です。
礼の珠を持ち左胸に牡丹の痣がある人物で、八犬士の中でも最後に登場する犬士で古今の書物に関する知識を持っています。
第122話までで、犬村三喜人と犬村大角に名字以外の共通点はありません。
犬飼四郎のモデル:犬飼現八
犬飼四郎のモデル人物は、犬飼現八(いぬかいげんぱち)です。
信の珠を持ち右の頬先に牡丹の痣がある人物で、武術の達人に師事し犯人の逮捕の名人として名を馳せていました。
第122話までで、犬飼四郎と犬飼現八に名字以外の共通点はありません。
犬山五万理のモデル:犬山道節
犬山五万理のモデル人物は、犬山道節(いぬやまどうせつ)です。
忠の珠を持ち左肩に牡丹の痣がある人物で、父の妾に毒殺されたものの墓の中で蘇生したというホラーな経歴があります。
第122話までで、犬山五万理と犬山道節に名字以外の共通点はありません。
犬川清六のモデル:犬川荘助
犬川清六のモデル人物は、犬川荘助(いぬかわそうすけ)です。
義の珠を持ち背中に牡丹の痣がある人物で、八犬士随一の苦労人とされています。
第122話までで、犬川清六と犬川荘助に名字以外の共通点はありません。
犬坂七緒のモデル:犬坂毛野
犬坂七緒のモデル人物は、犬坂毛野(いぬさかけの)です。
智の珠を持ち右肘から二の腕に牡丹の痣がある人物で、女装で育てられていたうえに女性とも見間違えるほどの美貌の持ち主であったため、実際は男性ですが女性と勘違いされていました。
第122話までで、犬坂七緒と犬坂毛野に名字以外の共通点はありません。
犬田八咫郎のモデル:犬田小文吾
犬田八咫郎のモデル人物は、犬田小文吾(いぬたこぶんご)です。
悌の珠を持ち尻に牡丹の痣がある人物で、巨漢であり相撲を得意としていました。
犬田八咫郎と犬田小文吾の共通点は、どちらも巨漢であるという部分ですね。
まとめ
『オリエント』で黒曜石の8人の元ネタと名前の由来を解説しモデル人物についてまとめてきました。
- 黒曜石の8人の元ネタは南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)だと考えられる。
- 黒曜石の8人の名前は八犬士(はっけんし)が由来。
- 黒曜石の8人と八犬士の共通点はどちらもメンバー全員が「犬」の字を含む名字を持っていること。
- 黒曜石の8人と八犬士のすべてのメンバーの名字が一致している。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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