思い出のマーニー・信子が太っちょ豚と言われた理由とは?カッターのくだりは嘘?

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思い出のマーニーには、アンナが療養のために行った親戚のお宅の地元に住む少女の信子が登場します。

信子はとても面倒見が良く地元では子ども達の中でリーダーシップをとっている存在です。

地元の子どもではないアンナ(杏奈)にも親しく声をかける姿が、とても好印象な少女でもありますね。

この信子がアンナに「太っちょ豚」と言われるシーンでは、言葉を失うほどの衝撃を受けたという方もいたのではないでしょうか。

そこで今回は、思い出のマーニーで信子がアンナに「太っちょ豚」と言われた理由についてと、その後に信子の母親が話していた「カッターをちらつかせた」というくだりについてまとめていきます。

思い出のマーニー・信子のプロフィールや人柄とアンナとの関係

信子は地元の子供で、アンナはよそから来た子供ということもあり、最初から知り合いだったわけではないふたりです。

そんなふたりが知り合うことになったきっかけとは何だったのでしょうか。

そこには信子とアンナの年齡が近いことや、まるで大人のような対応をする信子の人柄が関係していました。

ここからは信子について深堀りし、アンナとの関係はどういったものだったのかについてみていきましょう。

思い出のマーニー・まるで大人!信子のプロフィールや人柄

まずは信子のプロフィールをまとめています。

信子のプロフィール

名前:角屋 信子(かどや のぶこ)
年齡:13歳
特徴:ぽっちゃり体型
性格:学校では委員長を務める、子ども達の中ではリーダー的存在、面倒見がいい

年齡はアンナの1つ年上で13歳です。

学校では委員長を務めているだけあって、湿地でのゴミ拾いでも先生の隣に立ちリーダーシップを発揮しています。

とても真面目な性格で、男子が先生の指示に従わないことを許しません。

女友達からの人望も厚いようで、塾からの帰りや七夕まつりの時も女友達と仲良くしている様子が見受けられますね。

七夕まつりでは女友達も一緒にアンナを交えて行動し積極的に話しかけたりと、とても社交的で姉御肌なところも好感がもてます。

ただ、七夕まつりでアンナが短冊を持っているシーンでは、信子はアンナの短冊を勝手に取って読み上げてその意味をアンナに質問したりと、少しやり過ぎな部分があるのが唯一子どもらしさを感じられるところかもしれません。

思い出のマーニー・信子とアンナの関係は?

信子とアンナが最初にお互いの存在に気がついたのは、アンナが療養先の親戚のお宅に到着してから書いた葉書ををポストに出しに行ったときです。

アンナは知らない子(信子)が自分と同じ方向に向かってきたことに気づき、すぐにその場を離れましたが、信子はアンナの後ろ姿を見つけ「だーれ?あのこ?」と不思議そうにしていました。

信子とアンナが出会うきっかけとなったのは、信子の母(角屋さん)が自分にはアンナより1つ年上の娘(信子)が居ることからアンナに会いたがっているとアンナは親戚のおばさんから聞き、実際に家まで会いに行ったことです。

そこで信子の母に、明日の七夕まつりに信子と一緒に行ったら良いと提案され、アンナは戸惑いますが断りきれずに信子と一緒に七夕まつりに浴衣を着ていくことになりました。

七夕まつりでは信子がアンナに積極的に話しかけますが、アンナの方は話しかけられても浮かない顔です。

それにもめげずに話しかける信子。

信子はアンナに様々な質問をしてくるので、アンナは答えに困っている様子ですね。

そんな状態の中、七夕まつりでアンナが短冊を持っている時に、信子がアンナの短冊を勝手に取って読み上げてその意味をアンナに質問したことで、信子とアンナの関係が一気に悪い方向へいくことになってしまいました。

思い出のマーニー・信子がアンナに太っちょ豚と言われた理由は?

信子がアンナに「太っちょ豚」と言われた理由。

それは、信子がアンナの短冊を勝手に取って読み上げてその意味をアンナに質問したことや、その後のアンナの目の色を女友達に話しだしたことなどが、アンナにとってはおせっかいで迷惑だと感じたことなのではないでしょうか。

太っちょ豚と言う前に「いい加減ほっといてよ」と言っていることからも、アンナは信子に構われることを迷惑に思っているのではないかということが感じ取れます。

信子の方は1つ年下のアンナと仲良くするために積極的に話しかけていたのでしょうが、そもそも七夕まつりに行くのを「お祭り嫌だな」とつぶやいていたアンナとは気持ちが噛み合っていなかったんですね。

「太っちょ豚」と言われてムッとした表情をした信子ですが、最後には「はい、これで終わりにしましょ」とアンナに向かって笑顔で言った信子の大人の対応には、神対応!と感じた方も多かったようです。

思い出のマーニー・信子が母親に話したカッターのくだりとは?

信子に「太っちょ豚」と言ったことで、その場に居づらくなってしまったアンナは七夕まつりの会場から走って逃げ出します。

その後親戚の家に帰ると、そこには信子のお母さんが来て玄関先で話をしているのが聞こえました。

その話の内容をこっそりアンナが聞いていると、アンナが信子に「カッターをちらつかせた」と信子の母が言っていたのです。

このシーンを観た時に、アンナがカッターをちらつかせたシーンなんてあったっけ?と思ったので説明していきます。

思い出のマーニー・信子にアンナがカッターをちらつかせた?

はっきり言って、思い出のマーニーの作中で信子にアンナがカッターをちらつかせたシーンというのはありません。

アンナがカッターをちらつかせたシーンなんてあったかな?と思った方の中には見落としたのかと思われた方もいたかもしれませんね。

信子にアンナがカッターをちらつかせたというのは、信子がついた嘘だったというわけです。

アンナがカッターをちらつかせたと信子の母親が言った理由を考察!

そもそもアンナは親戚のおばさんと信子の家へいく前から、自分はスケッチに行くつもりでいましたね。

しかしスケッチに行く前に信子の家へ親戚のおばさんと一緒に行き、信子の母親にあいさつを済ませた後にスケッチをしに湿地へ行きました。

湿地の近くの斜面で座って絵を書いていたところに信子が通りかかりますが、アンナの方は信子が通りかかったことには気づきません。

その時に信子が見かけたアンナは、偶然にもカッターを使って鉛筆を削りそのカッターを自分のポケットにしまっていたのです。

信子はこのアンナの姿を見てアンナがカッターを持っていることを知っていたわけです。

アンナがカッターを持っていたことと、アンナに「太っちょ豚」と言われたショックから信子は自分の母親に、アンナがカッターをちらつかせたと言ったのではないかと考えられます。

アンナに「太っちょ豚」と言われても、その場ではとても大人な対応を見せた信子ですが、友達の前でこんなことを言われて信子が受けた心の傷は大きかったことでしょう。

でも実際にはアンナは信子に対してカッターをちらつかせたりはしておらず、信子が母親に話したこのカッターのくだりは嘘だったのです。

ただ信子の母が自分の娘である信子の話を信じ切っていて、信子が被害者であるかのようにわざわざアンナの親戚の家まで言いに来ていた様子を見ると、信子は「太っちょ豚」と言われたことをかなり盛って母親に話したのかなということも想像できますね。

まとめ

思い出のマーニーを観て「太っちょ豚」なんて酷いこと言うな・・・と思いっていましたが、これには信子とアンナの気持ちが噛み合っていなかったことが原因だということがわかったのではないでしょうか。

それにしても信子のリーダーシップと大人な対応には感心してしまいますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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