モアナと伝説の海・おばあちゃんの神話の意味とは?エイのタトゥーに秘めた想いについても解説

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モアナと伝説の海では、主人公の少女モアナのよき理解者で相談相手でもある祖母のタラおばあちゃんの存在がとても重要です。

タラおばあちゃんは、島の歴史や伝説の神話を語り継いでいたり、不思議な言動や行動から島の人には変わり者と思われています。

島で唯一、モアナが海に選ばれた特別な存在であることに気づいていたタラおばあちゃんは、サンゴ礁を越えることを禁じられているこの島でサンゴ礁を越えて外の海に出たいと考えているモアナに対して「自分の心の声に気づいたならそれに従うことが本当のモアナなんだ」ということを助言してくれました。

たとえ島のみんなに変わり者だと顔をしかめられても、自分の好きなことをやって生きる不思議な存在のタラおばあちゃんは、とにかく謎の多い存在でもありますね。

そこで今回は、モアナと伝説の海のタラおばあちゃんが伝説の神話を語っていた意味と、背中のエイのタトゥーに秘めた想いについてまとめていきます。

モアナと伝説の海・おばあちゃんが語った伝説の神話とは?

「モアナと伝説の海」予告

モアナと伝説の海でタラおばあちゃんが語った伝説の神話とは、テフィティという女神の島によって命が作り出されたことから、これから起こるであろう自分たちの住む島の危険な未来を伝説から予測しているといった内容です。

モアナと伝説の海・タラおばあちゃんの伝説の神話解説

最初は海しかなかったところに母なる女神の島「テフィティ」が現れました。

母なる女神の島テフィティがもつテフィティの心に秘められた、驚くべき力は命を生み出すことができたのです。

テフィティの心がもつ力のおかげで世界は命に満たされますが、心を手に入れればその秘められた力が自分のものになると信じテフィティの心を欲しがる者たちが現れます。

ある日、広い海を越えてテフィティの心を奪いに行ったのは、人であり戦士であり厄介者で神の釣り針を使い自在に姿を変えられる男「マウイ」でした。

テフィティは心をマウイに奪われたことで崩れ始め、恐ろしい闇が生まれます。

マウイは逃げる途中で同じくテフィティの心を欲しがる大地と炎の悪魔である「テカァ」に海の中へ叩き落され、マウイが持っていた神の釣り針とテフィティの心は深い海の底へ消えました。

それから1,000年経った今でもテカァと海の悪魔たちはテフィティの心を探していて、テフィティの心が奪われたことによって生まれた、どんどん広がる闇の中に隠れて魚たちを追い払っていきます。

そのうちに島で暮らす人々は、ひとり残らず暮らすことができなくなってしまうのです。

しかしいつの日か、テフィティの心を見つけるものが現れてマウイを探し海を渡ってテフィティの心を返しに行かせることで、島の人々を救うでしょう。

実はこのタラおばあちゃんが語っていた伝説の神話の中に登場するマウイは、南太平洋地域で有名な伝説上の英雄なんだそうなんです!

実際にニュージーランドやハワイ、イースター島を結ぶポリネシアでは昔から伝わっている「伝説の英雄マウイの神話」では、マウイは半神半人の英雄といわれています。

モアナと伝説の海に登場するマウイにも実際の神話に登場するマウイにも共通している部分があり、元々は現実に語り継がれている「伝説の英雄マウイの神話」がモデルになっているようですね。

モアナと伝説の海では、タラおばあちゃんが語った伝説の神話の通りに島では魚が捕れなくなり、島の人々は悩まされることになります。

島では魚が捕れなければ食料が足りず生活することができません。

その状況を救うためモアナはタラおばあちゃんが語った伝説の神話に従い、マウイを探してテフィティの心をテフィティに返しに行かせるための旅に出たのでした。

モアナと伝説の海・おばあちゃんが伝説の神話を語っていた意味は?

タラおばあちゃんが伝説の神話を語っていたのは、これが伝説の物語ではないと知っていたからのようでした。

しかし、村長であるモアナの父は自分の母であるタラおばあちゃんの話を聞き入れる様子はなく、頑なにサンゴ礁を越えることを禁じています。

それでもタラおばあちゃんが伝説の神話を語っていた意味についてまとめていきます。

タラおばあちゃんは伝説の神話が事実で現実に起こると知っていた

冒頭にタラおばあちゃんが伝説の神話を語るシーンのすぐ後の村長との会話で「伝説は本当だ!誰かが行かなきゃならない!」と言っています。

このことから、タラおばあちゃんは伝説の神話を信じていて、伝説の神話のようにテフィティの心が奪われたことによって魚たちが捕れなくなることも予測していたと思われますね。

実際にストーリーが進むと、タラおばあちゃんが語った伝説の神話の通りに島では魚が捕れなくなり、それがきっかけで海に選ばれたモアナがサンゴ礁を越えて旅に出ることになりました。

タラおばあちゃんは祖先が海を渡っていたことを知っていた

タラおばあちゃんは島の歴史や伝説の神話を語り継いでいましたが、一つだけ話していなかった伝説の物語として、モアナを秘密の洞窟に連れて行ってくれます。

その洞窟には何艘もの船があり、それは過去にモアナの祖先が海を渡って島から島を移動していたことを証明するものでした。

モアナが暮らす島ではサンゴ礁を越えることは危険だということで禁止されていましたが、タラおばあちゃんが教えてくれた島から島を移動していた祖先の物語によってサンゴ礁を越えられることをモアナは知ることができたのです。

それにより、島を救うためにモアナはサンゴ礁を実際に越えることができましたね。

モアナと伝説の海・おばあちゃんがエイのタトゥーに秘めた想いを考察

タラおばあちゃんは、エイにとても強い思いがあるようです。

タラおばあちゃんが海の浅瀬で踊りながらモアナと話をするシーンでは、タラおばあちゃんの周りをエイが回りながら泳いでいることから、エイとタラおばあちゃんには何らかのつながりがあるようですね。

モアナの暮らす島の人々は大人になる途中でタトゥーを入れるようですが、タラおばあちゃんが自分でエイのタトゥーを選んだと言っていることからタトゥーは自分で選ぶことができるのではないかと思います。

しかし、なぜエイのタトゥーを選んだのかということは明らかにされていません。

モアナと伝説の海の舞台がポリネシアということもあり、ポリネシアの先住民たちが優雅な強さと賢さの象徴であるエイを守護神と考えていたことから、タラおばあちゃんはエイのタトゥーを選んだのかもしれませんね。

個人的な考察としては、エイの生息地域が広いことや胸びれをうまく羽ばたくように動かして空を飛んでいるように海の中を優雅に泳ぐ姿から、サンゴ礁の外に出ることができない島での生活に窮屈さを感じていたタラおばあちゃんは、エイに「自由」という希望の想いを込めていたのではないでしょうか。

そのおかげかはわかりませんが、モアナが旅立った後に亡くなったと思われるタラおばあちゃんは、ストーリーの終盤でモアナがマウイと意見が対立したことで別れて暗い海の上で落ち込んでいるところに現れました。

どうやらタラおばあちゃんは生前に言っていたように、エイになってモアナの元へ来てくれたようです。

タラおばあちゃんが自分のエイのタトゥーを見ながら「いいタトゥーを選んで良かったよ」と言っていることからも、そのことがわかります。

タラおばあちゃんは、歌をうたってモアナにモアナの心の声を再確認させることで、ここでも優しくモアナを救ってくれましたね。

まとめ

  • タラおばあちゃんが伝説の神話を語っていたのは、それが事実で現実に起こると知っていたから。
  • モアナはタラおばあちゃんのおかげで島を救うための旅に出ることができた。
  • タラおばあちゃんのエイのタトゥーに秘めた想いとは「自由」だったのではないかと考察。
  • 結果的にモアナの活躍により島の人々は救われた。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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