修行の旅に出発した13歳の魔女の少女キキが突然雷雨に見舞われてしまい、近くに停車していた貨物列車の車内に逃げ込むシーンがあります。
ラジオの天気予報ではキキが修行の旅に出発した夜は、晴れて絶好の満月になるはずだったのに・・・と雷雨によりずぶ濡れになったキキを見て、ちょっとかわいそうに感じてしまうシーンでもありますね。
偶然にもキキのすぐ近くに列車が停車していたことで難を逃れることができましたが、この列車ただの貨物列車ではなかったのです。
そこで今回は、魔女の宅急便で雷雨のなか逃げ込んだ貨物列車は何なのか?その列車の車内で牛にキキが足をなめられてしまった理由についても調べていきます!
魔女の宅急便で雷雨のなかキキが逃げ込んだ貨物列車は何?
魔女の宅急便でキキが逃げ込んだ貨物列車は、家畜車という名前で鉄道で貨物を輸送する貨物列車の一種なんだそうです。
少しストーリーが進むと牛が登場するシーンがあり、この家畜車では牛を運んでいたことがわかります。
現在では日本で家畜車を見かけることはありませんが、日本でも日本国有鉄道時代には家畜車が走っていたこともあったようです。
ただ、道路が充実するにつれ家畜のトラック輸送ができるようになり今では家畜車は廃止となってしまっています。
魔女の宅急便を観て、魔女の宅急便の舞台は外国だと思っていましたが、部分的には日本にも通じているところを感じながらストーリーを楽しんでみるのも面白いのではないでしょうか。
魔女の宅急便の貨物列車の中でキキがやったこととは?
黒猫のジジに「ダメだよ!貨物列車だもん!」と制止されるも、停車している貨物列車に一直線に向かっていくキキ。
貨物列車の屋根にあるフタが空いている車両をみつけて、勢いよく車両の中に飛び込みましたね。
この貨物列車の中でキキが雨宿りのついでにとった行動について見ていきましょう。
キキは雨に濡れた服を脱いでワラに潜ってひと休み!
貨物列車の中に入ると中にはワラが敷き詰められてフカフカの状態になっています。
雨が中に入らないように車両の屋根のフタを閉じると、キキは良いポジションまで移動して雨で濡れた服を脱ぎ、シャツとパンツになりました。
敷き詰められているワラはとってもいい匂いだそうで、そのままワラに潜ってひと休みのつもりがキキは眠りについてしまうのです。
雨に濡れた服を着たままでいると低体温症や風邪を引いてしまう恐れもありますよね。
そういったことを考えると、13歳の少女であるキキが状況に応じて1人でとった行動はすばらしく、とても適応能力が高いといえますね!
魔女の宅急便は貨物列車の中でこんなことして大丈夫なの?
黒猫のジジも「叱られないかな~?」と貨物列車の中に入って最初に言っているように、勝手に貨物列車の中に入って、しかも服を脱いで下着でワラの中に潜り込んでいたら怒られるのではないかとドキドキした方もいるのではないでしょうか。
実際にキキが貨物列車の関係者にみつかったなら、きっと叱られていたでしょうね。
しかし、ここがアニメの良いところです!
ジジの発言に対してキキは「見つかればね!」と楽観的な返事をします。
このセリフから察するに、ようは「バレなきゃいいでしょ!」ということなのでしょう。
この考え方、田舎育ちの少女であるキキらしくてとても好きです。
列車はキキが寝ている間の夜のうちに移動しており、キキが目覚めた時には夜が明けていて列車は移動している途中でした。
キキとジジは移動している列車の屋根の上からほうきに乗って飛び立ったので、最終的には誰かにバレたり叱られたりすることはなかったわけです。
観ている側は一安心しました。
ただ本当のところバレてもバレなくても、ダメなものはダメですけどね。
魔女の宅急便の家畜車の中で牛にキキが足をなめられた理由は?
魔女の宅急便でキキが逃げ込んだ貨物列車は家畜車という列車だったため、実は列車の中に敷き詰められていたワラは家畜の餌だったわけです。
列車が移動している間に夜が明け、家畜として乗っていた牛たちが目覚めたことでワラを食べ始めたのでしょう。
この家畜車は2階建てのような構造になっていて、1階には牛、2階には餌のワラが設置されていて牛とワラの間にはネットがあり、そのネットの上にワラがたっぷり乗せられている状態になっています。
キキはそのワラの上に乗って眠ってしまっていたので、下から牛が餌のワラを食べたことでワラの厚みがなくなってしまい、ネットからキキの足が飛び出してしまったんですね。
それによりキキは驚き一瞬で目覚めますが、突然ワラの中から飛び出してきた謎のもの(キキの足)を何なのか確かめるように、2頭の牛が舐めたのでした。
とてもくすぐったかったのか、キキはとってもかわいい笑顔で大爆笑していたのが印象的なシーンですね。
まとめ
魔女の宅急便は外国の都市がモデルになったといわれているように、街並みや登場する人物の服装など、日本とはかなり違っています。
そのなかで家畜車などの日本にもかつてあったものや、似ている部分を探しながら魔女の宅急便を観てみるのも楽しみ方のひとつになりそうです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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