武蔵(むさし)と鐘巻小次郎(かねまきこじろう)と服部つぐみ(はっとりつぐみ)の3人が、遭難した森の中でであった武士の猿渡みちる(さるわたりみちる)。
物語が進むにつれて正体が明かされていくみちるは最後どうなってしまうのでしょうか?
そして、武蔵との関係は恋愛へと発展するのでしょうか?
この記事では、『オリエント』で猿渡みちるは最後死亡するのかネタバレして、武蔵との恋愛・結末についても解説していきます!
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【オリエント】猿渡みちるは最後死亡するのかネタバレ
ここからは、猿渡みちるは最後死亡するのか詳しくまとめていきます!
猿渡みちるは最後死亡する
結論からいうと、猿渡みちるは最後死亡します。
みちるが武蔵と出会って以降、みちると武蔵の関係は2人の恋愛を予感させていました。
しかし、残念ならがみちるは死ぬという結末を迎えてしまうのです。
猿渡みちる死亡の死因
猿渡みちる死亡の死因は、人間の姿を保てずに粉々に砕けてしまうことです。
みちるという存在は、人間と鬼の間の生命体で「鬼の子」と言われていました。
みちるの父親である犬田八咫郎(いぬだやたろう)は、人間の女性と自分の間にできた胎児に鬼鉄(きてつ)と呼ばれる鬼を倒すと死んだ鬼から出現する鉱石の欠片を埋め込み融合させて生命体を作っていたのです。
みちるも犬田八咫郎に作られた生命体のひとりで、いわば鬼と人との間の存在でした。
鬼と人との間の存在といってもこれまで人間の姿でいたみちるでしたが、あることがきっかけで人間の姿を保つことができなくなってしまうのです。
それについては、この後で詳しく解説していきます。
【オリエント】猿渡みちるが最後死亡する経緯を解説
ここからは、猿渡みちるが最後死亡する経緯を解説していきます!
みちるが武蔵に南の港行くことを提案
緑色鬼・蛸壺鬼(たこつぼおに)に捕らわれていたところを武蔵に助けられたみちるは、東に向かおうとしていた武蔵に東には黒鬼神(こくきしん)がいるため行くことができないと教えました。
そのため、みちるが目指していた南の港へ一緒に行くことを提案します。
南の港では淡路島に降臨した鬼神・砲戦竜八岐大蛇(ほうせんりゅうやまたのおろち)を討伐するために集まっている上杉連合の武士団がいて、みちるはそこに行くことを目的としていたのです。
これ以上東に向かえないことを知った武蔵たちは、みちるに提案された通り南にある播磨(はりま)の港に行くことにしたのでした。
みちるの目的は武蔵の殺害
みちるの目的は、武蔵を殺すことだったのです。
そのため、みちるが武蔵たちに播磨の港に行くことを提案したのは、殺す対象の人物である武蔵の様子を観察しつつ最終的には殺害するためだったのです。
みちるの父親である犬田八咫郎は、武蔵の中の黒曜の女神(こくようのめがみ)を狙う黒曜石の8人(こくようせきのはちにん)と呼ばれる組織のメンバーのひとりで、他のメンバーを出し抜いて黒曜の女神を手に入れようと企んでいました。
武蔵から黒曜の女神を奪うためには黒曜の女神の器である武蔵を殺す必要があり、犬田八咫郎は武蔵を殺す役目をみちるに命令していたのです。
みちると武蔵の再会
上杉武士団と小次郎の父親である鐘巻自斎(んかねまきじさい)に何らかの関わりがあることに気がついた武蔵たちは、みちるから播磨の港に上杉武士団がいることを聞いていたこともあり播磨の港へと向かいました。
武田武士団の団長・武田尚虎(たけだなおとら)と面識があったおかげで、上杉連合の一員として上杉武士団の移動城塞紫龍城(しりゅうじょう)になんとか入ることに成功します。
上杉連合の兵士として小次郎とつぐみとは別の小隊に配属されることとなった武蔵は、配属された正体でみちると再会したのです。
みちるは紫龍城で武蔵を監視
小隊の武士の考え方ややり方に納得ができず小隊の中で孤立していた武蔵は、自分の過去の行いを悔やみ落ち込んでいました。
そんな武蔵のことをみちるは心配そうに遠くから見ていましたが、なぜか声をかけられずにいたのです。
その理由は、みちるは犬田八咫郎から武蔵を探すよう命令されていたものの犬田八咫郎には発見できていないと伝えていて、目付役の爺(じい)には発見したけど監視中だと報告したと嘘をついていたからでした。
みちるが武蔵をすぐに殺さない理由
みちるが黒曜の女神の器である武蔵をすぐに殺さなかった理由は、もっと武蔵と一緒にいたかったからです。
みちるは武蔵と出会った瞬間に武蔵が自分が息の根を止める人であることに気づいていました。
みちるには生まれた瞬間に失敗作だと言われて父親である犬田八咫郎に捨てられた過去があり、姉妹の中で唯一刀の試しに成功し鬼鉄刀を扱える特別な存在として犬田八咫郎に認めてもらえてからも、見捨てられてしまわないように必死に命令に従い仕事をこなす努力を続けていたのです。
そのためみちるは他者に認められるためには、相手に自分の価値を示す必要があると思っていました。
みちるにとって、自分の価値を示さなくてもケガを負ってまで蛸壺鬼から助け出してくれた武蔵の存在はとても特別だったのです。
無条件に笑いかけてくれた初めての人だった武蔵のことを、みちるは好きにならずにはいられませんでした。
みちると武蔵の石の同調
刀気を受け取る練習をしていた武蔵に誘われて、みちるは武蔵に向かって刀気を放つことになりました。
みちるが刀気を放つと、武蔵は初めて刀気を受け取ることに成功したのです。
しかし喜びもつかの間、武蔵の中の黒曜の女神による黒い鉱石とみちるの中にある鬼鉄の欠片の鉱石が同調してしまいます。
これにより武蔵を餌に鬼神の情報を吐かせようとした上杉竜臣(うえすぎたつおみ)に、武蔵は捕らえられてはりつけにされてしまったのです。
黒曜石の8人の手下を探していた上杉武士団は、武蔵を助けるために石の力を使おうとしたみちるを発見しみちるが黒曜石の8人の手下であることを知ることとなります。
みちるの目的が武蔵に明かされる
みちると武蔵の石が同調したことがきっかけで、犬田八咫郎に武蔵の居場所が知られるとみちるとむさしのもとにみちるの姉妹達が現れました。
そして彼女らは、武蔵にみちるの目的が武蔵の殺害であったことを明かしたのです。
そしてみちるは自ら武蔵に、武蔵を傷つけようとしていたことを告白して涙を流し、武蔵を殺そうと襲いかかってきた姉妹の攻撃から身を挺して武蔵を守ろうとするとそのまま意識を失ってしまいます。
みちるの初期化
みちるの姉妹たちとの戦いに優勢だった上杉武士団の紫龍城に奇襲をかけてきた、黒曜石の8人のひとりである犬飼四郎(いぬかいしろう)の能力によってみちると武蔵は犬田八咫郎の元へと転移させられてしまいます。
そこでみちるは意識を取り戻し犬田八咫郎に武蔵を殺さないでほしいと伝えますが、受け入れられずに記憶を初期化させられてしまうのです。
これにより、みちるは武蔵に対する記憶も感情も失ってしまったかのように思われました。
みちるに残された記憶
初期化されて記憶をリセットされたはずのみちるでしたが、無意識の中に武蔵のことを覚えていたようです。
そのため、武蔵を殺そうとした犬田八咫郎を無意識に攻撃してしまいます。
みちるは武蔵のことを忘れてしまいましたが、名前を呼ぶと胸が温かくなり、とても大切な人だった気がするということだけは覚えていたのです。
みちるは禁術で鬼鉄刀になる
みちるの人格を否定し親に逆らうことのない忠実な分身を求めた犬田八咫郎は、人間を鬼鉄刀にする禁術でみちるを鬼鉄刀に変えてしまいました。
犬田八咫郎はみちるが変化した黒曜の女神と同じ力を持つ鬼鉄刀を使って、上杉連合を武蔵ともども皆殺しにしようとします。
しかし、武蔵に特別な感情を抱いていたみちるは鬼鉄刀に姿を変えても武蔵のことをどうしても殺すことができずに、黒曜の女神の能力を使って時間をとめて意識下で武蔵と会話し、武蔵のことを思い出すことができたのです。
これがきっかけで武蔵の中の黒曜の女神の5つの能力のひとつである黄刀武士の技の黄金刀気(おうごんとうき)が覚醒し、身体強化によって犬田八咫郎を倒したのでした。
みちると武蔵の最後の思い出作り
犬田八咫郎が死ぬ直前に初めて犬田八咫郎に本音で話し自分の弱さと向き合ったみちるは半月後、上杉武士団の紫龍城の一室で生活していました。
この時すでにみちるの身体には亀裂が入り、最後の時が近づいていたのです。
それに気づいていた武蔵はみちるを誘って外出し自由で楽しい時間を過ごし、みちるはこの時間があまりにもたのしくてずっとこうしていたいと思ったのでした。
みちるの死亡
武蔵と楽しいひとときを過ごしたみちるの身体は崩れ始めていました。
みちるは黒曜の女神ではないにもかかわらず、犬田八咫郎によって禁術で黒曜の女神と同じ力を持つ鬼鉄刀に変えられたことで、人間の姿を保つことさえ難しい状態になってしまっていたのです。
武蔵のおかげで本当の自分になることができたみちるは、武蔵に感謝の気持ちを伝えて別れをつげると右手を差し出しました。
みちるの右手は崩れかけて震え、武蔵がみちるの顔を見るとみちるは武蔵を笑顔で見つめながら涙を流していたのです。
その直後、武蔵がみちるを抱きしめるとみちるは武蔵の腕の中で粉々になり死亡してしまいました。
【オリエント】猿渡みちると武蔵との恋愛・結末について
ここからは、猿渡みちると武蔵との恋愛・結末について解説していきます!
猿渡みちると武蔵は恋愛関係になる?
猿渡みちると武蔵は恋愛関係にはなりません。
しかし、みちると武蔵はお互いに好きな気持を伝えていなかっただけで、両片思いだったのではないかと考えられます。
みちるの方は作中で武蔵のことを好きにならずにはいられなかったことが明かされていることから、確実に武蔵のことが好きだったはずです。
そして、武蔵もつぐみや他の女性には抱かなかった特別な感情をみちるに抱いていたように見えました。
もしもみちるが最後に死亡しなかったら、みちると武蔵は恋愛関係になっていたのではないでしょうか。
猿渡みちると武蔵の結末
猿渡みちると武蔵の結末は、みちるは武蔵の腕の中で粉々になり死亡してしまうという悲しい最後を向かえました。
武蔵がみちるを最後に抱きしめたのは、死を目前に笑顔を見せたみちるを助けることができなかった悔しさからの行動だったようです。
みちるも好きな武蔵とともに生きたかったでしょうし、武蔵も特別な感情を抱いていたみちるに死んでほしくなかったため最後には抱きしめずにはいられなかったのではないでしょうか。
猿渡みちる死亡と武蔵の後悔
みちるが死亡して、武蔵はみちるを助けられなかったことを後悔していました。
武蔵はみちるの身体がどんどん崩れていくのを知り、覚醒した黄刀武士の技である黄金刀気の能力でみちるを治すことができないかと毎日試していたのです。
みちるの症状は紫龍城の医者に診てもらっても全然わからず、治療するすべが全くありませんでした。
そのため武蔵が黄金刀気の能力でなんとかできないかと練習して能力を自在に扱えるようにまでなっていましたが、最後までみちるを治すことはできず武蔵はそのことをとても後悔していたのです。
まとめ
『オリエント』で猿渡みちるは最後死亡するのかネタバレして、武蔵との恋愛・結末についても解説してきました。
- 猿渡みちるは最後死亡する。
- みちる死亡の死因は人間の姿を保てずに粉々に砕けてしまうこと。
- みちるは禁術で黒曜の女神と同じ力を持つ鬼鉄刀に変えられたことが原因で人間の姿を保つことが難しい状態になった。
- 猿渡みちると武蔵は恋愛関係にはならない。
- みちると武蔵は両片思いだったのではないかと考えられる。
- みちると武蔵の結末はみちるは武蔵の腕の中で粉々になり死亡してしまうという悲しい最後。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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