『オリエント』の主人公である武蔵(むさし)とともに武士になり武士団の結成を夢見る幼馴染の鐘巻小次郎(かねまきこじろう)。
その小次郎の父親である鐘巻自斎(かねまきじさい)の正体とは一体何者なのでしょうか?
この記事では、『オリエント』で小次郎の父親・鐘巻自斎の正体は何者なのかをネタバレし、過去や死因についても解説していきます!
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【オリエント】小次郎の父親・鐘巻自斎(かねまきじさい)とは?
ここからは、小次郎の父親・鐘巻自斎について詳しくまとめていきます!
小次郎の父親・鐘巻自斎の基本情報
小次郎の父親・鐘巻自斎は、竜山町(たつやまちょう)で唯一の武家の当主だった人物です。
自斎は物語開始時点ですでに故人となっているため武家の当主だったのは過去の話で、現在は息子の小次郎が武家の末裔としてひとりで暮らしています。
武家の血筋は竜山町では差別される存在であったため、生前は自斎も小次郎も竜山町の人々から差別され辛い生活を送っていたのです。
小次郎の父親が差別される理由
武家の血筋である小次郎の父親が差別される理由は、竜山町で武士は化け物とされていたからです。
自斎が暮らす竜山町では、人々は鬼に支配されており鬼は守り神として崇められていました。
そのため、鬼の養分となる鉱石を採掘する鉱夫はとても重要で人気な職種である一方で、武士は150年前まで日ノ本(ひのもと)を支配し暴力と身分差別によって竜山町の農民に地獄の苦しみを与えた化け物だという教育を受けていたのです。
竜山町では武家の人間は常に帯刀しなければならないという決まりがあり、武家の血筋である鐘巻家は理不尽に差別されて生活していました。
しかしそんな生活の中でも竜山町で唯一、武蔵の両親と武蔵だけは自斎や小次郎を特別扱いせずに親しくしてくれていたのです。
小次郎の父親は武蔵を育てた
小次郎の父親は、武蔵の育ての親でもあります。
武蔵の両親はごく一般的な農家で家族3人で農業をやりながら生活していましたが、武蔵がまだ幼かった寒い冬に流行り病が原因で2人そろって死亡してしまったのです。
両親を一度に失ってしまった武蔵は親戚の元へ行くこととなりましたが、武蔵の両親が差別の対象である鐘巻家と親しくしていたことが理由で厄介者の子として親戚から邪魔者扱いされてしまいます。
生きながらも死んでいるのと同じだと思うほどの孤独を感じていた武蔵は、親戚から武家である自斎に石を投げつけることを強要されて従うしかありませんでした。
自分がとってしまった行動に罪悪感を感じた武蔵がその夜に謝罪のため自斎の元を訪れると、武蔵の気持ちを汲み取った自斎はその後武蔵を引き取って長い間武蔵のことを育ててくれたのです。
【オリエント】小次郎の父親・鐘巻自斎の正体をネタバレ
ここからは、小次郎の父親・鐘巻自斎の正体を解説していきます!
小次郎の父親の正体は英雄・富田勢源?
小次郎の父親である鐘巻自斎の正体は、英雄・富田勢源(とだせいげん)ではないかという話が作中で登場しています。
作中では自斎がすでに死亡しており、自斎について何か知っている様子を見せていた黒曜の女神とも現時点では話を聞くすべがないため、原作漫画第122話まででは鐘巻自斎の正体が富田勢源であるかは明らかになっていません。
ではなぜ小次郎の父親である鐘巻自斎の正体が富田勢源だという話が浮上したのでしょうか?
それについては次で解説していきます。
小次郎の父親と富田勢源の共通点
小次郎の父親である自斎は、左目に3本の掻き傷がありました。
そして富田勢源にも自斎と同じく左目に3本の掻き傷があるという共通点があったのです。
富田勢源は15年前の大きな鬼神退治でたった一人で敵を倒し、絶滅の危機に瀕した武士たちを救った人物として英雄とされていますが、小次郎はその富田勢源と親子ほど歳が違うものの、容姿がよく似ていました。
そのため、富田勢源の顔を見た数少ない武士の一人だった北条武士団(ほうじょうぶしだん)の団長・北条獅子門(ほうじょうししかど)は、小次郎に富田勢源の面影を感じたのです。
鐘巻自斎と富田勢源は同一人物か考察
鐘巻自斎と富田勢源は同一人物かについては第122話まででは明かされていませんが、同一人物である可能性はかなり高いと考えられます。
それは、
- 黒曜の女神の発言から鐘巻自斎が前の黒曜の女神の器だった可能性がある。
- 富田勢源の異常な強さの理由が黒曜の女神の器だったからだとすれば説明がつく。
- 黒曜の女神を狙う犬飼四郎(いぬかいしろう)が黒曜の女神を持ち出した人物として言っていた、目に掻き傷がある白髪の中年男が鐘巻自斎とかなり似ている。
- 鐘巻自斎と富田勢源が同一人物である可能性が浮上した直後の北条獅子門の回想シーンで鐘巻自斎が登場している。
以上の4つの理由からです。
作中では鐘巻自斎と富田勢源は同一人物かどうかは確証はないという話になっていますので、今後ストーリーが進む中で自斎の正体は明かされていくものと思われます。
【オリエント】小次郎の父親・鐘巻自斎の過去や死因を解説
ここからは、小次郎の父親・鐘巻自斎の過去や死因について解説していきます!
小次郎の父親・鐘巻自斎の過去
小次郎の父親である鐘巻自斎の過去については、竜山町で最後の武家として差別されていた以外には第122話までで何も分かっていません。
ただ、小次郎の自宅に本来武士が使っていた鬼鉄騎(きてつき)という鬼鉄を動力にしたバイク型の乗り物が遺品として保管されていたこと。
また鐘巻家にあった絵巻物に上杉の殿様の花押(武士団の公文書に入れられる署名)が入っていたことなどから、自斎の過去は武士であったことはほぼ確定なのではないかと思われます。
鐘巻自斎の死因は八つ裂きの刑?
死亡している鐘巻自斎の死因は、八つ裂きの刑により引き裂かれたからだと考えられます。
武蔵の刀の試しの時の過去の記憶のシーンでは八つ裂きの刑にあっている自斎が登場しており、自斎が死刑に処されたという過去があったことがわかっています。
しかし、なぜ自斎が引き裂きの刑に処されなければならなかったのか、その理由については原作漫画第122話まででは明かされていません。
まとめ
この記事では、『オリエント』で小次郎の父親・鐘巻自斎の正体は何者なのかをネタバレし、過去や死因についても解説してきました。
- 小次郎の父親である鐘巻自斎の正体は、英雄・富田勢源かもしれない。
- 自斎と富田勢源には同じ左目に3本の掻き傷があるという共通点があった。
- 自斎の過去については竜山町で最後の武家として差別されていた以外には何も分かっていない。
- 自斎の過去は武士であったことはほぼ確定なのではないかと思われる。
- 自斎の死因は八つ裂きの刑により引き裂かれたからだと考えられる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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