鐘巻小次郎(かねまきこじろう)は『オリエント』の主人公である武蔵(むさし)と幼馴染の関係です。
周囲から孤立している小次郎の正体とは一体何者なのでしょうか?
この記事では、『オリエント』で鐘巻小次郎の正体は何者なのかをネタバレして、鬼鉄刀・魂色や過去についても解説していきます!
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【オリエント】鐘巻小次郎(かねまきこじろう)とは?
ここからは、鐘巻小次郎について詳しくまとめていきます!
鐘巻小次郎の基本情報
小次郎は、金髪にタバコを吸っているやんちゃな雰囲気の少年です。
鉱山で働く鉱夫が中心の竜山町(たつやまちょう)出身で、現在も竜山町の人里離れたボロ屋で一人暮らしをしています。
もともとは父親である鐘巻自斎(かねまきじさい)と暮らしていましたが死に別れ、それ以来自給自足の生活をおくっていたため生活力が高さには自信をもっているようです。
腰に指している刀は父親の形見で、竜山町では武士の血筋の者は刀を下げる決まりになっているため刀を持たずに暮らすことはできないことになっています。
竜山町では刀は侮蔑の対象であり、幼い頃からその刀を身に着けていた小次郎はこれまで町中の人々から差別されて生きてきました。
父親からは「武士が英雄、鬼が化け物」であり武士であることに誇りを持つよう言われてきましたが、差別されながら暮らしていく中でそれは父親が死ぬ前に言った優しい嘘であったと思うようになったのです。
そのため鉱夫になる前に武士になり武士団を作ることを提案してきた武蔵に対して、まっとうに生きてほしいと鉱夫になることを勧めたのでした。
小次郎が武士を目指したきっかけ
小次郎が武士を目指したきっかけは、幼い頃に父親である鐘巻自斎から武士の話を聞いたことがきっかけでした。
小次郎は幼い頃に出会った武蔵とともに剣術の稽古をしたり、自斎が持っていた武士や鬼神が描かれた絵巻物を度々見るなどして武士に憧れを抱いていたのです。
鬼に立ち向かう唯一の戦士である武士を夢見た小次郎と武蔵は、10歳の時に将来はと2人で武士になり竜山町を出て協力して鬼退治するために最強の武士団を作ろうと誓ったのでした。
小次郎が差別される理由
小次郎が差別される理由は、先祖が武士だったからです。
竜山町では鬼は守り神として崇められ人々は鬼に支配されていたため、その鬼の養分である鉱石を採掘する鉱夫はとても重要で人気な職種でした。
それとは逆に武士は150年前まで日ノ本(ひのもと)を支配し暴力と身分差別によって竜山町の農民に地獄の苦しみを与えた化け物だと言われています。
そのため、武士の末裔である鐘巻家はいわれのない差別を受けて暮らしていたのです。
しかし農家だった武蔵の両親と武蔵だけは、そんなことを気にすることなく鐘巻家と親しい付き合いをしていたため、小次郎は幼少期に寂しい思いをせずにすんだのでした。
【オリエント】鐘巻小次郎の正体は何者かネタバレ
ここからは、小次郎の正体は何者なのかを解説していきます。
小次郎の正体は英雄・富田勢源の息子?
小次郎の正体は、英雄・富田勢源(とだせいげん)の息子ではないかという話が作中では出ています。
英雄の富田勢源とは、15年前の大きな鬼神退治でたった一人で敵を倒し、絶滅の危機に瀕した武士たちを救った人物です。
上杉連合の傭兵武士だったと伝えられいましたが、大戦の最後まで無名でいたため富田勢源の顔を見たものは非常に少なくこれまで顔が知られていませんでした。
しかし小次郎が五大武士団のひとつである北条武士団(ほうじょうぶしだん)の団長・北条獅子門(ほうじょうししかど)と対面した際に、獅子門が小次郎と似た武士に昔会ったことがあり尊敬していたという話から、富田勢源が自斎と同一人物である可能性が浮上したのです。
獅子門は富田勢源の顔を見た数少ない武士の一人だったため富田勢源と小次郎の顔が似ていることに気づきましたが、小次郎は富田勢源という名前に聞き覚えがありませんでした。
当の自斎がすでに死亡していることと自斎について知っている様子の黒曜の女神本人に現時点では聞くすべがないため、原作漫画第122話まででは詳細は明らかになっていません。
小次郎の父親・鐘巻自斎について
小次郎の父親・鐘巻自斎は、とても優しい人柄の人物です。
自斎は幼い小次郎と武蔵に鐘巻一心流の剣術を教え、竜山町で差別されながらも息子である小次郎に対し小次郎は勇敢で誇り高い一族の末裔であり刀は武士の誇りそのものであることを伝えていました。
竜山町で唯一親しかった武蔵の両親が流行り病で死亡してからは、親戚から疎まれて邪魔者扱いされていた武蔵を鐘巻家に引き取って長い間武蔵のことを育ててくれた人物でもあったのです。
小次郎の父親・鐘巻自斎の死
小次郎の父親・鐘巻自斎は、物語開始時にはすでに故人です。
自斎の死亡については、原作漫画第22話で武蔵の過去の記憶として自斎が八つ裂きの刑にあっているシーンが登場しているため、死因は八つ裂きの刑によるものではないかと思われます。
しかし自斎が八つ裂きの刑に合わなければならなかった理由については、第122話まででは明らかになっていません。
小次郎の過去と武蔵の出会い
小次郎には、町外れで孤独に暮らしていた過去がありました。
竜山町では極悪人の子孫と共通認識されている武家の最後の子供であったため、誰も近づいてこない町外れの薄暗いヤブの中に建つ家で父とともに暮らしていたのです。
小次郎は町に出ると人々から指を指して笑われたり、睨まれたり、石を投げつけられるなどの差別を受けるのが普通になっていたため、他人と接することはまずありませんでした。
しかし、そんな小次郎に唯一近づき剣術を褒めてくれたのが武蔵だったのです。
毎日のように鐘巻家を訪ね対等に言葉を交わし当たり前のように仲良くしてくれる武蔵の存在がとても嬉しく、武蔵という友人のおかげで真っ暗な毎日を過ごさずにすんだのでした。
【オリエント】鐘巻小次郎の鬼鉄刀と魂色を解説
ここからは、小次郎の鬼鉄刀の色を解説していきます!
小次郎の鬼鉄刀の名前は裂空八重桜
小次郎の鬼鉄刀の名前は、裂空八重桜(れっくうやえざくら)といいます。
鬼鉄刀を手に入れるために大東鉱山(だいとうこうざん)を訪れた小次郎は、武蔵とともに「刀の試し(かたなのためし)」と呼ばれている儀式に挑戦することになりました。
刀の試しに用意されたたくさんの鬼鉄刀を前に、お買い得品を選ばないと後悔すると優柔不断に迷ってしまいます。
小次郎は鬼鉄刀の中でも誰にも見向きされずに端にポツンと置かれていた一振りを、かわいそうだからという理由で決めたのでした。
その鬼鉄刀は裂空八重桜といい、竜造寺武士団お抱えの刀匠衆・刀匠頭の長船ミツル(おさふねみつる)が悪くないと評価していたものだったのです。
その鬼鉄等で刀の試しに挑戦した小次郎は、無事に刀の試しに成功して裂空八重桜を自分のものにしたのでした。
小次郎の鬼鉄刀と刀気の色は青
小次郎の鬼鉄刀と刀気の色は青です。
鬼鉄刀の色は小次郎の魂色(魂の色)が反映されたもので、鬼鉄刀が青の場合には体から青い色の鉱石が出現し全身から発せられる刀気の色も青く光ります。
魂の色は鬼鉄刀を持った武士の性格も表しているとされる生まれ持った色であり、どんな理由があっても別の色に変えることは一生できません。
小次郎の青い魂色の特徴
小次郎の魂色である青い鬼鉄刀と刀気をもつ武士は、青刀使い(せいとうつかい)や青刀武士(せいとうぶし)と呼ばれています。
青の魂色は武士の半数が持って生まれるとされる普通の色で、日ノ本の武士団の中の4割位は青色の魂の色をしているのです。
武士団の中では刀気の連携で刀気を繋ぐ役割を果たす青刀使いは刀気の扱いに長けていて、その性質はもっとも鬼神に近いという特徴をもっています。
そのため鍛錬によって青刀を極めることで、まるで鬼神のように炎や水を操る能力を引き出し森羅万象をも操ることができるのです。
まとめ
この記事では、『オリエント』で鐘巻小次郎の正体は何者なのかをネタバレして、鬼鉄刀の色や過去についても解説してきました。
- 小次郎の正体は英雄の富田勢源の息子かもしれない。
- 小次郎の父親である鐘巻自斎は富田勢源と同一人物である可能性がある。
- 小次郎は町外れで孤独に暮らしていた過去があったが武蔵との出会いで救われていた。
- 小次郎の鬼鉄刀は裂空八重桜。
- 小次郎の魂色は青のため鬼鉄刀・刀気も青色。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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