鬼神と戦うために武士になるべく鬼鉄刀(きてつとう)を求めていた武蔵(むさし)と小次郎(こじろう)は、大東鉱山(だいとうこうざん)で鬼鉄刀を買うつもりでいました。
しかし鬼鉄刀を手に入れるためには「刀の試し(かたなのためし)」と呼ばれている儀式に成功する必要があり、武蔵と小次郎も刀の試しに挑戦することになったのです。
この記事では、『オリエント』で武蔵は鬼鉄刀を使えないのかと忌人(いみびと)についても解説していきます!
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【オリエント】武蔵は鬼鉄刀を使えないのか?
刀の試しに挑戦した武蔵と小次郎でしたが、小次郎は無事に成功したものの武蔵の方は失敗してしまいます。
果たして武蔵は鬼鉄刀を使えるようになるのでしょうか?
ここからは、武蔵は鬼鉄刀を使えないのか、武蔵の刀の試しの結末について解説していきます!
武蔵は鬼鉄刀を使えるようになる
結論からいうと、武蔵は鬼鉄刀を使えるようになります。
当初、刀の試しに失敗してしまった武蔵でしたが、最終的には刀の試しに再挑戦し鬼鉄刀を手に入れることができたのです。
武蔵の刀の試し失敗について
刀の試しに用意された複数の鬼鉄刀の中から、武蔵がこれだと決めた一振りの鬼鉄刀の柄を握ると自動的に刀の試しが始まりました。
刀の試しが始まると鬼鉄刀は柄を握った武士の中に入り込み、過去の出来事を臨死体験のような形で見せてきます。
武蔵は刀の試しで小次郎の父である鐘巻自斎(かねまきじさい)が殺された過去の出来事を見せられ、その後に全身から黒い鉱石を出現させたことで当初は鬼鉄刀を使うことができないと判断されてしまったのです。
「刀の試し」について詳しく知りたい方は、こちら↓の記事もご覧ください!
【オリエント】武蔵が鬼鉄刀を使えるようになる経緯をネタバレ
ここからは、武蔵が鬼鉄刀を使えるようになる経緯を詳しくまとめていきます!
武蔵の刀の試しと謎の女性
刀の試しに挑戦した武蔵が鐘巻自斎が殺された過去の出来事を見せられると、次に見たこともない謎の女性が登場し武蔵を抱きしめました。
すると突然その女性は武蔵を睨みつけて「おまえ必要ない。」と言いながら、臨死体験のような世界の中で武蔵の両腕を引きちぎったのです。
するとその直後に、武蔵の全身から黒い鉱石が出現しました。
武蔵は刀の試しで黒い鉱石を出現
刀の試しで黒い鉱石を出現させた武蔵でしたが、このような刀の試しは鬼鉄刀を作った竜造寺武士団お抱えの刀匠衆・刀匠頭の長船ミツル(おさふねみつる)でさえも見たことがありませんでした。
刀の試しでの黒い鉱石の出現には幻ともいえる言い伝えがあり、それが忌人伝説(いみびとでんせつ)というものだったのです。
忌人は鬼鉄刀を使うことができないとされていたため、武蔵はこの時点では鬼鉄刀を使うことはできないと判断されてしまいます。
忌人について詳しくは「忌人(いみびと)について解説」にて後述していきます。
諦めきれない武蔵の挑戦
忌人伝説を知らない武蔵は、その後も6本の鬼鉄刀で刀の試しを行います。
しかし、どの鬼鉄刀で刀の試しをしてみても腕に黒いものがからみついて重くなり、何度やっても鬼鉄刀を握っていることさえできなかったのです。
7本目の刀の試しに挑戦しようとした武蔵は、ここで初めて忌人について教えられ自分が鬼鉄刀を使えないことを知ることとなります。
謎の女性の正体
刀の試しで武蔵を抱きしめた謎の女性の正体は、黒曜の女神(こくようのめがみ)と呼ばれている存在でした。
黒曜の女神は犬飼四郎(いぬかいしろう)と犬坂七緒(いぬさかななお)に狙われていたため、器である武蔵を守る必要があったのです。
しかし黒曜の女神を武蔵から奪おうとした犬飼四郎と犬坂七緒に武蔵が襲われて危機的状況に陥ったことで黒曜の女神は覚醒し、武蔵に武蔵の身体を使って戦い方を見せます。
黒い鉱石を持つ者は刀気の流れの支配者
黒い鉱石を持つものは忌人であるという伝説から自身も忌人だと言われた武蔵でしたが、黒い鉱石を持つ者は刀気の流れの支配者だったのです。
刀気の流れの支配者は、刀気を引き寄せたり引き離すことができる磁石のような能力を持っています。
武蔵は覚醒した黒曜の女神の能力によって犬飼四郎と犬坂七緒を撃退しました。
武蔵の刀の試し再挑戦
黒曜の女神の力によって鬼鉄刀を扱える素質があることを認められた武蔵は、刀の試しに再挑戦することになりました。
武蔵が鬼鉄刀の柄を握ると鬼鉄刀と武蔵から出現した石が大きく光り、武蔵の刀の試しは無事成功したのです。
この刀の試しによって武蔵の魂の色が赤色であることが明らかとなります。
武蔵の鬼鉄刀は「焔魔大太刀」
武蔵が刀の試しで成功した鬼鉄刀は、焔魔大太刀(えんまのおおだち)という名前の刀です。
焔魔大太刀は最初に武蔵が刀の試しに挑戦し失敗した鬼鉄刀でしたが、この時にあった鬼鉄刀の中では一番いい刀であったため、武蔵は再びこの鬼鉄刀で刀の試しをすることとなったのでした。
そして刀の試しに成功した武蔵は、ようやく念願だった鬼鉄刀を手に入れることができたのです。
【オリエント】忌人(いみびと)について解説
ここからは、忌人(いみびと)と忌人伝説の真相について解説していきます!
忌人(いみびと)とは?
忌人とは、魂の色が黒く炭化した者のことです。
魂の色は本来、青・緑・黄・赤・白の全部で5色存在していて、刀の試しではこの5色のうちのいずれかの鉱石が出現し、刀の試しをした者の魂の色が明らかとなります。
そのため5色以外の黒という鉱石の出現は幻ともいわれていたのです。
魂の色は生まれ持った色であるため一生変えることはできず、黒という特異な鉱石が出現した者はどんな鬼鉄刀にも忌み嫌われ拒絶されるとされていました。
忌人伝説の真相
忌人伝説の真相とは、能力に翻弄されて鬼鉄刀を使うことができないということでした。
黒い鉱石を持つ者は刀気の流れの支配者であり、刀気を強力な磁石のように引き寄せたり引き離すことができます。
しかしこの能力は他の刀気にはない特殊なものであるため、扱いを知らない者は磁力の渦に振り回されてしまい鬼鉄刀を使うことができなかったのです。
武蔵は黒い鉱石を持ちながらも、黒曜の女神の覚醒によって刀気の扱い方を身体で教わることで鬼鉄刀が使えるようになったのでした。
まとめ
『オリエント』で武蔵は鬼鉄刀を使えないのかと忌人(いみびと)についても解説してきました。
- 武蔵は鬼鉄刀を使えるようになる。
- 武蔵は自身の中の黒曜の女神の能力を覚醒させる。
- 刀の試しに成功した武蔵の魂の色は赤。
- 武蔵が手に入れた鬼鉄刀の名前は焔魔大太刀(えんまのおおだち)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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