思い出のマーニーではストーリーの途中から、マーニーとアンナに続く3人目のヒロインとしてメガネの女の子さやか(彩香)が登場します。
さやかとアンナが出会ったのは必然と言ってもおかしくないくらいで、さやかの活躍により思い出のマーニーの謎が解き明かされていくので、とても重要な登場人物といえますね。
そこで今回は、思い出のマーニーに登場するメガネの女の子さやか(彩香)とはいったいどんな人物なのか、演じた声優さんについてもまとめていきます。
思い出のマーニー・メガネの女の子さやか(彩香)とは?
思い出のマーニーに登場する赤い丸メガネの女の子さやか(彩香)は、人が住んでいなかった湿っ地屋敷に東京から引っ越してきた11歳の女の子です。(ちなみにアンナは12歳)
湿っ地屋敷に引っ越してきたさやかは、マーニーの日記を棚の隙間からみつけたと言っていました。
その日記の持ち主であるマーニーの存在が、とても気になっていた様子です。
そこにアンナがマーニーに会うために湿っ地屋敷に訪れマーニーの部屋の方を見ていたことで、さやかはアンナに「あなたマーニー?」と問いかけるのでした。
さやかはアンナを自分の部屋へ招き入れると、もともとはマーニーの部屋だったこの部屋をどう思うか、前はアンナの部屋だったのではないのかなどの質問をしてきます。
さやかは自分の部屋(もともとはマーニーの部屋)の方ずっとを見ていたのは、アンナがマーニーだからだと思いマーニーが日記を探しに戻ってきたのだと期待していたようです。
アンナは自分はマーニーではないことを伝え「マーニーは、私が作りあげたの。空想の中の女の子。」と答えたことで、さやかは残念に感じながらも納得するしかなくなりました。
アンナとさやかはマーニーという共通の人物を知る者同士となり、これがきっかけで2人は徐々に友人関係になっていきます。
思い出のマーニー・メガネの女の子さやか(彩香)の重要な役割
思い出のマーニーでは、アンナがマーニーと会った後にはアンナが外で倒れている所を発見されるシーンがあります。
アンナがさやかと出会った後に、アンナはマーニーと一緒にサイロへ行きました。
しかし、なぜかウトウトしてしまったアンナが目覚めると、そこにはマーニーがいないことに気がつきました。
マーニーに置いていかれたことに絶望したアンナは雨の中外を入っていると、つまづきそのままたおれてしまいます。
その時マーニーの日記の破れたページを読んでいたさやかは、そこにサイロのことが書いてありもしかしてアンナもサイロにいるのではと感じ、兄と一緒にサイロへ向かいました。
サイロに向かう道中で、さやかは熱を出し倒れているアンナを見つけることができたわけです。
このさやかの機転の良さがアンナの命を救うことになりました。
もしさやかがアンナを見つけなかったら・・・と思うとゾッとするシーンでもありますね。
その後もアンナとさやかの関係は続き2人は友人関係へと発展していき、仲良く会話するシーンではアンナの少女らしい姿を見ることができます。
思い出のマーニーのストーリーの最初では友人関係もうまくいっておらず、養母の優しさも受け入れることができずに、心に闇を抱えていたアンナが変わることができたのはマーニーの存在だけでなく、さやかの存在も大きかったと言えるのではないでしょうか。
思い出のマーニー・メガネの女の子さやか(彩香)を演じた声優は?
メガネの女の子さやかは、思い出のマーニーのストーリーの途中からしか出ておらず、マーニーやアンナと比べると脇役的な存在ですね。
でも実はこのさやか役を演じていたのは女優の杉咲花さんだったんです!
ここからは、女優の杉咲花さんが思い出のマーニーのさやか作になぜ選ばれたのか、他に声優を演じている作品はあるのかをまとめていきます。
メガネの女の子さやか(彩香)の声優が選ばれた理由
杉咲花さんを思い出のマーニーのさやか役に抜擢したのは、西村義明プロデューサー。
西村義明プロデューサーは、日本のアニメーションプロデューサーで現在はご自身で設立したスタジオポノックの代表取締役です。
思い出のマーニーのさやかのキャスティングは当時難航していて、そんな時にジブリスタッフにテレビドラマ「夜行観覧車」での演技がすごいCook DoのテレビCMに出演していた「回鍋肉(ホイコーロー)の子」を薦められたそうです。
西村義明プロデューサーは、「回鍋肉(ホイコーロー)の子」と検索し、そこでようやく杉咲花さんのことを知ったのだとか。
そこで杉咲花さんの声を聞いてみるとさやかのキャラクターイメージに合っていたうえに、アフレコでの杉咲花さんの「さやからしさ」は予想を超えていて、杉咲花さんにさやかの赤い丸メガネを付けたらそのままさやかになりそうとキャスティングの経緯を語っていたそうです。
杉咲花さん自身は、自身も見てきたジブリ作品で自分が声優をすることになるとは予想をしていなかったようで、驚きと不安があったことを告白しています。
確かに元気ではつらつとしたイメージの杉咲花さんに、好奇心旺盛で元気な女の子のさやかは合っているように感じますね。
メガネの女の子さやか(彩香)の声優が他に演じているのは?
女優として活躍している杉咲花さんですが、他にも声優として活躍している作品はあるのか調べてみると、劇場アニメのいくつかの作品で声優をしてることがわかりましたので、まとめていきます。
作品名 | 公開日 | 役名 |
思い出のマーニー | 2014年7月19日公開 | さやか(彩香)役 |
メアリと魔女の花 | 2017年7月8日公開 | 主演:メアリ役 |
サイダーのように言葉が湧き上がる | 2020年5月15日公開 | ヒロイン:スマイル役 |
杉咲花さんは「思い出のマーニー」のさやか役が声優として初めて演じた役だったんですね。
次に演じた「メアリと魔女の花」では、まだアニメーションができていなかった時点で、すでにメアリの声優は杉咲花さんが演じることが決定していたのだそうです。
このメアリと魔女の花のメアリ役は、思い出のマーニーで杉咲花さんが演じたさやか役の印象を思い出した米林監督が、メアリのイメージに杉咲花さんのイメージが合うとオファーし、杉咲花さんの声をもとにアニメーションが描かれたという経緯がありました。
「サイダーのように言葉が湧き上がる」では、外見にコンプレックスを抱えた少女スマイル役を演じています。
この記事を書いている時点ではまだ公開がされていない作品ですが、こちらの作品は共演者の山寺宏一さんとイシグロキョウヘイ監督とで杉咲花さんの声優としての可能性に期待しての抜擢だったようですので、杉咲花さんファンにとっては期待の作品となりそうです。
まとめ
今回は赤い丸メガネの少女さやか(彩香)とさやかを演じた声優の杉咲花さんについてまとめてみました。
思い出のマーニーではマーニーの次に重要な役割のさやかは、杉咲花さんが声優を務めることでとてもさやからしく違和感なく演じられていたように感じますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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