2005年から2010年にかけてヤングキングアワーズにて連載されていた水上悟志先生のSFファンタジー漫画『惑星のさみだれ』。
この作品の主人公・雨宮夕日は主人公らしくない性格の人物ですが、トカゲの騎士となってからの成長や過去についてなどは気になるところですよね。
この記事では、『惑星のさみだれ』の主人公・雨宮夕日とトカゲの騎士について解説と能力の掌握領域や過去と願いについても詳しくまとめていきます!
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【惑星のさみだれ】主人公・雨宮夕日(あまみやゆうひ)とは?
まずは『惑星のさみだれ』の主人公・雨宮夕日(あまみやゆうひ)について解説していきます!
雨宮夕日の基本情報
雨宮夕日は『惑星のさみだれ』の主人公です。
無愛想で冷淡な性格の合理主義的な人物で少しスケベなメガネ男子と、ありあまり主人公らしくない人物として登場します。
過去の出来事が原因で大人を信じることができず何事にも無関心ですが、頭の回転が早く考えて行動することが多いためどんな状況でも比較的冷静で感情的になることはほとんどありません。
姫としての朝日奈さみだれ(あさひなさみだれ)と出会いさみだれが世界の破壊を望む魔王であることに影響を受けて、彼女の企みに協力するために自身の全てを捧げることを誓います。
指輪の騎士となってからは様々な仲間との出会いと別れによって感情を強くもつようになり、精神的にも肉体的にも成長していき性格も主人公らしく変化していることろが魅力のキャラクターです。
トカゲの騎士と従者ノイ=クレザントの関係
雨宮夕日と従者ノイ=クレザントの関係はトカゲの騎士と指輪の従者の関係で、指輪の従者とは精霊(プリンセス)・アニマが従える12体の獣のことをいいます。
そのうちの1体がノイ=クレザントという名前のトカゲで、指輪の従者は契約した指輪の騎士の身体と同調し影響を受けるため、指輪の騎士が死亡すると同時に指輪の従者も消滅してしまうのです。
夕日を指輪の騎士に選んだ条件や理由についてはノイの意思とは関係なく、アニマが自身が契約したさみだれの契約の願いを叶えたことと夕日が世界を救うための鍵になることを予想していたことが関係していると考えられます。
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雨宮夕日がトカゲの騎士になる経緯
雨宮夕日がトカゲの騎士になったのは漫画原作1巻・第1話で、ある朝目覚めたら部屋の中にいたトカゲと出会ったことがきっかけでした。
ノイはしばらく夕日と見つめ合った後に指輪の騎士について説明し、姫を守り世界を守るために力を貸してほしいと懇願しますが夕日はすぐには受け入れませんでした。
指輪の騎士となったことで掌握領域(しょうあくりょういき)という念動力が使えるようになりノイや授かった能力については理解しつつも、実際には始めて敵の泥人形と接触して姫としてのさみだれと出会いさみだれに忠誠を誓ってからようやくトカゲの騎士となることを受け入れたのです。
【惑星のさみだれ】雨宮夕日の能力と願いを解説
ここからは、雨宮夕日の掌握領域の能力と騎士の契約の願いについて解説していきます!
掌握領域バビロン(天の庭)の能力
雨宮夕日の掌握領域は、掌握空域・天の庭(バビロン)といいます。
掌握空域・天の庭(バビロン)は、球状に薄く広げた掌握領域の球で自分を包むことで自身の運動性能を補助することで加速強化しつつ他者の動きの妨害を同時に行うという能力です。
もともと夕日は掌握領域を足場にして移動することに主に使用していたため、掌握領域による跳躍や落下時の減速などは他の指輪の騎士よりも使いこなしています。
東雲半月から得た古武術技の能力
夕日の中には東雲半月(しののめはんげつ)から得た古武術技の能力もあります。
東雲半月とは古武術・古雲流の達人で1人で暴力団を壊滅させられるほどの強さをもち、指輪の騎士のひとりである犬の騎士として、また信用できる大人のひとりとして夕日に大きな影響を与えた人物です。
半月は5体目の泥人形との戦闘で夕日をかばって命を落としますが、死の間際に騎士の契約の願いで自身がもつ古武術の技を夕日へと譲り渡しました。
それにより、もともとは何の武術の心得もなかった夕日はある日突然古武術の能力を身につけることとなったのです。
騎士の契約の願いは祖父の病気の治療
夕日の騎士の契約の願いは、祖父の病気の治療でした。
夕日の祖父は病気で入院していて回復の見込みはなく気も弱くなっていましたが、夕日は過去の祖父との関係から祖父に会うことをこれまで避けていたのです。
さみだれに促されて夕日が祖父のもとを訪れると祖父は過去の過ちを謝罪しますが、最初は憎しみから祖父を許すことができずにいました。
しかし夕日は優しかった頃の祖父のことを思い出して、従者ノイに騎士の契約の願いとして「おじいちゃんを助けて」と願ったのです。
その願いによって祖父の病気は治り、祖父は退院し自宅に戻ることができたのでした。
【惑星のさみだれ】雨宮夕日の過去について
ここからは、『惑星のさみだれ』の雨宮夕日の過去について解説していきます!
夕日に両親はいない
夕日の父親は死亡し、母親は失踪した過去がありました。
夕日の父親は刑事でしたがある日突然行方不明になり、数カ月後に銃の密売で捕まった父親の同僚だった男がその密売の現場を目撃していた夕日の父親を殺害して山に埋めていたのです。
そして母親は亡くなった父親の葬儀の最中にふらっとどこかへ消えてしまったため現在の夕日に両親はおらず、その後夕日は人間に絶望した祖父に育てられることとなったのでした。
夕日は祖父に育てられた
夕日と祖父は育ての親と子のような関係です。
父親が死亡し母親が失踪したことで両親を失った夕日は、祖父に引き取られて10年間祖父に育てられました。
しかし夕日の父親が同僚の警察官に殺されたことで人間に絶望してしまった祖父は、夕日を父親のようにさせないために「人と関わるな」と夕日に言い育てたのです。
夕日の過去と鎖の関係性
夕日には祖父との関係の中でトラウマになってしまうような過去の出来事がありました。
それは祖父の「人と関わるな」という教えに関係していて、その教えを破ると夕日は鎖で縛られて物置に閉じ込められていたのです。
友達ができて家に連れてきた時には、祖父は夕日を三日三晩物置に閉じ込めたこともありました。
この過去のトラウマにより夕日は祖父と離れてからも鎖に縛られ続け、鎖に恐怖を感じるようになっていたのです。
まとめ
この記事では、『惑星のさみだれ』の主人公・雨宮夕日とトカゲの騎士についても解説と掌握領域や過去と願いについても詳しくまとめてきました。
- 雨宮夕日はトカゲの従者ノイ=クレザントとの契約でトカゲの騎士になった。
- 夕日の能力は掌握領域バビロン(天の庭)と東雲半月から得た古武術技。
- 夕日は騎士の契約の願いで祖父の病気を治療した。
- 夕日には両親はおらず祖父に育てられた過去があった。
- 夕日は祖父に鎖に縛られた過去の出来事がトラウマになっていた。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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