『惑星のさみだれ』では、泥人形(どろにんぎょう)と呼ばれる敵の存在が登場します。
この泥人形の正体は一体何者で、作中には何種類の泥人形が登場するのか気になりますね。
この記事では、『惑星のさみだれ』で泥人形の正体は何者なのか解説し、種類一覧と弱点や名前の由来についても詳しくまとめていきます!
『惑星のさみだれ』のもっと詳しい情報はこちら↓から!
【惑星のさみだれ】泥人形の正体とは?
ここからは、泥人形の正体について解説していきます!
泥人形の正体はアニムス生み出した兵士
泥人形の正体は、魔法使い・アニムスが超能力で生み出した兵士のことです。
泥人形は全部で12体存在し、独特の姿の個体や人間に似た姿をした個体など様々で、現れる度に目玉の数が増えて強力な力を持っているという特徴があります。
指輪の従者は泥人形の出現を本能的に察知し目視することができますが、一般的には普通の人間には泥人形の姿は見えず、一部の人間と赤ちゃんには見えるのだそうです。
泥人形の目的
泥人形の目的は、姫を倒すことです。
姫とはプリンセス(精霊)・アニマと契約を交わした人間のことで、作中の戦いの姫はヒロインの朝比奈さみだれ(あさひなさみだれ)をさしています。
しかし本来であれば姫であるさみだれを狙うはずの泥人形が、なぜかさみだれよりも指輪の騎士を狙っていました。
ビスケットハンマーも泥人形
ちなみにビスケットハンマーも泥人形です。
地球を打ち砕くことができる巨大なハンマーであるビスケットハンマーも、アニムスが超能力で創り出した兵士とは違う種類の泥人形とされています。
アニムスは泥人形を創る能力で、戦闘能力のある人形やビスケットハンマーを創り出すことができるのです。
ビスケットハンマーについての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
【惑星のさみだれ】泥人形の種類一覧まとめ!
ここからは、『惑星のさみだれ』に登場する12体の泥人形の種類を一覧で解説していきます!
1体目:名前不明
1体目は1つ眼の泥人形で名前は不明です。
『惑星のさみだれ』で初めて登場した泥人形であり、2本の腕と2本の脚をもつ人形で両手は刃物でできているという特徴があります。
主人公である雨宮夕日 (あまみやゆうひ)が初めて遭遇した泥人形で、夕日は泥人形に襲われますが登場したさみだれのパンチによって粉砕されて倒されました。
2体目:名前不明
2体目は2つ眼の泥人形で名前は不明です。
1体目と似た姿の人形で、両手の刃物は3本の指のような形をしています。
夕日が街中で遭遇し一方的な攻撃を受けますが、さみだれの踵落としによって粉砕されて倒されました。
3体目:名前不明
3体目は3つ眼の泥人形で名前は不明です。
人形の姿をしていて左腕がありませんが、その分大きな右腕で岩をも砕くパンチを繰り出します。
夕日が帰省先で遭遇した泥人形でさみだれが居ない状況のために悪戦苦闘しますが、崖の高低差を利用し更に泥人形を掌握領域で頭から落下させることで倒すことに成功しました。
4体目:名前不明
4体目は4つ眼の泥人形で名前は不明です。
人形の姿をしていて右手が刃物になっていてこれまでの泥人形と比較するとより屈強な体つきをしていますが、なぜか交通ルールを守り赤信号では横断歩道を渡らないなど知性も感じられます。
住宅地に出現し夕日に襲いかかりますが、突然登場した東雲半月(しののめはんげつ)の掌握領域・方天戟(ほうてんげき)によって粉砕されて倒されました。
5体目:名前不明
5体目は5つ眼の泥人形で名前は不明です。
これまでの泥人形と違い球体から4本の腕が生えた特殊な姿をしていて、素早い動きを得意としていてさみだれの攻撃を防御した初めての泥人形でした。
交戦中に夕日をかばった半月を死亡に追いやりますが、その直前に半月がくらわせた掌握領域・方天戟(ほうてんげき)によって大きなダメージを受けて最後はさみだれのパンチによって倒されます。
6体目:名前不明
6体目は6つ眼の泥人形で名前は不明です。
4足歩行で長く大きな尻尾に甲羅を背負ったような姿をした泥人形で、口に仕込んだ針状の弾丸を放つ攻撃は非常に攻撃力が高く秋谷稲近(あきたにいなちか)の念動障壁さえも突破します。
秋谷の天沼矛(あまのぬぼこ)で大ダメージを受け、星川昴(ほしかわすばる)と月代雪待(つきしろゆきまち)の掌握領域・最強の矛によって倒されました。
6体目の泥人形は、作中で夕日が遭遇していない唯一の泥人形です。
7体目:ヘカトンバイオン
7体目は7つ眼の泥人形でヘカトンバイオンという名前です。
人形で非常に弱いですが肉体の再生能力をもつ3つ眼の個体と、大きな尻尾が特徴的なすばしっこい獣型の4つ眼の個体が融合して誕生した大きな怪獣のような姿の泥人形でした。
さみだれの攻撃を受けても粉砕せずにそのまま吹き飛んだものの、その後公園で発見されるとアニムス出現のゲートとしての機能を果たします。
獣の騎士団の夏合宿に出現し、さみだれ、夕日、東雲三日月(しののめみかづき)以外の指輪の騎士たちを圧倒すしました。
しかし風巻豹(しまきひょう)の掌握領域である創造領域・地母神(キュベレイ)で創り出した泥人形・ゾンダークによって、ヘカトンバイオンは身体の内側から食い破られてその後の指輪の騎士団による掌握領域の集中砲火によって倒されたのです。
8体目:メタゲイトニオン
8体目は8つ眼の泥人形でメタゲイトニオンという名前です。
巨大なトカゲのような姿に棘で覆われた尻尾をもつ凶暴な泥人形で、巨大な口による強力な噛み付き攻撃を得意としています。
南雲宗一郎(なぐもそういちろう)のドリルキック・仮による攻撃を受けて初戦では尻尾を破壊されて退散したものの、次の戦闘では回復した尻尾の攻撃で指輪の騎士団を苦しめました。
最後は南雲の掌握領域で拘束したところに掌握領域の集中砲火によって倒されたのです。
9体目:ボエドロミオン
9体目は9つ眼の泥人形でボエドロミオンという名前です。
ケンタウロスを彷彿とさせ、右手はランス型に左手は盾型の騎士の姿をした泥人形で、攻守ともに優れた戦闘を行います。
10体目の泥人形であるピュアノプシオンとともに出現し指輪の騎士団の戦闘力を分断しつつ、初戦では日下部太朗(くさかべたろう)を死亡させました。
一度は退散したものの、次の戦闘では太朗の復讐のために喪服で現れた指輪の騎士団の猛攻を受けて逃走しますが、その先で待ち受けていた宙野花子(そらのはなこ)の掌握領域・勇者の剣(クサカベ)の連続攻撃によって倒されたのです。
10体目:ピュアノプシオン
10体目は10個の眼の泥人形でピュアノプシオンという名前です。
無数の個体全部で1体となる特殊な泥人形で、三神骸(さんしんがい)と呼ばれる特別製の泥人形の1つとして登場しました。
1体1体は小さくそれほど戦闘能力も高くありませんが、全ての個体を殲滅しないかぎり何度でも再び増殖し、その度に少しずつ個体の能力を強化していく厄介な泥人形です。
その再生力によって指輪の騎士を苦しめますが、6度目の戦闘で戦闘に参加していた全ての個体が指輪の騎士に倒されて、茜太陽(あかねたいよう)の自宅の押し入れに潜んでいた最後の1体を太陽が倒したことで完全に倒されてしまいます。
11体目:マイマクテリオン
11体目は11個の眼の泥人形でマイマクテリオンという名前です。
まんじゅうのような丸い形状で自在に姿を変える能力を持った泥人形で、半月やさみだれに化けて登場しました。
三神骸と呼ばれる特別製の泥人形の1つで、普段は人間の少年の姿で行動しています。
人間の言葉を話し自身の考えや意見をもつなど非常に知能が高く、太陽との接触によって様々なことを考え行動していました。
指輪の騎士団との初戦ではマジカル・マリーの姿に変身して登場し、2戦目では愛玩超人インコマンに変身、3戦目ではいつもの少年の姿で登場して指輪の騎士団の猛攻に耐えるも最後には風巻が掌握領域の創造領域・地母神(キュベレイ)で創り出した泥人形の攻撃によって相打ちとなり倒されたのです。
12体目:ポジディオン
12体目は12個の眼の泥人形でポジディオンという名前です。
山よりも巨大で無数のとげが全身に生えた化け物級の人形をした個体で、三神骸と呼ばれる特別製の泥人形の1つとして登場しました。
しかし12体目の泥人形との戦闘に向けて指輪の騎士団が創り上げた最終技の最終領域・流れ星の矢(ネガイカナウヒカリ)を2射受けて倒されたのです。
戦闘シーンも短くポジディオンの戦闘力は不明ですが、南雲いわく流れ星の矢がなければ指輪の騎士団は全滅していただとうというほど強力な泥人形だったようでした。
【惑星のさみだれ】泥人形の弱点や名前の由来を解説
ここからは、泥人形の弱点や名前の由来についても解説していきます!
泥人形の弱点は掌握領域
泥人形の弱点は掌握領域です。
掌握領域とは獣の従者との契約により指輪の騎士となった際に授かる能力で、念動力を使うことができるようになります。
泥人形に最低限のダメージを与えるためには2人以上、有効打を与えたいなら3人以上の掌握領域を重ねることが泥人形にとっての弱点になるのです。
例外として半月のように掌握領域を駆使して1人でも泥人形に有効なダメージを与えたり、掌握領域ではなく物理的な攻撃でも泥人形に大きなダメージを与えることは可能ですが簡単なことではありません。
泥人形の名前の由来について
泥人形の名前の由来は、古代ギリシャ暦の月の名前です。
古代ギリシャ暦は7月から始まり、12ヶ月にはそれぞれ名前が付いています。
古代ギリシャ暦は地域ごとに月の名前も異なりますが、『惑星のさみだれ』ではアッティカ暦をもとに泥人形の名前に採用されているのです。
月 | グレゴリオ暦 | 名前 |
---|---|---|
1 | (6-7) | ヘカトンパイオン |
2 | (7ー8) | メタゲイトニオン |
3 | (8ー9) | ポエドロミオン |
4 | (9ー10) | ピュアノプシオン |
5 | (10-11) | マイマクテリオン |
6 | (11-12) | ポシディオン |
7 | (12-1) | ガメリオン |
8 | (1-2) | アンテステリオン |
9 | (2ー3) | エラフェポリオン |
10 | (3-4) | ムーニュキオン |
11 | (4-5) | タルゲリオン |
12 | (5-6) | スキロフォリオン |
『惑星のさみだれ』では7体目以降の泥人形の名前が明らかとなっていて6体目以前の名前は不明でしたが、上記表から1体目から6体目までの名前を推測することができますね。
まとめ
この記事では、『惑星のさみだれ』で泥人形の正体は何者なのか解説し、種類一覧と弱点や名前の由来についても詳しくまとめてきました。
- 泥人形の正体はアニムス生み出した兵士。
- 泥人形の目的は姫を倒すことのはずだが、なぜか指輪の騎士を狙っている。
- 泥人形が12体12種類が存在している。
- 泥人形の弱点は複数人の掌握領域。
- 泥人形の名前の由来は古代ギリシャ暦の月の名前。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント