『惑星のさみだれ』の師匠こと秋谷稲近(あきたにいなちか)は、初登場ではすでに死亡しているキャラクターです。
月代雪待(つきしろゆきまち)と星川昴(ほしかわすばる)の師匠として、2人と共に魔法使いアニムスの泥人形と戦いそして命を落とすこととなった師匠には過去や前世に隠された秘密がありました。
この記事では、『惑星のさみだれ』で師匠・秋谷稲近の前世と伏線を解説し、カジキマグロの騎士の能力や過去についてもまとめていきます!
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【惑星のさみだれ】師匠・秋谷稲近(あきたにいなちか)とは?
まずは『惑星のさみだれ』の師匠・秋谷稲近(あきたにいなちか)というキャタクターについて解説していきます!
師匠・秋谷稲近の基本情報
師匠・秋谷稲近は、500年間を生き続けた男性です。
雪待と昴とは2人が幼い頃に知り合い弟子にして、雪待と昴からは「師匠」と呼ばれて慕われながらこれまで様々なことを教えてきました。
未来視の能力によって師匠は自身がビスケットハンマーをめぐる戦いの中で命を落とすことを500年前から知っていて、その最期を最後の弟子となる雪待と昴が見取ることも知っていたのです。
実際に師匠は6体目の泥人形との戦いの中で、雪待と昴をかばって致命傷を負ったことが原因で死亡してしまいます。
しかし師匠は自分が死亡する前日に、雨宮夕日(あまみやゆうひ)に手紙と自分のこれまでの記録を綴った本を書き残していたため、夕日を含む指輪の騎士たちは師匠の死後に秋谷稲近という人物について知ることができたのです。
カジキマグロの騎士と従者ザン=アマルの関係
師匠と従者ザン=アマルはカジキマグロの騎士と指輪の従者の関係で、指輪の従者とは精霊(プリンセス)・アニマが従える12体の獣のことをいいます。
そのうちの1体がザン=アマルという名前のカジキマグロで、指輪の従者は契約した指輪の騎士の身体と同調し影響を受けるため、指輪の騎士が死亡すると同時に指輪の従者も消滅してしまうのです。
師匠をカジキマグロの騎士としてザンが選んだ理由については作中では明らかになっていませんが、師匠の方は未来視の能力によって500年前からザン=アマルという名前のカジキマグロが自分の元に来ることを知っていました。
指輪の従者についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
秋谷稲近は偽名?
師匠の秋谷稲近という名前が本名なのかは明かされていません。
秋谷をローマ字にすると「AKITANI」で反対から読むと「INATIKA」と回文になっていたのです。
そのことに気がついた夕日は、秋谷稲近という名前は偽名であると推測していました。
師匠・秋谷稲近の過去について
師匠は5歳の時に九死に一生を得て神通力に目覚めた過去がありました。
5歳の時に起こった大地震の影響で大津波が襲い、波にさらわれて太平洋まで運ばれてしまいましたがどうにか泳いで生還した師匠は、その時神通力に目覚めたのです。
その噂を聞きつけた仙人が師匠を弟子にして山で修行をすることとなってから十数年後、今度はアカシックレコードと繋がり師匠は全知者となったのでした。
全知者となり神の領域に至ったと感じた師匠は、仙人が連れてきた身寄りのない子を弟子とすることで初めて師匠となります。
それ以来500年間何人もの弟子をとり弟子たちから多くのことを学びますが、どの弟子も師匠よりも早く死んでしまいました。
その経験の中で師匠は弟子たちから教わった沢山のことと比べたら、全知などというものはくだらないと感じ、自分は全知の神などではなく無知のただひとりの人間であると悟ったのです。
【惑星のさみだれ】師匠・秋谷稲近の前世と伏線をネタバレ
ここからは、師匠・秋谷稲近の前世と伏線について解説していきます!
師匠・秋谷稲近の前世はアニムス?
師匠・秋谷稲近の前世はアニムスではないかと思われます。
アニムスとは世界を滅ぼすほどの絶大な力を持った魔法使いの男性で、地球の破壊を目的としたビスケットハンマーを生み出した張本人です。
そのアニムスが転生したのが師匠だと示唆される伏線のシーンについては後述していきます。
師匠・秋谷稲近の前世の伏線シーン
師匠・秋谷稲近の前世の伏線シーンは、漫画原作4巻・第28話で夕日が師匠が書き残した本を読み始めるシーンです。
このシーンでは師匠が誕生したのが明応元年の浜松だったことが書かれていて、そこから計算すると師匠が誕生したのが今から500年以上も前であることが明らかとなりました。
そこから師匠の過去について、そこには全知者となったことや500年かけて自分が人間であることを学んだことなどが描かれています。
これはアニムスが死亡する直前のシーンとつながるものがあったのです。
アニムスは師匠に転生したのか?
アニムスは師匠に転生したと考えられます。
それが示唆されたのが漫画原作10巻・第60話のアニムスが死亡する直前のシーンで、その転生先は今の時代よりも随分昔であると言った後に、アニムスはプリンセス(精霊)・アニマに転生した先で前世の業を償えるかと質問されて、「難しいな・・・500年は要る・・・かも」とも言っていました。
しかもアニムスは全知者になることをずっと望み続けていて、最期のときも次こそは全てを知るものになることを望んでいました。
アニムスの言葉は師匠の過去を描いた内容とリンクしている部分があり、師匠の前世はアニムスだったのではないかと考えられますが、作中ではその部分は明かされていません。
【惑星のさみだれ】師匠・秋谷稲近の能力を解説
ここからは、師匠・秋谷稲近の能力について解説していきます!
能力①神通力
神通力は、未来視や念動力、空間転移(物体の入れ替えやテレポーテーション)などができる能力です。
師匠は5歳の時に神通力に目覚めてから、死亡する直前までその能力を使うことができていました。
しかし神通力の能力は時間の経過とともに徐々に弱まり、未来視や念動力でできることもごくわずかとなっていたのです。
しかし死亡する直前に雪待と昴の掌握領域の能力を目の当たりにした師匠は、ここ数年の急激な能力の衰えは雪待と昴に自分の力が渡っていたためであると考えたようですが、その本当の理由については明らかになっていません。
能力②全知者(アカシックレコード)
全知者の能力は、宇宙や人類の過去から未来までの全ての歴史や事柄を知る能力です。
師匠はアカシックレコードとつながったことにり、アカシックレコードに問いかけると全てに答えてくれて過去、現在、未来のどんなことでも全てをすることができます。
能力③天沼矛(あまのぬぼこ)
天沼矛(あまのぬぼこ)は、超能力で創り出した矛で敵を貫く能力です。
この能力は泥人形にも大きなダメージを与えるほどに協力なものですが、泥人形を1発で倒すことはできませんでした。
師匠が天沼矛の能力を使ったのは指輪の騎士になった後でしたが、この能力が掌握領域の能力なのかもともともっていた神通力によるものなのかは不明です。
まとめ
この記事では、『惑星のさみだれ』で師匠・秋谷稲近の前世と伏線を解説し、カジキマグロの騎士の能力や過去についてもまとめてきました。
- 師匠・秋谷稲近は従者ザン=アマルとの契約でカジキマグロの騎士となった。
- 師匠の秋谷稲近という名前はローマ字だと回文になっており偽名かもしれないが詳細は不明。
- 師匠には5歳の時に九死に一生を得て神通力に目覚めた過去があった。
- 師匠は仙人の弟子となった後に全知者となった。
- 師匠の前世はアニムスであると示唆されているがそれについては明かされていない。
- 師匠の能力は神通力、全知者(アカシックレコード)、天沼矛(あまのぬぼこ)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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