プリンセス(精霊)・アニマの初登場は、『惑星のさみだれ』漫画原作の5巻・第34話です。
アニマは物語の序盤では登場せず、さみだれもアニマの状態については「寝てる」と言っていましたが、そんなアニマの正体とは一体何者なのでしょうか?
この記事では、『惑星のさみだれ』のプリンセス(精霊)・アニマ正体は一体何者なのか、アニムスとの関係と過去やさみだれとの出会いについても解説していきます!
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【惑星のさみだれ】プリンセス・アニマとは?
まずはプリンセス(精霊)・アニマとはどのような人物なのかをまとめていきます!
プリンセス・アニマの基本情報
アニマとは、少女の姿をした精霊でプリンセスと呼ばれる存在です。
無表情で非常にマイペースな性格で、独特の不思議な服装をしています。
12体の獣の従者とその従者と契約を交わした12人の指輪の騎士を指揮して、地球の破壊を企むアニムスとの戦いの根幹を司っているのがアニマなのですが、アニマの行動は予測不能で一方的なため、しばしば獣の従者たちを困らせているようです。
アニマと契約した者は契約と同時にサイキックの能力を授かり、契約の願いとして1つだけアニマに願いを叶えてもらうことができます。
またアニマは契約者である姫と指輪の騎士以外の人間には見えず、姫の身体と同調することでエネルギーを受け取ったり食べたものの影響を受けるため、さみだれと同様にアニマも大食いになっているのです。
アニマが眠っている理由
アニマがさみだれの中で眠っている理由は、さみだれの病とアニマの力が安定できていないからです。
アニマと契約を交わした人間は姫となり、本来はアニマが姫の意識を乗っ取って行動するはずが今回の戦いではなぜか序盤はさみだれの中でアニマの意識は眠ってしまい、さみだれはアニマとの契約によって得た能力を自由意志で使うことができていました。
アニマは自身とさみだれの同調に3~4年かけて力の引き出し方をさみだれに覚えさせるつもりでいましたが、さみだれはもともと重い病気を患っていたため簡単には安定させられずにアニマが眠りについてしまっていたのです。
プリンセス・アニマの目的
プリンセス・アニマの目的は、魔法使い・アニムスを倒すことです。
アニムスは地球を破壊するためにビスケットハンマーを発動させようとしている張本人でありビスケットハンマーの創造主で、超能力を使って時間を逆行しながらこれまで何度もビスケットハンマーを使ってその世界の地球を破壊し続けていました。
その度にアニマはその時代の人間と契約を交わし、同じくその時代の人間と契約を交わした獣の従者と指輪の騎士とともにアニムスに立ち向かっていたのです。
しかしこれまでアニマがアニムスに勝利したことは1度もなく、幾度となく未来の地球はアニムスのビスケットハンマーによって破壊されてしまっていたのでした。
アニマと指輪の従者の種類
アニマと指輪の従者は主従関係にあります。
アニマが創り出した指輪の従者ですが、獣の種類には共通点がありません。
指輪の従者は12体ですが干支でも星座でもなく、アニマが幼い頃に病院から見た月の模様として見えた獣を従者として創り出していたのです。
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【惑星のさみだれ】アニマの正体をネタバレ
ここからは、プリンセス(精霊)・アニマの正体について解説していきます!
アニマの正体は未来人
プリンセス・アニマの正体は32世紀の未来人です。
アニマはもともと未来の世界の宇宙で暮らす人間でした。
しかしアニマが精霊となったのには、アニムスとの悲しい過去が原因だったのです。
アニマとアニムスは双子の兄妹
アニマとアニムスは双子の兄妹の関係です。
アニマとアニムスはともにサイキックをもつ人間で超能力を使うことができましたが、アニムスの方がアニマと比べて強力な超能力をもっていました。
他の人間とは異なる特別な能力をもっていることで自身を神だと思い込んだアニムスは、もともと持っていた非常に強い好奇心によってその世界の地球を破壊してしまったのです。
アニムスが地球を破壊したのは地球が壊れる感触を知るためで、地球の破壊と同時に過去へ行く能力を覚醒させたアニムスは、過去の地球粉砕を何度も楽しみながら宇宙の最初を見て知るために時間を最初まで遡ろうと決めました。
そしてアニマはそんな兄の行動をどうにか止めるために、アニマのもつサイキックの能力を使いルールでアニムスを縛り簡単にはビスケットハンマーを使わせないようにしていましたが、これまでアニムスは何度もアニマのルールを突破してビスケットハンマーを発動させてきたのです。
ビスケットハンマーの発動条件についてなどの詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
アニマが両親を失った過去
プリンセス(精霊)・アニマには、両親を失った過去がありました。
アニマとアニムスが元いた未来の世界で月面のシャトルに乗っていた際に、アニムスが超能力でシャトルの壁の感触を知ろうとして誤ってシャトルを破壊してしまったのです。
シャトルの事故の原因がアニムスであることは誰にも知られていませんでしたが、アニムス自身は事故の原因が自分であることがバレないためにサイキックであることを秘密にしていました。
サイキックが原因で起こった事故によりアニマの両親を含むたくさんの人が死んでしまったため、アニマはサイキックを封印して普通の子供に戻ることをアニムスに提案しましたが、アニムスは自身が神であると思い込みその提案を拒否して地球を破壊してしまったのです。
アニマは氷雨と半月の子孫だった
また、アニマの正体はさみだれの姉である朝比奈氷雨(あさひなひさめ)と犬の騎士だった東雲半月(しののめはんげつ)の子孫であったことがラストで明かされます。
それはアニマが生まれた世界の過去で氷雨と半月が出会いその子から孫へと子孫が未来へ繋がっていき、その先に誕生したのがアニマであったということです。
しかし今回の世界ではビスケットハンマーをめぐる戦いの中で半月が死亡してしまったため、この世界の未来ではアニマが生まれないことを意味していました。
【惑星のさみだれ】アニマとさみだれとの出会いを解説
ここからは、プリンセス(精霊)・アニマとさみだれとの出会いについて解説していきます!
アニマは幼少期のさみだれと出会った
アニマとさみだれの出会いは、さみだれの幼少期でした。
アニマは重い病気のために入院生活を送っていたさみだれの前に突然現れ、さみだれに願いをひとつ叶えるかわりにともに地球を守るために戦ってほしいと言ったのです。
幼いさみだれはアニマが言っていることをすぐに理解できず、願いとして欲しい物やしたいことがないかという質問に対して何の欲求も持っていませんでした。
契約の願いとは別に病院の外に出ることを望んださみだれは外の世界で雨宮夕日(あまみやゆうひ)と出会い、その直後にアニマとの契約の願いを決めたのです。
アニマとの契約でさみだれは元気になった?
アニマとの契約でさみだれは元気な身体を手に入れました。
それまで重い病気を患っていたさみだれには治療方法もなく、病院の外に出ることさえも叶わずにいたためさみだれは全ての欲求を失ってしまっていたのです。
アニマは契約の願いとして病気を治すことを提案しましたが、欲求を失ってしまったさみだれにとって病気の完治は必要なものではありませんでした。
しかし、そんなさみだれが現在元気な身体を手に入れている理由は、アニマとの契約によってアニマに生かされているからだったのです。
そのためさみだれはアニムスとの戦いにたとえ勝利したとしても、アニマが消滅してしまえばもとの余命幾ばくかの状態に戻ってしまいます。
アニマが叶えたさみだれの願い
アニマが叶えたさみだれの契約の願いは、夕日との再会です。
アニマとさみだれが出会った直後に病院の外の世界で出会った少年が夕日でした。
夕日はとても勇敢で優しく、さみだれはそんな夕日にとの再会をアニマに願い、実際にその願いはお隣さんとなることと姫と指輪の騎士という関係になることで叶えられたのです。
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まとめ
この記事では、『惑星のさみだれ』のプリンセス(精霊)・アニマ正体は一体何者なのか、アニムスとの関係と過去やさみだれとの出会いについても解説してきました。
- アニマとは少女の姿をした精霊でプリンセスと呼ばれる存在。
- プリンセス(精霊)・アニマはさみだれの病気を力の安定させるために寝ていた。
- アニマの目的は魔法使い・アニムスを倒すこと。
- 獣の従者とはアニマが幼い頃に見た月の模様。
- アニマの正体は32世紀の未来人。
- アニマとアニムスは双子の兄妹の関係
- アニマはアニムスのサイキックが原因で両親を失った悲しい過去があった。
- アニマとさみだれの出会いはさみだれの幼少期。
- アニマとの契約によってさみだれは一時的に元気な身体を手に入れた。
- アニマが叶えたさみだれの願いは夕日との再会。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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