2005年から2010年にかけてヤングキングアワーズにて連載されていた水上悟志先生のSFファンタジー漫画『惑星のさみだれ』。
作中に登場する南雲宗一郎(なぐもそういちろう)は、生きている指輪の騎士の中では最年長の大人として味方をまとめていく役割を果たすため、魔法使い・アニムスとの戦いにはなくてはならな存在です。
この記事では、『惑星のさみだれ』の南雲宗一朗と馬の騎士について解説と能力や過去と願いについても詳しくまとめていきます!
『惑星のさみだれ』のもっと詳しい情報はこちら↓から!
【惑星のさみだれ】南雲宗一郎(なぐもそういちろう)とは?
まずは『惑星のさみだれ』の南雲宗一郎(なぐもそういちろう)というキャラクターについて解説していきます!
南雲宗一郎の基本情報
南雲宗一朗は、正義感があり責任感が強く真面目な性格をしている男性です。
生き残っている指輪の騎士の中では最年長ということもあり、メンバーの中でもリーダー的存在として泥人形との戦いでは戦いが有利に運ぶよう迅速に指示を出します。
指輪の騎士でも特に年少組に対しては泥人形と戦わせることに消極的で、戦場では自身の命をかけて子供たちを守る気持ちが強いです。
現在は無職の南雲ですが元刑事で、以前から警察という組織に違和感を感じていたことと腰を痛めて1週間仕事を休み寝込んでいる間に積もり積もった警察への不満を思い出し、腹が立って刑事の仕事を辞めたのでした。
馬の騎士と従者ダンス=ダークの関係
南雲宗一郎と従者ダンス=ダークは馬の騎士と指輪の従者の関係で、指輪の従者とは精霊(プリンセス)・アニマが従える12体の獣のことをいいます。
そのうちの1体がダンス=ダークという名前の馬で、指輪の従者は契約した指輪の騎士の身体と同調し影響を受けるため、指輪の騎士が死亡すると同時に指輪の従者も消滅してしまうのです。
南雲を馬の騎士としてダンスが選んだ正確な理由については作中では明らかになっていませんが、南雲の人一倍強い正義感をダンスが買っていた事は間違いありません。
南雲宗一郎の従者ダンスはユニコーンになる
南雲宗一郎の従者ダンス=ダークはユニコーン(霊馬)になります。
ユニコーンとは幻獣と呼ばれる3種類の獣の1体で、アニマが独自に決めた一定の条件のもとで獣の従者を幻獣に変化することができ、従者が幻獣となった指輪の騎士はアニマが契約する姫に匹敵する強力な力を授かるとされているのです。
ダンスがユニコーンになった経緯は、指輪の騎士と従者がアニマに強制招集された際にアニマに一方的にされたため、なぜダンスが選ばれたのかはわかりません。
ダンスがユニコーンになったことで南雲自身の指輪の騎士としての能力も強化され、使用できる掌握領域の形状が四角の平面から帯状に変化しました。
指輪の従者についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
【惑星のさみだれ】南雲宗一郎の能力を解説
ここからは、南雲宗一郎の能力について解説していきます!
掌握領域・傾天平面(たかまがはら)の能力
掌握領域の傾天平面(たかまがはら)は、掌握領域を四角形の平面状にする能力です。
南雲は傾天平面の能力によって、掌握領域での防御に加えて相手を拘束することもできます。
もともとは他の指輪の騎士と掌握領域を重ねることを想定して編み出した能力です。
掌握領域・ドリルキックの能力
掌握領域のドリルキックは、帯状の掌握領域を脚にまとわせる能力です。
掌握領域をドリルのように先端を尖らせる形で脚にまとわせて攻撃することで、高い攻撃力をそのまま敵にぶつけることが可能なります。
南雲がドリルキックの能力を初めて使ったのは8体目の泥人形メタゲイトニオンとの戦闘で、当初技名は「ドリルキック仮」でしたが、その後の戦闘では理由は不明ですが仮を取って「ドリルキック」と叫びながら攻撃を繰り出していました。
足技に特化した高い戦闘能力
南雲には足技に特化した高い戦闘能力があります。
戦闘では様々な足技を使い、目にもとまらぬ連続蹴りを繰り出す百烈脚という足技を必殺技としていて、指輪の騎士の能力である掌握領域を除いても高い戦闘力を誇っているのです。
百烈脚は若かりし頃には名前通りに蹴りを繰り出せたものの、現在では多くても60位が限度としていますがそれでもかなりの強さがあります。
【惑星のさみだれ】南雲宗一郎の過去と願いについて
ここからは、南雲宗一郎の過去と願いについて解説していきます!
南雲宗一郎が刑事だった過去
南雲宗一郎には刑事だった過去があります。
現在は堂々と無職を宣言している南雲ですが、ダンス=ダークと出会い指輪の騎士となる時までは刑事として仕事をしていたため、辞めたのはつい最近のことだったのです。
刑事だった南雲は火渡という名前の女性刑事とともに仕事をしていましたが、その女性刑事が未来視の能力者であったことから予知した事件を有効利用して犯人逮捕を目的として行動していました。
しかし南雲が女性刑事の未来視で最後に関わった傷害事件の犯人が局長の息子だったことで、事件がもみ消されるのを目の当たりにしてしまったのです。
強い正義感からそれが許せなかった南雲は、釈放された犯人を殴りその直後に従者ダンスから落馬した時に腰を痛めて寝込んだことをきっかけに刑事を辞めたのでした。
無職になったことで南雲は「心配するな 私は無職だ」という名言も残しています。
南雲宗一郎の願いは宝くじ当選
南雲宗一郎の騎士の契約の願いは、宝くじ当選です。
南雲の願いについては作中で全く触れられず、謎に包まれていました。
しかし『惑星のさみだれ』漫画原作10巻・第65話(最終話)の後日談の中で、10年前に騎士の契約の願いで宝くじを当てていたことがひっそりと明らかとなります。
それによって南雲が指輪の騎士が集まる際には費用を出してくれていた理由がわかったのでした。
まとめ
この記事では、『惑星のさみだれ』の南雲宗一朗と馬の騎士について解説と能力や過去と願いについても詳しくまとめてきました。
- 南雲宗一郎は馬の従者ダンス=ダークとの契約で馬の騎士になった。
- 南雲の能力は掌握領域・傾天平面(たかまがはら)と掌握領域・ドリルキックと足技に特化した高い戦闘能力。
- 南雲には刑事だった過去があり組織に対する不満から退職した。
- 南雲の騎士の契約の願いは宝くじの当選だった。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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