地球を舞台に主人公・雨宮夕日 (あまみやゆうひ)とヒロイン・朝日奈さみだれ(あさひなさみだれ)達と魔法使いとの戦いを描いた『惑星のさみだれ』(ほしのさみだれ)。
ライトバトルと最終回ではどのような最後と結末が待っているのでしょうか?
この記事では、『惑星のさみだれ』のラストバトルと最後の結末を解説し、最終回で語られたその後の後日談についてもまとめていきます!
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【惑星のさみだれ】ラストバトルまでの経緯
ここからは、『惑星のさみだれ』のラストバトルまでの経緯について解説していきます!
12体の泥人形を倒す
『惑星のさみだれ』の物語が進んでいくと、指輪の騎士と姫は12体の泥人形をすべて倒します。
指輪の騎士は、敵である魔法使い・アニムスが作り出した12体の泥人形をすべて倒すためにこれまで戦い続けていました。
その戦いの中で12人の指輪の騎士のうち、東雲半月(しののめはんげつ)、日下部太朗(くさかべたろう)、秋谷稲近(あきたにいなちか)の3人が命を落とします。
しかし指輪の騎士たちは困難を乗り越え力を合わせて最終領域「流れ星の矢(ネガイカナウヒカリ)」を完成させて、漫画原作10巻56話で12体目の泥人形・ポジディオンを倒したのでした。
しかし12体の泥人形を倒すことは、地球を破壊しようとしているビスケットハンマーの発動を意味していたのです。
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ビスケットハンマーの発動条件について
ビスケットハンマーの発動条件とは、12体の泥人形が全滅することです。
ビスケットハンマーの発動条件についてはもともとの条件と変更後の条件で異なりますので、わかりやすくまとめてみます。
ビスケットハンマーの発動条件のルール変更をしたのは精霊(ぷりんせす)・アニマで、自ら発動条件を12体の泥人形が全滅に変更したことでアニムスにとっては発動条件が緩くなっていたのです。
さらに夕日の死亡がルール変更の取り消し条件に加えられたことで、
- 12体目破壊時に夕日が生存した場合:アニムスの戦闘なしでビスケットハンマー発動
- 夕日死亡の場合:ビスケットハンマーの発動なしでアニムスと残りの騎士、姫との戦闘
という夕日が死亡するだけでビスケットハンマー発動を回避できる条件に変更されていたのでした。
そのことについては夕日本人も指輪の騎士たちも、アニマからまったくそのことについて知らされていませんでした。
しかし夕日が作中で死亡することはなく、夕日を含む指輪の騎士たちは12体の泥人形を全滅させてアニムスにはビスケットハンマーを発動させる条件が整うこととなったのです。
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ビスケットハンマーの地球破壊を阻止
アニマはビスケットハンマーの地球破壊を阻止するために、ブルースドライブモンスターという名前の対ビスケットハンマー用カウンター小天体兵器を作り上げていました。
「可視なる絶望」であるビスケットハンマーを認識した者でさらに希望をもつ者だけがブルースを視ることができ、アニマはブルースが視える者をずっと待っていたのです。
ブルースの発動には夕日がブルースの深部へ向かい、途中で夕日自身の心を拾いながら進む必要がありました。
そして深部に設置してあったボタンを押すとブルースは発動しビスケットハンマーに対抗しますが、残念ながらブルースは砕けてしまいます。
その瞬間を待っていたさみだれは、砕けたブルースをサイキックの能力で再構築し力を上書きする形で巨大なさみだれを作り上げ、ビスケットハンマーを破壊したのです。
ラストバトルはアニムスとの直接対決
ラストバトルはビスケットハンマーを砕かれ、後がなくなったアニムスとの直接対決です。
アニムスはビスケットハンマーを砕かれても地球の粉砕をやめる気はありませんでしたが、ビスケットハンマーを再度作り上げるには半年以上かかるため、まずは目の前の指輪の騎士と姫と戦い倒す必要がありました。
果たしてラストバトルと最後の結末はどうなるのでしょうか。
【惑星のさみだれ】最後の結末を解説
ここからは、『惑星のさみだれ』の最後の結末を解説していきます。
ラストバトル勝利とアニムス死亡
ラストバトルでは、騎士たちと姫とアニムスとの直接対決が繰り広げられます。
しかしアニマ、さみだれ、夕日の3人はバリアで最終決戦が行われることとなった島に入ることができずにいたのです。
アニムスはビスケットハンマーを砕いたさみだれに対して恐れを感じていましたが、それを逆に勝機と考えたアニマはさみだれにバリアを叩くことを提案し、最終的にはバリアを破くことに成功します。
騎士たちはアニムスを追い詰め、最後はアニマがアニムスの心臓を槍で刺しアニムスは死亡してラストバトルに勝利したのです。
魔法使い・アニムスの正体や転生についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
最後は夕日と騎士たちの戦い
アニムスが死亡したことで、さみだれは当初予定していたとおり地球の破壊を実行しようとします。
そこで事前にさみだれに協力することを誓っていた夕日は、さみだれの目的を阻むであろう残りの騎士たちを次々と倒していきました。
しかし、夕日の本当の目的はさみだれを止めることだったのです。
さみだれのことが好きになっていた夕日は、好きだからこそさみだれを自分が止めたいとひとりでさみだれと戦います。
夕日がさみだれの地球破壊を止める
さみだれは、たとえビスケットハンマーの発動を阻止することができても自分はもとの病弱な身体に戻ってしまうため、自らの手で地球を破壊してすべてをなくしてしまおうと考えていました。
しかし指輪の騎士たちと出会いともに時間を過ごす中で幸福を知り、皆が行こうとしている未来に自分だけはいけないことに悲しさを感じるようになっていたのです。
そんなさみだれをまるで救おうとするかのように夕日はさみだれを止めようと戦い、その戦いの中で指輪の従者・ノイは夕日の願いに応え黒竜(インビジブル)の姿となります。
最後は騎士たち全員の協力により、さみだれの地球破壊を止めることができたのです。
結末はアニマと従者の消滅
すべての戦いが終わり騎士と姫からはサイキックの能力が失われ、アニマと指輪の従者たちはこの世界からは消滅してしまいます。
アニマと指輪の従者は輪廻の輪を探すのだそう。
もともと人間だったはずのアニマですが、サイキックで長く生き過ぎたせいで現在では半霊体となってしまっていたのです。
アニマたちが輪廻の輪を見つけることができたなら夕日たちの未来の世界に生まれ変わるのかもしれませんが、アニマ自身は夕日に夕日たちの子供には転生したりはしないと言っていました。
【惑星のさみだれ】最終回は騎士のその後と後日談
ここからは、最終回で語られた騎士のその後と後日談について解説していきます!
原作漫画最終巻は10巻最終話(65話)
『惑星のさみだれ』の原作漫画最終巻は10巻最終話(65話)です。
最終回では、ラストバトルから10年後のお話が描かれています。
さて10年後の夕日やさみだれ、騎士だったメンバーはその後それぞれどうしているのでしょうか?
雨宮夕日は刑事になりアニマと再会
最終回の雨宮夕日は刑事になって登場しアニマと再会します。
夕日がアニマに再開できたのは、ラストバトルで登場した未来の夕日が実は10年後の夕日だったためです。
夕日がブルースを発動させる役目を果たす際に、ブルースの深部へ向う途中で夕日自身の心を拾いながら進むシーンで未来の夕日らしき人物が登場していまいしたが、それは10年後の夕日をアニマが呼び出したものでした。
アニマが10年後の夕日を呼び出した理由は夕日の10年後の顔を見たかったからという単純な理由でしたが、夕日の方も懐かしいアニマとの再会に喜び指輪の騎士だった時に疑問に思っていたことを聞いたり、その後のメンバーの現在についてアニマに語りました。
この夕日とアニマの会話が後日談として描かれています。
アニマの正体についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
南雲宗一朗は探偵・星川昴は探偵助手
最終回の南雲宗一朗は探偵になり、星川昴は探偵助手として南雲の事務所で働いています。
南雲は10年前の契約の願いで宝くじを当選していたため、刑事をやめ指輪の騎士としての役割を終えたその後は自由な生活を手に入れて探偵事務所を立ち上げていたのです。
東雲三日月は裏警備会社で働く
最終回の東雲三日月は裏警備会社で働いています。
もともとこの仕事は三日月の兄の東雲半月がバイトとしてしていた仕事で、半月が泥人形との戦いで死亡してしまったためにその後弟の三日月が兄の仕事を引き継いだのです。
三日月と昴は仕事でもプライベートでも親しくしていますが、後日談のなかでは2人が付き合っているのかどうかについては誰も知りません。
宙野花子は食堂経営
最終回の宙野花子は食堂を経営しています。
幼馴染でともに指輪の騎士として戦っていた日下部太朗が死亡した後に太郎が目指していた料理の道を志した宙野は、もともと自宅の1階にあった昔食堂だった場所を改装して食堂を始めていたのです。
茜太陽は一浪して大学生
最終回の茜太陽は一浪してた後に大学生となっています。
一度受験に失敗した後に突然明るい性格に変わった太陽は、その後メガネをかけてなぜかアロハシャツを着て過ごしていますが、その理由についは誰もわかっていません。
漫画原作10巻の夕日とさみだれの戦いの際に意識が混濁した状態の太陽がなぜか「アロハ」と発言していたので、その時のことが何かしら影響しているのかもしれないですが、作中では明かされませんでした。
ちなみに太陽は宙野が経営する食堂でバイトをしています。
月代雪待は中学教師
最終回の月代雪待は中学教師になりました。
中学教師になった経緯については明かされていません。
ちなみに後日談では雪待は太陽と付き合っていることが明かされています。
風巻豹と白道八宵は結婚
最終回の風巻豹と白道八宵は結婚しています。
白道は物語進行中に夕日のことが好きになり告白までしていましたが、その後風巻との間に何かがあったのかはわかりませんが結婚してその後は穏やかを絵に書いたような夫婦となったのでした。
朝日奈さみだれは病気が完治
最終回の朝日奈さみだれは病気が完治して登場します。
もともと幼い頃から重い病気を患っていたさみだれは、アニマとの契約によって一時的に元気な身体を手に入れていました。
しかしラストバトルが終わりサイキックを失ってからは、元の病気の身体に戻ってしまっていたのです。
その後それでも生きることを諦めなかったさみだれは8年の闘病生活の後にフランスで最後の手術を終え、さらに2年の療養してアニマと夕日が再会したこの日に日本に帰国しました。
さみだれはさみだれの意思と努力で、元気な本当の自分とこれからの未来を手に入れたことが後日談で明かされたのです。
まとめ
この記事では、『惑星のさみだれ』のラストバトルと最後の結末を解説し、最終回で語られたその後の後日談についてもまとめてきました。
- 魔法使い・アニムスはビスケットハンマーを発動するが地球破壊を阻止することに成功する。
- ラストバトルは指輪の騎士、姫、アニムスとの直接対決でアニムス死亡。
- 最後は夕日が騎士たちと戦いさみだれの地球破壊を止める。
- 結末ではアニマと従者は消滅して輪廻の輪を探す旅へ。
- 最終回は騎士のその後と後日談でハッピーエンド。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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