『サマータイムレンダ』の主人公である網代慎平(あじろしんぺい)は、物語の最初から左右の目の色が異なっています。
慎平の右眼はなぜ違う色をしているのでしょうか?
この記事では、『サマータイムレンダ』で網代慎平の右目の正体や能力についてネタバレし、タイムリープできる理由も解説していきます!
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【サマータイムレンダ】網代慎平(あじろしんぺい)とは?
まずは網代慎平(あじろしんぺい)の詳しい情報をまとめていきます!
網代慎平の基本情報
慎平は『サマータイムレンダ』の主人公です。
父は網代透(あじろとおる)、母は網代暁美(あじろあけみ)という名前で、慎平は2人が日都ヶ島(ひとがしま)へ移住した後にこの島で生まれ育ちました。
10年前に両親が事故によって死亡し、身寄りのなかった慎平を引き取ったのが小舟潮(こふねうしお)と小舟澪(こふねみお)の父親である小舟アラン(こふねあらん)です。
それ以来慎平は小舟家の家族の一員となり、同じ歳の潮は慎平にとって幼馴染であり大切な家族でもあったのでした。
読書家だった父親の影響もあり慎平は幼い頃から本が好きでミステリやSFを好んで読んでいて、特に小説家・南雲竜之介(なぐもりゅうのすけ)のファンであり南雲竜之介が出した本は全部持っています。
レストランを営むアランの影響で料理に目覚め、現在は料理人を目指して高卒の資格が取れる東京の調理師専門学校に通っていました。
俯瞰(ふかん)するクセがあり、特にテンパるような状況になると脳内にもうひとりの自分を生み出して、その視点から客観的に見て解決しようとすることが度々あります。
慎平と潮の過去
慎平が故郷である日都ヶ島に帰ってきたのは潮の葬儀に参列するためで、慎平が上京してから2年ぶりのことでした。
慎平が調理師専門学校に通うために東京へ行くことを決めた時に、潮はそんな大切なことを慎平が勝手に決めてしまったことにとても怒っていました。
この時慎平は家を離れる理由について、自分のお金は自分で稼げるようになりたいことと、ずっと小舟家の家族に迷惑をかけっぱなしでいることが嫌だと潮に伝えていたのです。
しかし慎平が東京へ行くことを決めた本当の理由は、好きな潮と別な形で家族になりたいと思っていたからでした。
そのことを知らない潮はその場では怒ってしまいましたが、潮は慎平と過ごす最後の夜に晩ご飯は慎平のカレーにしてほしいと言いました。
慎平は荷造りなどがあるからと「また今度な」と言い、次の日慎平が島を発つ時に潮は慎平の見送りには来なかったのです。
そんな過去の出来事から潮が死亡した後に慎平は、勝手に東京行きを決めたことと潮が食べたがっていたカレーを作ってあげなかったことをとても後悔していました。
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【サマータイムレンダ】網代慎平の右目の正体をネタバレ
ここからは、網代慎平の右目の正体を解説していきます!
慎平の右目の正体はハイネの右目
慎平の右目の正体は、ハイネの右目です。
ハイネとは「影」の始祖ともいえる存在のことで、「影」からオカアサンと呼ばれて特別な能力をもっている少女の姿をした唯一の存在であり、日都ヶ島でヒルコ様と呼ばれている神様のことでした。
右目の変化については慎平自身も3周目のループで洗面台の鏡で自分の顔を見た時までその変化にまったく気づかず、いつ何がきっかけで変化したのかも全くわからずにいたのでした。
では人間である慎平の右目はいつハイネの右目になったのでしょうか?
慎平の右目は潮からプレゼントされた
実は慎平の右目は潮からプレゼントされたものだったのです。
慎平は『サマータイムレンダ』の物語の冒頭で慎平は故郷である日都ヶ島へ向かう船の中で寝てしまい、水着姿の潮から何かをプレゼントされた夢をみました。
その後慎平は覚めて現実へと引き戻されてしまったため、夢の中でのできごとについて何も気に留めてはいなかったのです。
しかしその夢は10周目の未来から時間を超える能力を使って過去へと戻ってきた「影」のウシオが、慎平にハイネの右目をプレゼントするためにやってきた現実の出来事だったのでした。
影ウシオが慎平へプレゼントを渡した理由についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
【サマレン】慎平の能力やタイムリープできる理由
ここからは、慎平の能力やタイムリープできる理由について解説していきます!
網代慎平の右眼の能力
慎平の右目の能力は、時間を見ることです。
時間を見るとは、高次元の視点から時間の流れを俯瞰(ふかん)していくつもの平行世界を観測すること、つまり慎平がタイムリープしループすることはパラレルワールドを作ることを意味していました。
そしてその能力によって慎平が観測した世界が「事実」となるため、慎平がこの世界をレンダリング(描写)しているといっても過言ではない神の力ともいえる能力だったのです。
タイムリープできる理由を解説
慎平がタイムリープすることができるのは、ハイネの右目の能力を使えていたことが理由でした。
慎平が繰り返していたタイムリープとループは慎平の右目にあるハイネの右目がもたらした能力であり、慎平がループする度に並行世界が増えていくというものだったのです。
慎平のみが7月24日の惨劇という未来を変えることができる可能性を秘めており、慎平の右目は「影」との戦いにおいて非常に重要なものだったのでした。
タイムリープの力には限りがある
とても便利にも思える慎平の右目の能力ですが、タイムリープの力には限りがあります。
慎平は4周目にループした際すでに自分の服が濡れていることに気づき、それは4周目の慎平がすでに澪が自転車に乗って海に落ちるの防ごうとして澪と共に海へ落ちたことを意味していたのです。
慎平がこれまでのループを思い返してみると、1回目は船の中、2回目では日都ヶ島上陸直後、3回目は澪と出会う直前・・・とタイムリープする度にループする「スタート地点」が少しずつ遅くなっていたことに気が付きました。
慎平がループしたスタート地点よりも前に起こった出来事は確定した事実となり、4周目の慎平が海に落ちたという事実は5周目以降に変えることはできないのです。
そして次にループする時にはさらにループする「スタート地点」は遅くなるため、もしも慎平や仲間のうちの誰かが殺されてその時間よりも後にスタート地点がきてしまったら、その後にいくらループしても死んだ事実を変えることはできなくなってしまいます。
まとめ
この記事では、『サマータイムレンダ』で網代慎平の右目の正体や能力についてネタバレし、タイムリープできる理由も解説してきました。
- 網代慎平の右目の正体はハイネの右目。
- 慎平の右目は影ウシオからプレゼントされたものだった。
- 慎平の右目の能力は時間を見ることで、パラレルワールドを作ることができる。
- 慎平がタイムリープできるのはハイネの右目の能力が使えたから。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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