サマータイムレンダの原作最終回を解説!最後はハッピーエンド?

サマータイムレンダ

和歌山県和歌山市の離島を舞台に、主人公・網代慎平(あじろしんぺい)たち人間と「影」との戦いを描いた『サマータイムレンダ』。

原作ではどのような最終回を迎えるのでしょうか?

この記事では、『サマータイムレンダ』の原作最終回を解説し、最後はハッピーエンドなのかについてもまとめていきます!

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【サマータイムレンダ】原作最終回までの経緯

まずは、原作最終回までの経緯を解説していきます!

影の存在と7月24日の惨劇

『サマータイムレンダ』の舞台である日都ヶ島(ひとがしま)で迷信として語り継がれていた「影の病」は、実在する「影」という存在によって人間が殺されていたのであったと、小舟澪(こふねみお)の「影」の登場によって慎平は身を持って知ることになりました。

慎平は初めて「影」に殺されて以降、なぜか殺される度にタイムリープしループを繰り返すようになります。

「影」の存在を知りつつもどうすることもできずに時は過ぎ、7月24日の夏祭りで「影」の母・ハイネと4本腕の影・シデによって島民が皆殺しになる惨劇が起こったのです。

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慎平の目的は復活の儀式の阻止

7月24日の惨劇はハイネたちが復活の儀式と呼んでいたものでした。

ハイネは復活の儀式によって島民を皆殺しにして殺した人間を食べることで、弱った身体を復活させようとしていたのです。

しかし慎平は大切な仲間を守るために、仲間たちと共に復活の儀式を阻止すべく何度も死にながらループを繰り返して「影」と戦っていきます。

影の黒幕シデとの最終決戦

元凶はハイネかと思われていましたが、実は黒幕はシデだったのです。

シデはハイネを利用して自身の「世界を終わらせる」という目的を果たそうとしていたのでした。

シデはハイネの正体であるヒルコを最後まで利用しようとハイネの故郷であり常夜(とこよ)と呼ばれる現世よりも上にある世界へ移動し、自分が戦いに有利になるようにヒルコを使ったのです。

強力な戦闘能力を持つシデとの最終決戦に苦戦を強いられた慎平と影ウシオでしたが、慎平の中にデータとして入った南方竜之介(みなかたりゅうのすけ)の影の身体能力と、影ウシオの中に眠っていた少女・波稲(はいね)の助力によって慎平たちが勝利したのでした。

黒幕である4本腕の影・シデの正体や目的など詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!

過去のヒルコを消去

シデが倒されて残ったヒルコは、能力によってそれまで戦っていた常夜(とこよ)とおよそ300年前にヒルコが打ち上げられた浜を繋ぎました。

当初、ヒルコは過去に戻って自分のデータを日都ヶ島にたどり着いたばかりの自分の肉体に移して、再び最初からやり直すつもりなのではと慎平は考えていましたが、本当のヒルコの願いは自分の全てを終わらせることだったのです。

それを察した影ウシオは、ハッキングの能力でヒルコ様として浜に打ち上げられたおよそ300年前のクジラを消去したのでした。

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影ウシオが過去のひづると慎平に接触

ヒルコを消去した影ウシオがその後にしたことは2つあります。

  • 南方ひづる(みなかたひづる)に助けを求めること。
  • 慎平にハイネの右目を渡すこと。

どちらも「影」との戦いで勝利する結末を迎えるのにとても重要で、影ウシオはそれができるのは自分しかいないことに気がついたのでした。

「影」の母であったヒルコを消すことは全ての「影」が消えることでもあるため、影ウシオは自分も消えてしまうことを悟ります。

影ウシオは自分の存在が消えてしまう前に時間を超える能力を使い、7月21日のひづるの元へ行き「力を貸してほしい」とメッセージを残し、7月22日の慎平に会ってハイネの右目を慎平にプレゼントしていたのです。

慎平の右目の正体や能力についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!

【サマレン】原作最終回を解説

ここからは、原作最終回について解説していきます!

原作最終巻は13巻139話

『サマータイムレンダ』の原作最終巻は13巻・139話です。

原作最終話では、1話と同じ7月22日で慎平が日都ヶ島に降り立ったシーンから物語が始まります。

しかし1話と最終回では「影」の存在に違いがあったのです。

原作最終回は影が存在しない7月22日

原作の最後には「影」が存在しない7月22日が訪れました。

「影」が存在していないため、1話で「影」によって自転車のブレーキを壊されて海に落下した澪は最終回では海に落下しません。

慎平自身もこれまで「影」と戦ってきた記憶のほとんどを一時的に忘れている様子で、「影」が存在していた過去のループでとっていた行動を無意識にとってしまう自分自身に困惑してしまいました。

そして1話との違いに大きく衝撃を受けたのは、この世界では潮が生きていたことです。

慎平は日都ヶ島に降り立った直後から自分が嬉しい気持ちでいることを感じていましたが、当初その理由が何なのかわかりませんでした。

1話で慎平が日都ヶ島に2年ぶりに戻ってきたのは潮の葬儀に参列するための悲しい帰省だったわけですが、最終回で慎平が戻ってき理由は潮から島に帰ってくるように連絡があったからだったのです。

影に関連して死亡した人が復活

最終回では1話で死亡していた潮だけではなく、「影」に関連して死亡した人が全員復活しています。

これまで「影」に関連して死亡した人の中には、14年前にハイネに殺された竜之介や慎平の両親など、「影」さえ存在しなければ今も生きていたはずの人間がたくさんいました。

影ウシオがおよそ300年前にクジラの姿で日都ヶ島の浜に打ち上げられた「影」の母・ヒルコを消去したことで、この世界には最初から「影」は存在していなかったこととなり、「影」に関連して死亡したはずの人が全員死んでいなかった未来が訪れたのです。

最終回の最後はハッピーエンド

『サマータイムレンダ』の最終回の最後はハッピーエンドとなります。

これまでの「影」との戦いの中でひづるが死亡しループでの復活もできず、全員無事で「影」に勝つことができなくなってしまったことに慎平は悲しさと悔しさをにじませていました。

しかし「影」が存在しない世界となったことで、過去に「影」に関連して死亡した人だけでなく「影」との戦いで死亡したひづるも生きて登場します。

そして慎平が自分のことと同じく嬉しかったのが、竜之介の娘が波稲という名前で登場したことでした。

みんなと仲良くなりたいと願った過去の波稲の願いがこの世界で叶ったことに、慎平は自分にしかわからない嬉しさを感じたのです。

また徐々に慎平にループした記憶が戻っていき、潮との会話で潮ともループした時の記憶を共有することができると潮は笑顔で慎平に「おかえり!」と言ってくれたのでした。

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まとめ

この記事では、『サマータイムレンダ』の原作最終回を解説し、最後はハッピーエンドなのかについてもまとめてきました。

  • 慎平と影ウシオは「影」の黒幕シデとの最終決戦に勝利する。
  • およそ300年前のヒルコを消去し最後は「影」のいない世界になる。
  • 影ウシオは最後の力でひづるに音声データを残し慎平にハイネの右目を渡していた。
  • 原作最終回は「影」がいない7月22日が訪れる。
  • 最後は「影」に関連して死亡した人は復活し最終回はハッピーエンドの結末を迎える。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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