サマータイムレンダ四本腕シデの正体は雁切真砂人!目的や2人いる理由を解説

サマータイムレンダ

『サマータイムレンダ』でこれまでに登場した「影」とは全く異なる、異形の姿で登場した四本腕の影。

ハイネと特別な関係性が伺える四本腕の影「シデ」の正体とは一体何者なのでしょうか?

この記事では、『サマータイムレンダ』で四本腕シデの正体である雁切真砂人について解説し、目的や2人いる理由をネタバレでまとめていきます!

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【サマータイムレンダ】四本腕のシデとは?

まずは四本腕の影について解説していきます!

四本腕が登場した経緯

四本腕が初めて登場したのは、3周目の7月24日の夏祭りでした。

それまでに「影」の小舟澪(こふねみお)に2度も殺された網代慎平(あじろしんぺい)は、3周目の7月24日の夏祭りで「影」の小舟潮(こふねうしお)に遭遇します。

慎平たちはもともと影の病について日都神社(ひとじんじゃ)の宮司である雁切真砂人(かりきりまさひと)に聞こうと夏祭りが行われている日都神社の境内に行く予定でいたため、慎平は影ウシオを人目につかない場所に隠すと仲間が待つ境内へと向かったのです。

しかし慎平が境内に辿り着くと境内は人間の血であふれ、その中心にいたのは四本腕のおぞましい存在がだったのでした。

四本腕の名前はシデ

四本腕の名前はシデといいます。

四本腕は異形の姿をした「影」だと思われ、慎平が見た今までの影とは異なりひときわ大きく他の影たちとは明らかに違っていました。

影たちの親玉のように立ち回り大量の人間を殺して行っていた儀式を邪魔されないために、攻撃をしかけてきた南雲竜之介(なぐもりゅうのすけ)と名乗る女性を四本腕の影は自らが影の能力プリントで作り出したと思われるライフルで攻撃し返り討ちにしたのです。

四本腕の影は慎平の目を見ると「昔失われた母の右目 そのオリジナル なぜキミが持ってる」と慎平にとっては意味不明な言葉を言い、明らかに慎平のタイムリープやループに関することを何か知っている様子でした。

南雲竜之介に関する詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!

【サマータイムレンダ】4本腕シデの正体をネタバレ

ここからは、4本腕シデの正体をについてネタバレで解説していきます!

4本腕シデの正体は雁切真砂人(かりきりまさひと)

4本腕の影であるシデの正体は、雁切真砂人(かりきりまさひと)です。

雁切真砂人とは日都ヶ島(ひとがしま)の北部にある日都神社の宮司を務める男性で、島で行われる祭祀や葬式なども取り仕切るなど島にはなくてはならない存在として知られています。

明るい性格で話が長い男性として島では有名で、ゲーム好きなため物事をゲームに例えて話をするなど非常に人間的で彼が「影」であることは一部の人物を除いて島のほどんどの住人が知りません。

シデというのは雁切真砂人が普段は隠している「影」としての姿であり、「影」の母であるハイネの最も側近にいる守護者でいつも丁寧な言葉づかいで話すのが特徴ですが、行動はとても残虐で目的のために人間を殺すことに何の抵抗もないのです。

4本腕シデの能力

シデの能力一覧
  • 骸の鎧(むくろのよろい)
  • ヤマビコ

骸の鎧(むくろのよろい)

骸の鎧とは、シデの「影」としての姿を形作り強化し防御する能力です。

骸の鎧はかつて影の立体部分だったものが劣化して今は形がなくなり誰でもなくなってしまった泥(どろ)と呼ばれるものからできています。

本来「影」は何度も変身を繰り返すことができますがそれができるのは無限ではなく、少しずつコピーの精度が劣化し始めて形が崩れたり記憶障害や人格障害に陥って人間の姿を維持できなくなっていくのです。

そうした「影」はやがて野良となり、最終的には野良としての形も維持できなくなると泥になってしまいます。

これが骸の鎧の素材になっていて、泥は人である雁切真砂人の意思に反応して形を変化させることができるため雁切真砂人が望む四本腕の影の姿へとなっていたのです。

誰でもなくなってしまった泥とは情報の無い空の影を意味しているため、いくら攻撃を受けてもシデの本体である雁切真砂人がダメージを受けることはなく、たとえ骸の鎧が崩れても何度でも雁切真砂人の意思のままに再生することができます。

まさに無敵の能力といえる骸の鎧の能力ですが、データが空の状態の骸の鎧に他の「影」のデータを写すことで骸の鎧を雁切真砂人から剥がすことが可能です。

ヤマビコ

ヤマビコとは向けられた力をそっくりそのまま相手に返す能力で、まさに山彦のような能力なのです。

この能力は骸の鎧ありきの能力であるため、骸の鎧をまとった状態でなければ発動することはできません。

ヤマビコは物理的な攻撃も影ウシオのハッキングさえも返すことができるため、相手に攻撃をさせない最強の能力ともいえます。

雁切真砂人の正体はハイネの子で菱形紙垂彦?

シデの正体は雁切真砂人であると前述しましたが、では雁切真砂人の正体は一体何者なのでしょうか?

「影」でありながら人間でもあるシデ・雁切真砂人の正体とは、ハイネが最初に産んだ子供であり菱形紙垂彦(ひしがたしでひこ)でもあります。

菱形紙垂彦とはおよそ300年前の菱形医院の創始者であり初代医院長だった人物で、雁切真砂人のオリジナルの名前です。

菱形紙垂彦はハイネが現れ神として祀られた後に、ハイネと交わり肉体を妊娠させて出産させた過去がありました。

すると菱形紙垂彦は自分を「神の夫」と自称し、ハイネのオリジナルである波稲(はいね)の名字である雁切を名乗るようになったのが菱形紙垂彦の始まりで、雁切家は菱形家から別れてできた家系として代々日都神社の宮司を務めるようになったのです。

雁切真砂人の正体がおよそ300年前に日都神社の宮司をしていた菱形紙垂彦であるという設定はとても複雑でわかりにくいと思いますが、簡単に説明するとシデの人間としての肉体は40年前に生まれた雁切真砂人ですが中身はおよそ300年前から生き続けている菱形紙垂彦だということになります。

シデが約300年生き続けている理由については、次でさらに詳しく解説していきますね!

シデが約300年生き続けている理由

シデの正体である菱形紙垂彦が約300年生き続けている理由は、ハイネの肉体に産ませた子供に菱形紙垂彦の人格と記憶を移植していたからです。

ハイネの肉体が出産した菱形紙垂彦との子供は、「影」の性質のせいか成長とともに菱形紙垂彦と瓜二つになりまさに菱形紙垂彦のクローンでした。

それに気付いた菱形紙垂彦は、ハイネに自分の人格と記憶をコピーさせてクローンである自分の子供に移植させることで若返りを繰り返していたのです。

シデが最初にクローンに人格と記憶を移植させて以来、自身の肉体はハイネを母とする子でありながらも自分を産んだ母にさらに自分を産ませ続けて現在まで生き続けていたのでした。

【サマータイムレンダ】シデの目的について

ここからは、シデの目的についてネタバレで解説していきます!

シデの目的はハイネの復活?

当初、シデの目的はハイネの復活であると考えられていました。

その理由は、後にシデだとわかることになる4本腕が3周目の7月24日の夏祭りでハイネの復活の儀式を行っていたからです。

シデが夏祭りで多くの島民を殺していたのは、復活の儀式によってハイネに大量の人間を食べさせてハイネを復活させることが目的でした。

現在ハイネは食糧不足による栄養失調に陥りとても弱った状態になっていましたが、復活の儀式を行うことで本来の力を取り戻し故郷へ帰るという目的を果たそうとしていたのです。

シデはハイネの守護者であるため、ハイネの目的を達成するためにハイネを復活させようとしていると考えられていましたが、実はシデの目的は別にあったのでした。

ハイネの現状や目的など詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!

シデの目的は世界を終わらせること

シデの本当の目的は、世界を終わらせることです。

およそ300年もの間生き続けていたシデは、これから先も長生きしたいと考えていました。

それにはハイネに出産を繰り返させる必要がありましたが、現在のハイネは衰弱が進みここ数十年は「影」としての分娩もできないうえに雁切真砂人との間には死産が続き子供をもうけることもできなかったのです。

生き続けて世界の未来や人間の行く末、結末を見届けることが望みでしたが、ハイネとの間に子供ができなかったことで自分の寿命に気付いたシデは絶望し、自分の望みが叶わないのであれば世界の方を終わらせようと考えを変えたのでした。

ジデ自身が世界を終わらせることは事実上、シデの本来の望みであったこの世界を最後まで見届けることの達成を意味していたのです。

【サマレン】シデは2人いるのか解説

ここからは、シデは2人いるのかについてネタバレで解説していきます!

シデは2人いる

結論からいうと、シデは2人います。

しかしシデが2人存在しているのではと慎平たちが気づくのも、実際に確信するのも『サマータイムレンダ』の物語の終盤です。

その詳細については後述していきます。

シデサマと欲は二人連れの意味

過去のハイネが言った「シデサマと欲は二人連れ」というセリフの意味について、ハイネと直接会話をしていた南方ひづる(みなかたひづる)は、ハイネが何のことを言っているのか全くわかりませんでした。

しかしこの時の過去の記憶を映像として見ていた慎平と影ウシオは、ハイネがその直後に「腕が4本もありなさる」と言ったことでシデサマが4本腕の影シデであることを知ることになります。

しかしこの時点ではシデが2人いることは全く予想していなかったのです。

シデが2人いると考えられた理由

シデが2人いると考えられた理由は、殺したはずのシデがその直後に再び現れたためです。

漫画原作9巻の終盤で雁切真砂人がいる日都神社を訪れた慎平と影ウシオは、そこでの会話で雁切真砂人が慎平の両親のこともハイネに与えて食べさせた事実を直接聞くことになりました。

そこで怒りをあらわにした慎平でしたが、慎平はシデの本体に負わせたはずの左手の火傷が雁切真砂人に無いことに気付き違和感を感じていたのです。

しかし我慢の限界に達した影ウシオが雁切真砂人を殺すとその直後に再び雁切真砂人が姿を現し、その雁切真砂人の左手には火傷の後が残っていました。

この時点でシデは2人存在しているのではないかという疑念が残りました。

2人のシデの正体は真砂人と巌

2人のシデの正体は、雁切真砂人と雁切巌(かみきりいわお)です。

シデの本体としての肉体が雁切真砂人であり、サブの肉体が雁切巌という名前の雁切真砂人の父親にあたる人物になります。

さらにわかりやすいように初代の菱形紙垂彦から雁切真砂人までを表にまとめていきます。

シデの肉体の名前 妻の名前 
初代紙垂彦(しでひこ)ハイネ
二代目那由他(なゆた)かや
三代目満天(まんてん)くめ
四代目海成(かいせい)うき
五代目大樹(だいじゅ)ちよ
六代目巌(いわお)まさこ
七代目真砂人(まさひと)

前述しましたが、二代目以降のシデの肉体はすべてハイネとの間に出来た子供です。

二代目以降に妻がいるのは表向きに妻をめとっていただけで、実際にシデとの間に子を産んだのは全てハイネでした。

人間のふりをして暮らしていたシデには表向きの妻や跡継ぎとして子孫を残す必要がありましたが、二代目の妻であるかや以降は人ではなく全員が「影」だったのです。

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まとめ

この記事では、『サマータイムレンダ』で四本腕シデの正体である雁切真砂人について解説し、目的や2人いる理由についてもネタバレでまとめていきました。

  • 4本腕は影であり正体はシデこと雁切真砂人。
  • 雁切真砂人の正体はハイネの子であり中身は菱形紙垂彦だった。
  • シデは自分とハイネとの間にできた子に自分の人格と記憶のコピーを移植することで約300年も生き続けている。
  • シデの目的はハイネの復活ではなく世界を終わらせること。
  • シデは雁切真砂人と雁切巌の2人いる。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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