『サマータイムレンダ』の冒頭で、主人公である網代慎平(あじろしんぺい)と和歌山市の日都ヶ島(ひとがしま)へ向かう船で最悪の出会いをした南方ひづる(みなかたひづる)。
伏線としか思えない運命的な出会いを果たした2人でしたが、物語が進んでいくと南方ひづるの正体は小説家の南雲竜之(なぐもりゅうのすけ)だということが明らかとなるのです。
この記事では、『サマータイムレンダ』で南雲竜之介と南方ひづるの関係性について解説し、能力や弟との過去についても詳しくまとめていきます!
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【サマータイムレンダ】南雲竜之介の正体をネタバレ
ここからは、『サマータイムレンダ』の南雲竜之介(なぐもりゅうのすけ)正体について解説していきます!
南雲竜之介は小説家
南雲竜之介は小説家であり、この名前は小説家として活動する時のペンネームです。
南雲竜之介の小説は非常に人気で、『サマータイムレンダ』の主人公である網代慎平(あじろしんぺい)も南雲先生の大ファンで南雲竜之介がこれまでに出した本は全部持っていることを作中で明かしています。
ただ南雲竜之介はかなり謎めいた小説家で覆面作家なうえ、ペンネームと出身地以外の情報は非公開なため、南雲竜之介の正体を知る人はほとんどいません。
南雲竜之介の正体は南方ひづる(みなかたひづる)
小説家・南雲竜之介の正体は南方ひづる(みなかたひづる)です。
前述していますが南雲竜之介の正体を知る人はほとんどおらず、唯一そのことを知っているのは日都ヶ島で猟師をしている眼帯の老年男性・根津銀次郎(ねづぎんじろう)だけでした。
そのため南雲竜之介の正体がひづるであるという事実を慎平に伝えることで、慎平が未来からタイムリープし7月22日をループして繰り返しているタイムトラベラーだと自らひづるに証明することに利用したのでした。
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南雲竜之介という名前の由来
南雲竜之介という名前の由来は、ひづるの双子の弟である南方竜之介(みなかたりゅうのすけ)の名前からつけたものです。
『サマータイムレンダ』の物語開始時点で南方竜之介は死亡していますが、竜之介の人格は現在ひづるの中に入った状態になっています。
また実は南方竜之介が過去に死亡した経緯にはハイネが関係していることが明らかとなっていきますので、南雲竜之介こと南方ひづるの過去と弟についての詳しい情報は後述していきます。
【サマータイムレンダ】南雲竜之介こと南方ひづるとは?
ここからは、南雲竜之介こと南方ひづる(みなかたひづる)について解説していきます!
メガネ巨乳の女性が南方ひづる
『サマータイムレンダ』の物語の冒頭で、慎平が船で出会ったメガネに巨乳の女性が南方ひづるです。
ひづるは慎平と同じく日都ヶ島へ向かっていたところ、たまたま正面の席に座っていた慎平が夢から覚めた拍子に勢い余って豊満な胸に飛び込んできたことで2人は最悪な出会いを果たしました。
それまでひづると慎平は過去に接点はなく全くの他人でしたが、後に2人のこの出会いが物語には非常に重要であり必然であったことが明らかとなっていきます。
南方ひづるの基本情報
南方ひづるは当初メガネをかけた巨乳のお姉さんとして登場しましたが、次に登場したシーンでは腹部に致命傷を負った姿で登場しそのまま頭部を撃たれて死亡してしまいます。
その直後に慎平が死亡しタイムリープが起こり2周目のループが始まったことで、再び日都ヶ島へ向かう船の乗客のひとりとして登場しますが正体は不明なままでした。
その後も何度か謎めいた女性として登場するものの名前については漫画原作3巻まで明かされませんが、ひづるこそ「影」について知っている数少ない人物のひとりだったのです。
【サマレン】南方ひづると竜之介の能力について
ここからは、『サマータイムレンダ』の南方ひづると竜之介の能力について解説していきます!
南方ひづるの能力
南方ひづるの能力は、二重人格です。
ひづるは、14年前に死亡した双子の弟・竜之介の人格と自分の人格の2つの人格をもっています。
弟の人格は14年前に竜之介が死亡した際に「影」となってひづるに入ったもので、ひづるは髪をおろした状態の時は自分の人格、髪を束ねると竜之介の人格を使い分けることが可能です。
これはひづるの取り決めによるものであり弟の意識は髪を結んだときにだけ覚醒し、その状態でも主人格であるひづるの意識は起きた状態ですが逆にひづるが起きている状態では弟の意識はなく、2人の人格が会話をすることはできません。
竜之介の影の身体能力
ひづるの中で覚醒した竜之介の能力は、「影」の身体能力です。
本来ひづるは人間であるため通常の人間の身体能力しか発揮することはできませんが、竜之介の人格の状態時には人間のひづるの肉体でありながら「影」の身体能力を発揮することで常人では不可能な戦闘が可能となります。
しかし「影」の身体能力を発揮することができても肉体は普通の人間なので、竜之介の人格となって激しい動きをした後には肉体が損傷したり筋肉痛などの副作用が起こってしまうのです。
竜之介の未来が見える能力
ひづるの中で覚醒した竜之介には、2秒未来が見えるというもう一つの能力がありました。
竜之介のデータだけがひづるの中に定着した際、影である竜之介は2秒未来に存在がずれてしまっていたのです。
これにより竜之介は2秒未来を先読みしながら「影」の身体能力を発揮することが可能で、竜之介の状態で見た人の動作を見様見真似で習得する能力もあるのです。
南方ひづるがボイスレコーダーを使う理由
南方ひづるがボイスレコーダーを使う理由は、ひづると竜之介の2つの人格で情報を共有するためです。
二重人格のひづるですが、2つの人格ではそれぞれの記憶を共有することはできません。
そのためボイスレコーダーやメモなどによってそれぞれが記録することで、それぞれの時の出来事や考えなどお互いの情報を共有していたのです。
【サマータイムレンダ】南方ひづるの過去と竜之介を解説
ここからは、南方ひづるの過去と弟・南方竜之介について解説していきます!
南方竜之介(みなかたりゅうのすけ)の基本情報
南方ひづるの弟の名前は、南方竜之介(みなかたりゅうのすけ)といいます。
ひづると竜之介は、世界的にも珍しい準一卵性双生児(過受精した卵子(二精子が受精した一つの卵子)が何らかの原因によって分裂し双子となったもの)です。
竜之介は15歳の誕生日だった夏の日にタカノス山で殺され、その後ひづるは両親とともに生まれ育った日都ヶ島を離れたのでした。
ひづるの弟・竜之介がハイネに殺された過去
過去に起こったひづるの弟・竜之介が死亡した死因は、事故ではなくハイネに首を絞められた後に食い殺されたのでした。
14年前にタカノス山の旧菱形医院でハイネという少女と出会ったひづるは、彼女と友人関係となりお菓子をもって足しげくハイネのもとへと通っていたのです。
実はハイネは「影」でしたがひづるはそのことを知らず、お腹を空かせたハイネが「影」として飢えていることにまったく気づいていませんでした。
ひづると竜之介の15歳の誕生日だったその日、いなくなったひづるを探してタカノス山に入った竜之介は運悪く飢えたハイネに出くわしてしまったのです。
我を忘れたハイネは竜之介に襲いかかり、首を絞めて竜之介を食い殺したのでした。
ひづるに弟・竜之介の影が入った経緯
南方ひづるに弟・竜之介の影が入ったのは、ひづるが竜之介とハイネを発見した直後のことです。
竜之介がハイネに食われているところを偶然にも発見したひづるが涙を流しながらハイネに話しかけると、ハイネは聞き慣れた友人の声に我に返り自分のした過ちにようやく気が付きました。
大切な友人だったひづるの弟を食い殺してしまったショックから暴走したハイネの右眼は弾け飛び、その瞬間ハイネがコピーしたはずの竜之介のデータだけがひづるの中に定着したのです。
竜之介は現在ひづるの中に人格だけがある状態ですので「影」としての肉体はなく、さらに他の影のような平面の影の弱点をもたずハイネのテレパシーを受信することもないイレギュラーな存在ですが、影の気配を感じることができます。
まとめ
この記事では、この記事では、『サマータイムレンダ』で南雲竜之介と南方ひづるの関係性について解説し、能力や弟との過去についても詳しくまとめてきました。
- 小説家・南雲竜之介の正体は南方ひづる。
- 南雲竜之介の名前の由来はひづるの弟・南方竜之介からつけた。
- ひづるの能力は二重人格。
- ひづるのもう一つの人格は双子の弟・南方竜之介。
- ひづると弟・竜之介は準一卵性双生児。
- 弟・竜之介は15歳の誕生日にハイネに殺された。
- 弟・竜之介は殺された直後にデータとなってひづるに入った。
- ひづるは竜之介の覚醒によって「影」の身体能力と未来が見える能力を発揮することができる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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