『サマータイムレンダ』の舞台である日都ヶ島(ひとがしま)では慣れ親しんだ存在のヒルコ様。
神様であるヒルコ様の正体とは一体何者なのでしょうか?
この記事では、『サマータイムレンダ』でヒルコ様の正体はクジラ(鯨)なのか解説し、過去やハイネとの関係についても詳しくまとめていきます!
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【サマータイムレンダ】ヒルコ様とは?
まずは、ヒルコ様について詳しく解説していきます!
ヒルコ様は日都神社に祀られる神様
ヒルコ様とは日都神社(ひとじんじゃ)に祀られる神様のことです。
日都神社は『サマータイムレンダ』の舞台である日都ヶ島(ひとがしま)の北部に位置する神社で、島民からは親しみを込めて愛称でヒルコ様と呼ばれています。
ヒルコ様の本当の名前は蛭子命(ヒルコノミコト)といい、日都ヶ島でヒルコ様が祀られるようになったきっかけについては古い文献にヒルコ伝承として残されている歴史あるものなのです。
日都ヶ島の漂着神信仰とヒルコ伝承
かつての日都ヶ島では漂着神信仰が根付いていたことがヒルコ伝承には記録されていました。
昔、日都ヶ島の島民は海から漂着したものを神そのもの、または神からの贈り物として神聖に扱っていたのです。
1732年(享保17年)に享保の大飢饉(きょうほうのだいききん)が発生し日都ヶ島でも餓死者が続出した際に、浜に漂着したクジラ(鯨)を島民は神からの恵みだと喜び食べようと集まりました。
そのクジラにはまだ息があり、ある漁師の娘がそのクジラのもとへと近づいていくととたんにクジラの体は光を放ちうごめいて一瞬で猟師の娘にそっくりの姿へと変身し娘を食らったのです。
その一部始終を見ていた島民は、クジラは漂着した神そのものであったと恐れおののいたのでした。
ヒルコ様と御海送り
現在でも漂着神信仰が根付いたままでヒルコ様を豊漁の神として崇めている日都ヶ島では、御海送り(おみおくり)という儀式が行われています。
御海送りが行われるのは夏と冬の年2回で、浜に流れ着いた漂着物をゴミとして捨てずに集めておいて御海送りの儀式で焚き上げるのです。
海から流れ着いたものには神が宿るとされているため、漂着物の焚き上げは神様を返すことを意味しています。
【サマータイムレンダ】ヒルコ様の正体をネタバレ
ここからは、ヒルコ様の正体を解説していきます!
ヒルコ様の正体はクジラ(鯨)?
ヒルコ伝承では、ヒルコ様の正体はクジラ(鯨)であるとされています。
そしてそのクジラの祟を恐れた島民たちは、クジラが神のみわざによって変化した娘の姿をしたものを現人神ヒルコ様として祀り上げたのです。
島民はヒルコ様のために島の地下にあった洞窟(ヒルコ洞)に居室を作りヒルコ様をそこに住まわせました。
日都ヶ島に漂着したヒルコ様が初めて食べた娘から人の肉の味を覚え、その後も度々贄として人を要求する見返りに豊漁をもたらしたとされていますが、現代でヒルコ様の存在を知る者は菱形家のごく一部の人間のみです。
ヒルコ様の正体はハイネ
現在においてのヒルコ様の正体はハイネです。
クジラが変化した漁師の娘とはハイネのことだったのでした。
ハイネは大昔から日都ヶ島のヒルコ洞でひっそりと暮らしながら、現在でも平均年4人の死人を食べて生き続けていたのです。
ハイネの目的や能力についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
ヒルコ様が影の病の始まり
ヒルコ様が影の病の始まりです。
ヒルコ伝承では人を食う代わりに豊漁をもたらしたとされているヒルコ様でしたが、実際には何百人かの島民を「影」に変えることで「影」自身に魚を獲らせ人間が飢えることを回避していたのでした。
ハイネは「影」の能力である無限の分娩能力によって、スキャンした物体を自身の体を分裂させて新しい「影」として産み出し、その「影」は1週間が経過するまでにオリジナルを殺さなければ影自身が消えてしまうため本能的にオリジナルの人間を殺していたのです。
それが日都ヶ島で昔から伝えられていた影の病の正体だったのでした。
影の正体や能力についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
ヒルコ様の正体とひづるの考察
ヒルコ様の正体について、ひづるは近くの物をコピーして変身しコピーした情報を栄養にする生命体ではないかと考察していました。
ひづるの考察によるとそれはおそらく隕石の形で地球にやってきて海に落ち、様々な物や生物をコピーしながら栄養を得ておよそ300年前にクジラに変身したのです。
そして何らかの原因で日都ヶ島へと漂着し、そこからはヒルコ伝承に記録されていることが実際に起ったと考えていたのでした。
【サマレン】ヒルコ様の過去やハイネとの関係
ここからは、ヒルコ様の過去やハイネとの関係についても解説していきます!
ヒルコ様がハイネになった過去
ヒルコ様がハイネになったのは、およそ300年も過去のことです。
ヒルコ様がハイネになった過去の出来事についてはヒルコ伝承の内容の通りで、猟師の娘としてたまたまクジラが打ち上げられた浜いてクジラに最初に近づいてしまった少女をヒルコ様はコピーしました。
そして何も知らないその少女を自分がハイネとして生き続けるために、そのまま食い殺したのです。
ハイネは波稲という少女のコピー
ハイネは波稲(はいね)という名前の少女のコピーです。
ヒルコ様はハイネの姿になる前はクジラの姿であったため、これまで名前はありませんでした。
日都ヶ島で波稲をコピーて食い殺してからは、現在でもハイネの姿のままでいてハイネと呼ばれることをとても好んでいます。
まとめ
この記事では、『サマータイムレンダ』でヒルコ様の正体はクジラ(鯨)なのか解説し、過去やハイネとの関係についても詳しくまとめてきました。
- ヒルコ様とは日都神社に祀られる神様のこと。
- ヒルコ様はもともとクジラ(鯨)だった。
- ヒルコ様の正体はハイネ。
- ヒルコ様が「影」を生み出しその「影」が人間を殺していたのが影の病。
- ひづるはヒルコ様の正体を近くの物をコピーして変身しコピーした情報を栄養にする生命体ではないかと考察していた。
- ハイネとは過去に波稲という名前の少女のコピーしたヒルコ様。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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