3周目の夏祭りで影ミオと再び遭遇した網代慎平(あじろしんぺい)が戦っていた時に、影ミオが言ったのが「オカアサンが起きてくる」という言葉でした。
影ミオの言うオカアサンとは、ハイネの正体が影のお母さんであることを意味していたのです。
この記事では、『サマータイムレンダ』でハイネの正体は影のお母さん?目的や過去についても解説していきます!
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【サマータイムレンダ】ハイネの正体は影のお母さん?
ここからは、ハイネの正体について解説していきます!
ハイネは影のお母さん
ハイネは影のお母さんです。
影ミオが言った「オカアサン」とは、ハイネが影たちの母であることを意味していました。
ハイネは赤い着物を着た少女の姿をしていますが、実際には少女でも人間でもありません。
ハイネは自身も「影」であり、他の「影」からオカアサンと呼ばれている特別な存在です。
もともとは今とは違う姿をしていましたが、過去に最初にコピーした人間の姿を現在もしていてコピーした人間の名前であった「ハイネ」と呼ばれることを好んでいます。
ハイネが影のお母さんであることは間違いありませんが、ハイネの正体は影の母というだけではないことが物語が進んでいくと明らかとなっていくのです。
ハイネの正体についての詳しい情報については、「【サマレン】ハイネの正体と過去・現在をネタバレ」で後述していきます。
ハイネが産んだ影はコドモ
ハイネは、「影」たちを産んだ本当の意味で母という存在です。
日都ヶ島に最初に存在した「影」はハイネで、現在日都ヶ島に存在している「影」たちはハイネが産んだまさに子供といえます。
「影」にはハイネが産んだコドモとコドモが産んだマゴが存在し、コピーした人間と入れ替わり家族ごと乗っ取って人間として暮らしているのです。
影の正体や能力についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
ハイネ死亡と影との関係性
ハイネが死亡すると、全ての「影」が消滅してしまいます。
コドモやマゴの「影」といったすべての「影」の根源は母であるハイネであるため、ハイネの死亡はすべての「影」の死亡を意味しているのです。
「影」には野良と呼ばれるコピー能力が衰えた赤ちゃんのような姿をしたもの、手足が長いもの、ムキムキなものなど人としての形が崩れた姿をした古い「影」も存在していて、それらはハイネの認識の範疇を超えて行動しています。
しかしハイネの死亡=すべての「影」の消滅の関係性は、ハイネに認識されているかどうかには関係なくすべての「影」にあてはまっているのです。
そのため、「影」にとっては自身が生き続けるためにもハイネの死亡は絶対に避けたいことなのでした。
【サマレン】ハイネの正体と過去・現在をネタバレ
ここからは、ハイネの正体と過去・現在について解説していきます!
ハイネの正体はヒルコ様
ハイネの正体はヒルコ様です。
ヒルコ様とは『サマータイムレンダ』の舞台である日都ヶ島(ひとがしま)の北部に位置する日都神社(ひとじんじゃ)に祀られている神様のことで、島民からは愛称でヒルコ様と呼ばれています。
日都ヶ島の神であるヒルコ様の本当の名前は蛭子命(ヒルコノミコト)といい、ハイネは人間からは隠れながら影たちの母として君臨していたのです。
しかしこれまでハイネの存在や正体についてはほとんどの島民が知ってはおらず、島で「影」を信仰しているとは知る由もありませんでした。
そんな日都ヶ島でハイネの正体や存在を知っている数少ない人物のひとりが、南方ひづる(みなかたひづる)だったのです。
ちなみにヒルコ様の正体はクジラ(鯨)で、およそ300年前に偶然にも日都ヶ島に漂着したクジラの祟を恐れた島民たちが、クジラが神のみわざによって変化した娘の姿をしたものを現人神ヒルコ様として祀り上げたという過去があったのでした。
ヒルコ様の正体についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
ハイネのオリジナルは雁切波稲
ハイネのオリジナルは、雁切波稲(かりきりはいね)という名前の少女です。
現在のハイネは最初からハイネだったわけではなく、もともとはハイネのオリジナルの存在がいたのでした。
雁切波稲は、およそ300年前の江戸時代に日都ヶ島に住んでいた漁師の娘で普通の人間の少女でしたが、日都ヶ島に漂着したクジラに近づいたことでその姿をコピーされて波稲は食べられて死亡してしまったのです。
その出来事のすべてを目撃していたのが菱形紙垂彦(ひしがたしでひこ)という男性で、ハイネが現れ神として祀られた後に自分を「神の夫」と自称してハイネと交わりその肉体を妊娠させ出産させていき、現在ではシデとしてハイネの最も側近にいる守護者となっています。
シデについての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
ハイネの過去とひづるとの関係
ハイネにはひづると友人関係だった過去がありました。
14年前ハイネとひづるはタカノス山の旧菱形医院で出会い友人関係となり、ひづるはハイネのためにお菓子をもって度々旧菱形医院へ足を運んでいたのです。
この時のハイネはすでに「影」でしたが、ひづるはそのことをまったく知らずにハイネをひとりの少女として接していました。
ハイネは過去にひづるの弟を殺害
ハイネは過去に、ひづるの弟である南方竜之介(みなかたりゅうのすけ)を殺害しています。
常に空腹を感じているハイネのためにひづるは毎回お菓子を持ってハイネに会いに行っていましたが、ハイネの空腹は人間が感じる空腹とは違い実は「影」としての飢えだったのです。
ハイネの空腹が限界を迎えたその日はひづると竜之介の15歳の誕生日で、ハイネは偶然にもいなくなったひづるを探してタカノス山に入った竜之介と遭遇してします。
そして竜之介は空腹で我を忘れた状態のハイネに襲われ首を締められてから食い殺されてしまい、その直後ひづるは竜之介を殺したハイネと死亡した竜之介を目の当たりにしてしまったのです。
ひづるの正体や過去についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
ハイネの現在は?
ハイネは現在とても弱った状態にあります。
「影」は情報を食料として生きていて、その中でもハイネは人の味を好み、日都ヶ島では神様であるハイネに平均年4人の死人を食料として与え続けていたのです。
ハイネは死人の肉体に対してスキャンと消去の能力を使いその肉体のデータという情報を食べますが、平均年4人の死人だけでは足りず食糧不足による栄養失調に陥っていました。
空腹は耐え難い苦痛をハイネに与え続け、最近では足が弱って歩行することも出来ないほどになっていたため、歩ける代わりの肉体として小学生の小早川しおり(こばやかわしおり)をコピーし自分のものにするためにしおりを殺したのです。
【サマータイムレンダ】ハイネの目的と能力を解説
ここからは、ハイネの目的と能力について解説していきます!
ハイネの目的は故郷へ帰ること
ハイネの目的は故郷へ帰ることです。
ハイネの正体であるヒルコ様は、もともと日都ヶ島の海岸に打ち上げられたクジラでした。
クジラだったハイネの故郷とは、遠く深い海の彼方にありこの世の生物ではそこへ辿り着くことは不可能な場所で「影」だけが行くことのできる時間のない永遠の国のことだったのです。
ハイネはハイネが選んだ家族である「影」だけをその故郷へと連れ帰るつもりでいました。
しかしハイネは栄養失調により弱り本来の力を失っていたため、7月24日の夏祭りで復活の儀式として日都ヶ島の島民をすべて食べて本来の力を取り戻そうとしていたのです。
能力①無限の分娩
ハイネは無限の分娩を行う能力をもつ唯一の存在です。
「影」の能力には
- 変身:「影」自身が自分の体にスキャンした物体を写す
- 分娩:「影」がスキャンした物体を自身の体を分裂させて新しい「影」として産み出す
の2種類あり、「影」の母であるハイネがこれまでに分娩した「影」はコドモ、コドモが分娩した「影」はマゴとして存在しています。
ハイネが何回でも分娩を行えるのに対してコドモが分娩できるのは1回、マゴにいたっては分娩を行うことはできません。
自身のコドモやマゴの「影」とハイネとの間には目には見えない深い繋がりがありますが、コドモやマゴの個体数については「影」の母であるハイネでも全て把握はしきれていないようです。
ただ、ここではハイネの無限の分娩能力について解説してきましたが、現在の弱った状態のハイネでは簡単には分娩を行うことはできません。
そのためここ数十年ほどは分娩を行っていませんでしたが、復活の儀式のために2ヶ月以内の間に影ミオを含む数体のコドモを分娩していたのでした。
能力②時間を見る・ループする
ハイネは時間を見る能力を持ちループすることができます。
『サマータイムレンダ』で時間を見る能力を持ちループができる人物といえば慎平ですが、慎平の能力のオリジナルはハイネだったのです。
そのことを知らなかった慎平たちはループの能力でどうにかしてハイネたちの企みを阻止しようと奮闘していましたが、実はハイネも慎平と同じくループを繰り返していたことが漫画原作7巻で明らかになります。
そのためハイネが持つ時間を見る・ループする能力が明らかとなった時点で、慎平のループする能力でハイネたちを止めることは簡単ではないことが判明したのです。
慎平がハイネと同じ時間を見る能力を持っている理由については、こちら↓の記事をご覧ください!
能力③テレパシー
ハイネは「影」の中でも唯一テレパシーを行うことができます。
テレパシーはハイネから一方的に送ることしかできずテレパシーを受けたコドモやマゴの「影」からは返信することはできないうえ、ハイネからのテレパシーを受けた「影」は命令に逆らうことができません。
ハイネが「影」に送るテレパシーで伝えられるのは簡単な命令のみで、「どこどこへ行け」「誰々を殺せ」といった命令を電波のように飛ばすことのみなのです。
そのためハイネと「影」が意思の疎通を図るには、会話、電話、メモといった人間と同じ手段をとるか、もしくは直接会い触れて記憶を見せ合う必要があります。
しかし、ハイネのテレパシーを無効化できる唯一の「影」がウシオであったため、影ウシオは「影」の中で裏切り者とされていたのです。
能力④位置を把握できる刻印
ハイネは刻印をつけた対象者の位置を把握できる能力があります。
4周目の7月23日に慎平たちが影ウシオの記憶を見ていると、そこでハイネは慎平の右腕に手形を残しました。
慎平たちには当初その手形の意味や効果はわかりませんでしたが、慎平の右腕に付けられた手形は刻印でありその刻印によってハイネは慎平を追跡することができていたのです。
刻印の効果で慎平の位置を把握できるハイネは、慎平がループする度に自分も慎平を追跡して同じ日の同じ時間を移動していたのでした。
ハイネが慎平につけた手形に関する詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
まとめ
この記事では、『サマータイムレンダ』でハイネの正体は影のお母さん?目的や過去についても解説してきました。
- ハイネは影のオカアサン(お母さん)。
- ハイネの正体は影の母であり日都ヶ島で崇められているヒルコ様。
- ハイネの目的は「影」だけが行くことのできる故郷へ帰ること。
- ハイネは故郷へ帰るための力を取り戻そうと復活の儀式を計画していた。
- ハイネの能力は
無限の分娩、時間を見る・ループする、テレパシー、位置を把握できる刻印
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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