不滅教団で医師と呼ばれている宇佐美(うさみ)。
キルコとマルが出していた「人食い怪物 異形の化物 ヒルコ 殺します」の看板の内容を聞いて、宇佐美がキルコとマルを招きます。
人体実験を行っているという宇佐美医師の正体とは、一体何者なのでしょうか?
この記事では、『天国大魔境』の宇佐美の正体はシロなのか、星尾(ミミヒメ)との関係についても解説していきます!
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【天国大魔境】宇佐美(うさみ)とは?
まずは、『天国大魔境』の宇佐美先生というキャラクターについて解説していきます!
宇佐美の基本情報
宇佐美とは、不滅教団で医者として慕われている男性です。
不滅教団の中では「宇佐美医師」「宇佐美先生」などと呼ばれており、手足を失った人に対して義手や義足を提供するなどしています。
性格は無愛想で、頼ってくる患者に対しても基本的には冷たい態度です。
しかし唯一、星尾(ほしお)という女性に対してだけは、特別な感情を持ちながら接していました。
宇佐美先生は医者ではない?
不滅教団では医者とされている宇佐美ですが、本人は医者ではあることを否定しています。
医者のようなことを続けていたのは、すべて不治の病に冒された星尾のためです。
宇佐美は怪物(人食いヒルコ)になる病気を発症した星尾を人として死なせる方法や、怪物を殺す方法をこの場所で探し続けていました。
しかしその方法はこれまで見つからず、「彼女がよろこぶ」からという理由で義手や義足を作り続け、必要とするケガ人に提供していたのです。
宇佐美は星尾を延命していた
怪物になる病気が不治の病であることを確信した宇佐美は、星尾の延命を行っていたのでした。
不滅教団で星尾のために用意した設備は、星尾を人として延命するために設けたもので、その病気の進行を遅らせるためには病に冒された身体の部位を切除するしかなかったのです。
しかしたとえその部位を切除しても一度発症した者を治す方法は無いため、再び症状が現れるとその部位をまた切除するということの繰り返しでした。
それは宇佐美が星尾を想っての行動だったわけですが、キルコとマルが宇佐美のもとを訪れた時には、すでに星尾の身体は限界を迎えていたのです。
【天国大魔境】宇佐美の正体を解説
ここからは、『天国大魔境』の宇佐美の正体について解説していきます!
宇佐美の正体はシロ
宇佐美の正体はシロです。
宇佐美の正体については、『天国大魔境』の漫画原作8巻49話で高原学園から出た後のシロが「宇佐美」と呼ばれていたことで明らかとなりました。
宇佐美の正体が明かされるまでは、宇佐美とシロの共通点として
- 機会工作が得意
- 宇佐美が高原学園の制服のボタンを所持
- 他人の顔に興味がない
などがあり、宇佐美=シロの可能性がかなり高いと考察していましたが、作中でシロの外の世界での名前が明かされたことで宇佐美=シロが確定しました。
また、7巻43話でミミヒメの外の世界での名前が「星尾あかり」であることが明かされていますので、宇佐美が延命を行っていた星尾という名前の女性の正体はミミヒメであることもわかっています。
シロとは高原学園の2期生生徒
シロとは高原学園の2期生の生徒だった少年で、天国編では機会工作が得意で授業が終わると遊びの誘いも断って製作に没頭していました。
クラスメイトのミミヒメに好意を抱きながらも、高原学園では性の概念を教えられていなかったこともあり、ミミヒメに対してその感情をどのようにしたらいいのかわからずにただただミミヒメに執着心を抱いていたのです。
そのシロが魔境編では宇佐美、ミミヒメは星尾として登場したわけですが、その後の2人の関係性については後述していきます。
【天国大魔境】宇佐美(シロ)と星尾(ミミヒメ)の関係
ここからは、『天国大魔境』の宇佐美(シロ)と星尾(ミミヒメ)の関係について解説していきます!
宇佐美(シロ)は星尾(ミミヒメ)が好き
宇佐美が星尾を好きであることは、天国編でのシロのミミヒメに対する行動や感情の部分からわかっています。
シロは高原学園時代にいつもミミヒメを見ていたり、ミミヒメに対する想いを募らせるあまり同級生に嫉妬心を抱くなど、ストーカーとも見えてしまうような行動を取っていました。
そもそもミミヒメ以外には興味や関心がなく、ミミヒメ以外の他人の顔を覚えていないほどで、シロがミミヒメに特別な感情を抱いていたことはミミヒメ自身も感じ取っていたようです。
ミミヒメをかばったシロがケガを負った後に、ミミヒメを助けるためなら「僕の体が何回切り刻まれてもかまわない」と言ったことで、その言葉がミミヒメの心を動かしたのでした。
宇佐美と星尾は恋人関係?
宇佐美と星尾は恋人関係かについては、作中では明らかになっていません。
宇佐美と星尾の関係が特別なものだということは、不滅教団内でも知られているものと考えられます。
しかし、2人が恋人関係もしくは結婚関係(夫婦)かについては、不明となったままです。
宇佐美と星尾の最後
宇佐美と星尾は、最後どちらも死亡してしまいます。
前述していますが、キルコとマルが不滅教団を訪れた時点で星尾の身体はすでに限界を迎えていました。
そのため宇佐美は、星尾を人間のまま死なせる方法を探していたのです。
マルの能力・マルタッチで人間のまま星尾を死亡させられることを知った宇佐美は、その方法が唯一の希望だとして星尾本人の意思を確認します。
星尾は「最後にこの目で空が見たい」と言い、その願いを叶えた後にマルの能力によって星尾は死亡してしまいます。
そして跡を追うように、宇佐美も銃を使って自殺してしまうという最後を迎えてしまったのです。
ずっと星尾を愛してきた宇佐美にとっては、星尾のいない世界で生きていく意味なんてなかったのかもしれませんね。
まとめ
この記事では、『天国大魔境』の宇佐美の正体はシロなのか、星尾(ミミヒメ)との関係についても解説してきました。
- 宇佐美の正体はシロ。
- 宇佐美の正体については漫画原作8巻49話でシロが「宇佐美」と呼ばれるシーンで明らかとなった。
- シロとは高原学園の2期生の生徒だった人物。
- 宇佐美が延命を行っていた星尾という名前の女性の正体はミミヒメ。
- 宇佐美が星尾を好きであることは明らかだが、恋人関係もしくは結婚関係(夫婦)かについては不明。
- 宇佐美と星尾は最後どちらも死亡してしまう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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