『探偵はもう、死んでいる。』略して『たんもし』で、シエスタは君塚と出会う前から敵であるスペース(SPES)と戦っていました。
君塚がシエスタの助手となってからも3年間に渡って戦い続けてきたスペースの正体は、一体何なのでしょうか?
この記事では、『探偵はもう、死んでいる。』でスペースと親玉の正体とは何か、シードと目的や人造人間についても解説してまとめていきます!
『探偵はもう、死んでいる。』のもっと詳しい情報はこちら↓から!
【探偵はもう死んでいる】スペース(SPES)の正体とは?
スペースについては当初シエスタにとって敵であることしか明らかとなっていませんでしたが、スペースの正体は何なのでしょうか?
ここからは、スペースの正体やシエスタとの関係について解説してもまとめていきます!
スペースの正体を解説
スペース(SPES)とは、「原初の種」から生まれた生物で構成されている秘密組織のことで、本来は「Surface of the Planet Exploding Seeds」といい、頭文字をとってSPES(スペース)といいます。
スペースとはラテン語で「希望」を意味し、スペースの目的は「救済」を与えることだとシエスタが説明していました。
スペースの構成員は人造人間で、スペースは人造人間を生み出し裏から世界を脅かしている存在なのです。
スペースについての詳しい内容について、次からさらに解説していきます。
スペースとシエスタの関係
スペースとシエスタは敵対関係にあります。
世界を脅かすスペースに対して、シエスタは世界の危機を防ぐべく存在している調律者と呼ばれる12人のうちのひとりです。
そのため、シエスタは君塚と出会う前から世界を守るためにスペースと戦っていました。
【探偵はもう死んでいる】スペースの親玉の正体はシード
スペースには構成員の他に親玉の存在があり、その親玉の正体はシードという人でもなければ怪物でもない新しい生命体だったのです。
ここからは、親玉シードの正体と「原初の種」について解説していきます!
スペースの親玉の存在に気づいたきっかけ
スペースの親玉の存在に気づいたきっかけは、ロンドンで発生した切り裂きジャック事件に携わっていたシエスタと君塚、アリシアの前に偽の加瀬風靡(かせふうび)が現れたことです。
もともとこの事件の犯人である切り裂きジャックを捕まえる手助けをして欲しいと依頼をしてきたのが風靡だったため、二度目に会った風靡が偽物であることに君塚とシエスタは気づきませんでした。
その後、君塚が風靡と電話で話した際に本物の風靡がシエスタと君塚のもとへ訪れていなかったことが判明したのです。
偽物の風靡を演じることができたであろう変身能力を持つケルベロスはすでに死亡していたため、ケルベロス以外で容姿を自在に変化させることができる存在としてシエスタがあげたのがスペースの親玉でした。
実際にシエスタが推理した通り、その風靡の偽物こそスペースの親玉だったのです。
親玉の名前はシードで正体は植物「原初の種」
スペースの親玉の名前はシードといい、その正体は植物でした。
植物といってもそれはあくまで人間世界の分類に当てはめればの話で、シードは地球上にもとからあった植物ではなく宇宙から地球に飛来した植物で「原初の種」です。
人間でもなければ怪物でもない生命体のシードが自身を「原初の種」というのは、シードが生んだ子どもたちの核が「種」で、たとえ死んでも植物の種のように「種」を取り出し別の子に能力を受け継ぐことができるといった理由からでした。
【探偵はもう死んでいる】スペースと親玉シードの目的は?
ここからは、スペースと親玉シードの目的や弱点についても解説していきます!
スペースと親玉シードの目的
スペースと親玉であるシードの目的は、地球で生き残ることです。
数十年前に偶然地球という惑星に飛来したシードは、地球に適合する身体を持ってはいませんでした。
しかし、生命体であるシードは最も根源的な欲求である子孫を残す方法として、スペースという秘密組織を作り地球という惑星を「種」で埋め尽くそうと考えたのです。
それによりシードは自らの肉体から子となるクローンを生み出し、地表にまきことで種の繁栄を求めていて、種の拡大の邪魔となる人間を殺し排除しようとしていたのでした。
シードの生存本能と手段
地球に適合する身体を持ち合わせていなかったシードは、だからこそ地球に生き残るという生存本能にこだわっていたのです。
なんなシードが地球上で生き残るために考えた手段が、人間の器を作ることでした。
シードはシードの「種」に適合する人間の器を作るためにスペースの実験施設で人体実験を行っていて、シードの器としての最低条件を満たした人間の器に入り込み、シードの意識や力はそのままに人間の肉体を乗っ取ろうとしていたのです。
シードが地球に適合できない理由と弱点
シードが地球に適合できない理由は、シードの弱点が太陽の光だったからです。
シードの弱点が太陽の光であったため、シードもシードの「種」を宿したスペースの構成員であるクローンも太陽の陽差しの下では生きることができません。
地球で生きるということは太陽の光に適合できることが条件となるため、太陽の光に適応できなかったシードはスペースという秘密組織を作り、人間の肉体がベースで太陽を苦手としない構成員を働かせていたのです。
そしてシード自身は苦手である太陽を克服するために、シードの「種」に適合する人間の器を育て続けていたのでした。
【たんもし】親玉シードと人造人間の関係を解説
親玉であるシードはまさに「親」のような存在で、人造人間はシードの子でありクローンだったのです。
ここからは、親玉シードと人造人間の関係をより詳しく解説していきます!
シードは人造人間の親
人造人間は全員シードのクローンで、シードは人造人間の親のような存在です。
シードは自分の肉体を切り落とし、その切断したシードの肉体の一部から再構築されたものが人造人間で、シードはそれらを自分の子だとしています。
人造人間のオリジナルがシードであり、スペースの構成員は全員シードのクローンだったのです。
シードは自身を親であるとしながらも、種の繁栄のために必要な犠牲であれば子を殺すこともいとわない残虐な性格をしていますが、植物の本能に従っているためか自身の行動に全く違和感を抱いていません。
人造人間の「種」とは?
人造人間の「種」とは、人造人間の中にある小さな漆黒の石のことです。
これは人造人間の核のようなもので、以前ヘルがケルベロスの左胸から引き抜いたものがこれでした。
「種」は人造人間に移植することが可能で、「種」を移植した場合「種」のもとの持ち主の能力を受け継ぐことができるのです。
【探偵はもう死んでいる】人造人間について
シードの子である人造人間には、人造人間と半人造人間の2種類があります。
ここからは、人造人間と半人造人間の違いを解説していきます!
人造人間(クローン)
人造人間とは、「原初の種」であるシードの肉体の一部から再構成されて作られた本当のクローンのことです。
クローンは植物を増やす方法として行われる挿し木のように、母体であるシードの肉体の一部から人工的に作り出された生物で、カメレオンやケルベロスがこれにあたります。
半人造人間
半人造人間は、人間の肉体に「種」を無理やり入れて作り出された存在で、ハイジャック事件を起こしたコウモリはまさに半人造人間です。
コウモリは実験により「種」を身体に埋め込まれ、驚異的な聴力という能力を得た代償として視力を失っています。
元が人間である半人造人間は「種」を埋め込む時に死亡することもあるのです。
まとめ
『探偵はもう、死んでいる。』でスペースと親玉の正体は?シードと目的や人造人間についても解説してまとめてきました。
- スペース(SPES)とは「原初の種」から生まれた生物で構成されている秘密組織のこと
- 親玉の正体はシードであり、その正体は植物「原初の種」
- シードの目的は地球で生き残ること
- 人造人間にはシードのクローンの人造人間と、「種」を埋め込まれた人間の半人造人間がいる
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント