『探偵はもう、死んでいる。』略して『たんもし』で、エーゲ海に向けて出発した豪華客船に乗った君塚、夏凪、斎川の前に現れた、ブロンドヘアの少女の名前はシャーロット・有坂・アンダーソンといいます。
今は亡きシエスタをマームと呼び慕っていたシエスタの弟子ともいえるシャルとは、どのうような人物なのでしょうか?
この記事では、『探偵はもう、死んでいる。』でシャルの正体は何者なのか、過去やシエスタとの関係も解説していきます!
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【たんもし】シャーロット・有坂・アンダーソンとは?
シャーロット・有坂(ありさか)・アンダーソンは愛称をシャルといい、君塚は1年ぶりに再会したシャルのことを昔の仲間だと言いました。
ここからは、シャルの基本情報と能力、君塚を嫌う理由についてもまとめていきます!
シャルの基本情報
日本人とアメリカ人のハーフであるシャルは欧米出身でアメリカ国籍、ブロンドヘアにエメラルドの瞳が特徴的な17歳の少女です。
シエスタを慕い「マーム」と呼んでいるシャルは自称シエスタの一番弟子で、性格は負けず嫌いで気が強い性格をしています。
シャルと君塚は同じ年ですが、シエスタを慕うあまり助手としていつもシエスタの側にいる君塚をライバル視しているうえに、シエスタに関する話題には我を忘れがちになることも。
17歳のわりに大人っぽい見た目をしているため余計に幼い言動が目立ちますが、君塚いわくポンコツ、シエスタの言葉を借りるならまあまあバカなキャラクターです。
シャルの能力
シャルの能力を一覧でまとめます。
- 隠密行動
- 銃器の使用
- サーベルでの戦闘
- バイクの運転
シャルが様々な能力をもっているのは、軍人でありスパイだった両親によって幼い頃から軍事的な英才教育を受けていたからです。
両親から受けた教育によって様々な能力を身に着けたシャルは、エージェントとして今までひとりで様々な組織を渡り歩いてきたのでした。
シャルは仕事柄人道にもとる行為もしている両親を裏側から世界を守っていると尊敬し、両親と自分の仕事に誇りを持っています。
シャルが君塚を嫌う理由
シャルが君塚を嫌う理由は、自分が一番弟子だと思っていたところに助手というポジションの君塚が突然現れたからです。
シャルと君塚の出会いは3年以上前、君塚がシエスタの助手を半年ほど務め非日常の生活に慣れた頃にシエスタに引き合わせられたことがきっかけでした。
シャルはシエスタの仕事を手伝うために呼ばれて登場したものの、君塚とともに仕事をすることを尋常ではないほどに嫌がったのです。
初対面から罵倒し合うという最悪の出会いから始まったシャルと君塚の関係は上手くいくはずもなく、最初の仕事も喧嘩をし続け失敗し、それ以来顔を合わせる度に喧嘩を繰り広げていたのでした。
【探偵はもう死んでいる】シャルの正体は何者?
シャルのシエスタに対する想いや過去の関係性から味方だと思われたシャルの正体とは、一体何者なのでしょうか?
ここからは、シャルの正体は何者なのか解説していきます!
シャルの正体は敵か味方か?
君塚と夏凪の姿で人格を現したシエスタと共に豪華客船でスペース(SPES)の構成員であるカメレオンと交戦したシャルは、君塚たちにとって「味方」で仲間という存在だと思われていました。
その後もシャルは度々君塚たちと行動をともにし、斎川を両親のスキャンダルにわくマスコミから守るために君塚、夏凪、斎川とシエスタの隠れ家で仲良く暮らしていたのです。
しかしそんな一つ屋根の下での生活の中で、シャルは突然斎川を殺そうとしたことで「敵」という立場に一変します。
シャルが斎川の命を狙う目的
シャルが斎川の命を狙う目的は、シードの器候補である斎川を殺すことでシードの命を奪うことです。
現在、地球の環境に適合することができずにいるシードは、地球の環境に適合できる別の器に身体を乗り換えなければならない状態に陥っています。
そのためその器が破壊されればシードが乗り換えるべき対象がいなくなり、シード本体と戦わなくても器が破壊され復活できなくなったシードはいずれ命を落とすこととなるのです。
現時点でシードの唯一の器候補は斎川であるため、斎川をシードに奪われるよりも先に殺害することがシードを倒すことにつながるという理由から斎川は命を狙われました。
シャルに命令を下したのは風靡
シャルに斎川抹殺の命令を下したのは加瀬風靡(かせふうび)です。
風靡は影でシャルを従えて斎川の抹殺をシャルに指示していまいた。
女刑事として君塚と面識のあった風靡の正体は調律者のひとりである「暗殺者」で、その役職の仕事とは身を隠し、世を欺き、敵を殺すことだったのです。
風靡のいう敵とは斎川ではなくスペースですが、風靡は確実にスペースを殲滅する方法としてシードの器候補の斎川を殺すことで間接的にシードの息の根を止めようと考えていました。
シャルの正体は味方!
一時的に斎川を殺害しようとしたシャルでしたが、その正体は君塚たちの味方です。
シャルはエージェントとして自分に課せられた任務を果たすために、今まで孤独に組織の命令にしたがってきました。
そのためシャルにとって組織の命令がすべてで絶対果たさなければならないものであり、命令に逆らうという考え方はシャルの中に存在せず、影で風靡の部下となっていたシャルは風靡の命令に従うしかなかったのです。
しかしシエスタが残した遺産である君塚、夏凪、斎川、シャルの4人がシエスタの遺志を継ぐ存在であるならば、斎川が死ぬことはあってはならないことでした。
シエスタを敬愛するシャルは、斎川を犠牲にしてスペースを倒すことがシエスタが望む結末とは違うことを認め、エスタの遺志を継いでスペースを倒したいという強い思いから君塚たちとともに風靡と戦い勝利したのです。
【探偵はもう死んでいる】シャルの過去やシエスタとの関係も解説
ここからは、シャルの過去やシエスタとの関係も解説していきます!
シャルの過去とシエスタとの出会い
シャルとシエスタの出会いは、5年前にシャルがシエスタの暗殺を命じられたのがきっかけでした。
当時シャルは風靡の下にはついていませんでしたが、とある組織からシエスタの暗殺を命じられていたのです。
命令に従いシエスタを殺害しようとしたシャルでしたがシエスタ殺害計画は失敗してしまい、シャルはエージェントとして組織に消されるという自分の運命を悟ることとなります。
シャルがシエスタをマームと呼ぶ理由
シャルがシエスタをマームと呼ぶ理由は、シエスタが自分を殺そうとしたシャルの命を守とうとしてくれたからです。
シエスタの殺害に失敗し組織に消されることを悟ったシャルでしたが、そんなシャルに向かってシエスタは自分は一旦死んだことにしてシャルが組織からの依頼を果たしたことにしようと提案しました。
それと引き換えにシャルはシエスタの仕事をたまに手伝う契約を交わし、それ以来シャルを守ってくれたシエスタのことを「マーム」と呼び慕っていたのです。
まとめ
『探偵はもう、死んでいる。』シャルの正体は何者なのか、過去やシエスタとの関係も解説してきました。
- シャルの正体は味方
- シャルは過去にシエスタを殺害しようとしていた
- シャルはシエスタに命を救われて以来「マーム」と呼び慕っていた
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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