【探偵はもう死んでいる】ハイジャックの犯人はコウモリ!理由と正体をネタバレ解説

探偵はもう、死んでいる。

『探偵はもう、死んでいる。』略して『たんもし』では、主人公の君塚君彦(きみづかきみひこ)が乗る飛行機がハイジャックに遭うところから物語が始まりました。

ハイジャックの犯人はコウモリという人物ですが、事件を引き起こした理由やコウモリの正体とは一体何者なのでしょうか?

この記事では、『探偵はもう、死んでいる。』でハイジャックの犯人コウモリが事件を起こした理由と正体や能力もネタバレ解説していきます!

『探偵はもう、死んでいる。』のもっと詳しい情報はこちら↓から!

『探偵はもう、死んでいる。』の記事一覧

【たんもし】飛行機で探偵を探していた理由

君塚が乗る飛行機の中で、「お客様の中に探偵の方はいらっしゃいませんか?」というセリフが聞こえてきました。

飛行機でキャビンアテンダントが探偵を探していた理由は、この飛行機で起こっているハイジャック事件の犯人が飛行機を乗っ取った理由を推理させようとしたからです。

自分が乗った飛行機の中でハイジャックが起こっているとは知らない君塚は、飛行機の中で探偵を探しているというキャビンアテンダントのセリフを一度は空耳かと思いましたが、犯人の希望によって実際に探偵を探していました。

【探偵はもう死んでいる】ハイジャックの犯人はコウモリ!

飛行機をハイジャックした犯人はコウモリという人物です。

コウモリは飛行機のコックピットに侵入し、意識を失った副操縦士の折りたたんだ体の上にあぐらをかいて座っていました。

ブロンドとエメラルド色の瞳が特徴的で北欧出身だと思われるコウモリは、余裕気な表情を浮かべながら名探偵であるシエスタに向かって自分がこの飛行機を乗っ取った理由を推理するよう命令します。

シエスタがコウモリがハイジャックした理由を推理し、見事正解すれば機長の首をへし折るのをやめるとコウモリは言い、乗員乗客600人の命は名探偵シエスタに託されるかたちとなったのです。

【探偵はもう死んでいる】ハイジャックした理由は?

コウモリが飛行機をハイジャックした理由について推理することとなったシエスタですが、その理由とは何なのでしょうか?

ここからは、コウモリがハイジャックした理由についてまとめていきます!

理由①暇つぶし?

シエスタは最初、コウモリが飛行機をハイジャックした理由を、「暇で暇で仕方がないから飛行機を乗っ取った」と推理しました。

それは、コウモリとシエスタの会話の中でコウモリが「ああ、暇さ。暇が高じてうっかり遠い異国でハイジャックをしてしまうぐらいだ」と言ったからです。

コウモリの言ったことはただの軽口みたいなものだろうと考える君塚と、コウモリは嘘をついたということなのかと言うシエスタ。

自分の発言をきっかけに言いくるめられるような形になったコウモリは、こらえきれずに腹を抱えて笑い始め、シエスタの推理を正解と認めてあぐらをかいて座っていた副操縦士の上から降りました。

しかしこれはシエスタの肝がすわっていることに免じて負けを認めただけで、コウモリがハイジャックをした理由は他にあったのです。

理由②誰かに命じられたから!

コウモリが飛行機を乗っ取った本当の理由は、スペース(SPES)の指示によるものでした。

それによりコウモリはハイジャックを実行し、さらにコウモリ自身も墜落する飛行機とともに死ぬことを命じられていたのです。

しかし死ぬのが怖くなったコウモリは、死にたくなくて死なずに済む理由付けとしてわざわざ探偵を読んだ推理ゲームを行ったのでした。

コウモリはハイジャックを行うという目的は達成した上で推理ゲームを行い、この事件を未遂に終わらせることで自分の命を救おうとしたのです。

【探偵はもう死んでいる】コウモリの正体をネタバレ解説!

飛行機でハイジャック事件を起こした犯人のコウモリとは何者なのでしょうか?

ここからは、コウモリの正体や能力についてもネタバレ解説していきます!

コウモリの正体はスペース(SPES)の構成員

コウモリの正体はスペース(SPES)の構成員のひとりです。

スペース(SPES)とは、「原初の種」から生まれた生物で構成されている組織のことで、本来は「Surface of the Planet Exploding Seeds」といい、頭文字をとってSPES(スペース)といいます。

スペースとはラテン語で「希望」を意味し、スペースの目的は「救済」を与えることだとシエスタが説明していました。

シエスタにとってスペースは敵でありシエスタは世界を守るためにスペースと戦っているため、コウモリもシエスタにとっては敵という存在なのです。

コウモリの能力

コウモリの能力は、驚異的な聴力です。

その聴力は100km先の人の話し声も聞くことができ、さらには100km先にいる人間の心臓の音ですら聞き分けることができます。

コウモリはこの能力で、夏凪の心臓の音から夏凪の心臓の元の持ち主であるドナーがシエスタであることを明かしました。

またコウモリはこの能力の代償として視力を失っていますが、驚異的な聴力により目が見えなくても車の運転も可能です。

コウモリについてシエスタが推理できた理由は?

シエスタがコウモリが飛行機をハイジャックした理由やハイジャックを失敗に終わらせようとした理由を推理できたのは、シエスタが最初からコウモリの存在を知っていたからです。

シエスタはコウモリの存在やコウモリがハイジャック事件を起こすこと、またそれを命じたスペースについてなど、すべて知ったうえで飛行機に乗っていました。

そのためシエスタは推理するまでもなく、最初からこのような展開になることも把握していたのです。

コウモリの最後とは?

シエスタのネタバラシから交戦状態になったコウモリは、耳から先端が鋭利に尖った触手のようなものをはやしシエスタを攻撃しました。

君塚をかばって攻撃を受けたシエスタは肩から血を流しますが、君塚が持っていたアタッシュケースの中のマスケット銃を手にしてコウモリの触手を撃ちます。

最後はコウモリの喉に銃を突っ込みそのままコウモリを殺すものと思われましたが、シエスタは「ばん!」と口で銃の真似をしてとどめはささずに、コウモリはここで死んだと言ったのです。

これにより死にたくなかったコウモリは命を救われましたが世間的には死んだこととなり、日本の警察に匿ってもらうこととなりました。

まとめ

『探偵はもう、死んでいる。』でハイジャックの犯人コウモリが事件を起こした理由と正体や能力もネタバレ解説してきました。

  • コウモリが飛行機をハイジャックした本当の理由はスペース(SPES)の指示
  • コウモリの正体はスペースの構成員のひとり
  • コウモリの能力は驚異的な聴力
  • コウモリは最後シエスタに命を救われる

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

コメント