【探偵はもう死んでいる】夏凪誘拐の犯人はカメレオン!能力や目的をネタバレ解説

探偵はもう、死んでいる。

『探偵はもう、死んでいる。』略して『たんもし』で、夏凪渚(なつなぎなぎさ)と斎川唯(さいかわゆい)が交わした一緒に海に行くという約束を実行するにあたり、君塚君彦(きみづかきみひこ)を含む3人はクルーズ船に乗っていました。

しかし楽しかったクルーズ船の旅が一変、夏凪は何者かによって誘拐されてしまったのです。

この記事では、『探偵はもう、死んでいる。』で夏凪を誘拐した犯人カメレオンの能力や目的をネタバレ解説してまとめていきます!

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【たんもし】夏凪渚(なつなぎなぎさ)誘拐の経緯

クルーズ船の旅を楽しんでいた君塚、夏凪、斎川の3人は、海に浮かぶ船の中で事件に巻き込まれることは予想していませんでした。

クルーズ船の中では一体が起こったのでしょうか?

ここらかは、夏凪渚が誘拐された経緯についてまとめていきます!

船内放送で知った夏凪誘拐

夏凪が誘拐される前日の夜、夏凪と君塚はクルーズ船の中にあるバーで話をする約束をしていました。

ノンアルコールカクテルを飲みながら船内で偶然君塚と再会したシャーロット・有坂・アンダーソンことシャルのことや、夏凪シエスタの跡を継いで探偵になろうと思ったきっかけについてなど語り合い、そのまま別れた君塚と夏凪。

翌朝、君塚は斎川と共に合成音声のような不気味な船内アナウンスによって、夏凪が誘拐されたことを知ることとなります。

船内のどこにもいない消えた夏凪

夏凪の部屋を確認するも部屋はもぬけの殻となっていて夏凪はおらず、船内アナウンスで流れていた5階のラウンジを目指すも、そこには夏凪も犯人らしき人物の姿もありませんでした。

ラウンジのカウンター席には「The Memoirs of Sherlock Homes」という本が置いてあり、挟まれた栞には「午後8時名探偵の遺産を持ってメインデッキへ来い」と書かれていたのです。

名探偵の遺産とはシエスタの遺産を意味していましたが、シエスタの遺産について見当がつかない君塚と斎川は斎川の左目の能力を使い透視によって夏凪を探しましたが、斎川の能力を使っても夏凪を見つけることはできませんでした。

しかし君塚にとっては何の成果も得られなかったことが、かつて出遭ったことのある目に見えない敵の存在につながっていたのです。

【探偵はもう死んでいる】夏凪誘拐の犯人は誰?

栞に書かれていたメッセージ通りに午後8時にメインデッキを訪れた君塚は、自分以外誰もいないデッキで目を凝らしていまいた。

そこに現れた夏凪を誘拐した犯人は、君塚の予想通り姿を消す能力をもった人物だったのです。

ここからは、夏凪誘拐の犯人はカメレオンについて解説していきます!

夏凪誘拐の犯人はカメレオン!

メインデッキで君塚の前に姿を表したのは、夏凪を誘拐した犯人のカメレオンでした。

君塚はシエスタと旅をした3年間の中でカメレオンとすでに出遭っていたため、斎川の能力で夏凪をみつけられなかった時点で犯人がカメレオンであることを予想していたのです。

しかし君塚が以前カメレオンと事を構えた時は声だけで存在を匂わせていたため、カメレオンの存在は知っていた君塚でしたが、カメレオンの姿をみたのはこれが初めてでした。

カメレオンとは?

カメレオンは銀髪でアジア系の顔立ちをした、細身の男性です。

とても丁寧な話し方が特徴的で物腰が穏やかそうに見えますが、夏凪のような女の子を誘拐するなど卑劣で残忍な性格をしています。

カメレオンが能力を使っている間は、誰であっても姿を見ることはできません。

夏凪を誘拐した理由は、カメレオンの目的と夏凪に関係があったからでした。

【探偵はもう死んでいる】カメレオンの正体と能力や目的は?

カメレオンによる夏凪誘拐からカメレオンと対峙することとなった君塚ですが、カメレオンの能力や目的とは一体何なのでしょうか?

ここからは、カメレオンの正体と能力や目的についてまとめていきます!

カメレオンの正体はスペース(SPES)の構成員

カメレオンの正体はスペース(SPES)の構成員のひとりであり人造人間です。

スペース(SPES)は、「原初の種」から生まれた生物で構成される組織のことで、「Surface of the Planet Exploding Seeds」といい、その頭文字をとってSPES(スペース)といいます。

スペースとはラテン語で「希望」を意味し、スペースの目的は「救済」を与えることだとシエスタが説明していました。

君塚と夏凪、斎川にとってスペースは敵であるため、スペースの構成員のカメレオンも敵という存在です。

カメレオンの能力

カメレオンの能力は、周囲の景色に同化して消える能力です。

この能力を使うと空間が一瞬ねじれたように歪んでから姿を消したり、あらわしたりしますが、一度姿を消すと斎川の能力をもってしてもカメレオンの姿を目視することはできません。

またカメレオンは触手のような舌を自在に操ることができ変形させたり硬度を変える能力もあります。

カメレオンはその舌を使って人間を巻き上げたり持ち上げることも可能で、舌を鋭利な刃物のように変形させて攻撃をすることもでき、さらにカメレオンの舌は再生可能で、たとえ切断されてもトカゲの尻尾のように再生していくのです。

カメレオンにはまさに爬虫類である「カメレオン」という異名にふさわしい能力が備わっています。

カメレオンの目的は?

カメレオンの目的は、「シエスタの遺産」が眠るクルーズ船を沈めることです。

「シエスタの遺産」が何なのかわからないカメレオンは、夏凪を誘拐することで最初は君塚と斎川から「シエスタの遺産」を探させ手に入れようと考えました。

しかし、君塚も斎川も「シエスタの遺産」を知っていなかったため、カメレオンはそれならいっそクルーズ船ごと沈めてしまおうと考えたのです。

シエスタの遺産について

カメレオンの探していた「シエスタの遺産」とは、名探偵シエスタの意志を継ぐ君塚君彦、夏凪渚、斎川唯、シャーロット・有坂・アンダーソンの4人のことでした。

これについては夏凪が自分の中に眠るシエスタとの対話で「君たち4人こそが私の残した遺産で、最後の希望」とシエスタ自身が明かしたのです。

スペースの標的は夏凪の中のシエスタの心臓

スペースの標的は夏凪の中のシエスタの心臓だったのです。

そのため、カメレオンはシエスタの遺産を手に入れようと行動していた一方で、シエスタの意志を引き継いだ夏凪の中にあるシエスタの心臓も狙っていました。

しかし、スペースがなぜシエスタの心臓を狙っているのかどういった秘密があるのかは、この時点では明かされなかったのです。

【探偵はもう死んでいる】カメレオンの最後と結末をネタバレ解説!

シエスタの遺産と夏凪の中にあるシエスタの心臓を狙って夏凪を誘拐したカメレオンは、クルーズ船を沈めることでついでにクルーズ船の乗員乗客の命を奪おうとしていたのです。

カメレオンの舌で捕らえられ船外に宙吊りにされる夏凪の命とクルーズ船の乗員乗客の命のどちらを助けるかの二択を迫られた君塚でしたが、夏凪の指示によりカメレオンの舌を銃で撃ちました。

海に落ちる夏凪でしたが寸前のところでマットを敷いた小型ボートに乗った斎川によって、夏凪は助けられます。

カメレオンとの一騎打ちになり苦戦している君塚のもとにはヘリコプターに乗ったシャルが現れマシンガンでカメレオンを攻撃し、それでも死なないカメレオンの前に現れたのが夏凪の外見をしたシエスタで、シエスタはシエスタの血でできた弾丸を使ってカメレオンの舌を打ち抜きました。

シエスタと君塚はカメレオンを攻撃し、戦いが最終局面を迎えようとした時にカメレオンが姿を消すと、何もない空間で夏凪がカメレオンの服に忍ばれておいたスマホのアラームが鳴り、その場所めがけてシエスタと君塚は同時に引き金を引いたのが最後の攻撃となります。

これによりカメレオンは死に戦いは幕を閉じたのです。

まとめ

『探偵はもう、死んでいる。』で夏凪を誘拐した犯人カメレオンの能力や目的をネタバレ解説してまとめてきました。

  • カメレオンは銀髪でアジア系の顔立ちをした細身の男性
  • カメレオンの正体はスペース(SPES)の構成員のひとりであり人造人間
  • カメレオンの能力①周囲の景色に同化して消える能力
  • カメレオンの能力②触手のような舌を自在に操ることができ変形させたり硬度を変える能力
  • カメレオンの目的はシエスタの遺産
  • スペースの標的は夏凪の中のシエスタの心臓

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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