『探偵はもう、死んでいる。』略して『たんもし』で、夏凪渚の元の心臓の持ち主であるドナーを調べるために、君塚君彦と夏凪が訪れた警視庁で登場した人物が警察官の加瀬風靡(かせふうび)でした。
警察官とは思えない装いと態度の風靡の正体とは、一体何者なのでしょうか?
この記事では、『探偵はもう、死んでいる。』の風靡の正体は何者であいつらとは何を指しているのか、別荘の意味やそこには誰がいるのかについてもまとめていきます!
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【たんもし】加瀬風靡(かせふうび)とは?
警視庁の警察官として登場した加瀬風靡はもともと君塚と面識があり、君塚は夏凪の心臓のドナーを知るために風靡を頼って警視庁へと足を運びました。
ここからは、加瀬風靡の性格や基本情報と君塚の関係についてもまとめていきます!
加瀬風靡の性格や基本情報
風靡の性格は男勝りで大胆、華やかとも派手ともいえる顔立ちに燃えるような紅い髪の毛を雑にポニーテールにしてくくった髪型をしています。
28歳の女性警察官で役職は警部補、制服は大きく着崩して初見であれば風靡が警察官だとは思えない姿です。
風靡自身は警察官という仕事に性別は関係ないと思っており、そのためソファに座る時も股を開いて座り堂々と太い葉巻を吸うなど、自分が女性であることをほとんど気にかけていません。
葉巻やタバコを吸っている風靡ですが、禁煙すると言いつつもやめられずにいます。
加瀬風靡と君塚の関係
風靡と君塚の出会いは風靡が警察官になり現場に出始めた頃からで、君塚が小学生の時からの付き合いです。
当時から持ち前の巻き込まれ体質だった君塚はやたらと殺人現場で風靡と出くわしていて、さらに第一発見者の7割が君塚だったことから君塚の自作自演を疑っていたようでした。
そのため現在でも風靡は君塚のことを怪しんでいるようです。
【探偵はもう死んでいる】風靡(ふうび)の正体は何者?
ここからは、風靡の正体は何者でその役割りは何なのかと、シエスタとの過去についても解説していきます!
風靡の正体は調律者の「暗殺者」
風靡の正体は、調律者でコードネームは「暗殺者」です。
調律者とは世界の危機を防ぐために選ばれた12名の人物で、それぞれ異なるコードネームを持っています。
調律者のひとりである風靡にとって、警察官は仮の姿なのです。
風靡の「暗殺者」としての役割り
調律者「暗殺者」としての風靡の役割りは、身を隠し、世を欺き、敵を殺すことです。
命じられた敵を殺すことを仕事とする暗殺者は、世界を救う目的のためであればどんな相手でも殺そうとします。
そのため物語が進むと、シードの器候補になった斎川を殺すことで間接的にシードの息の根を止められると考えた風靡は、シードを倒す手段として斎川をも殺そうとしたのです。
「暗殺者」風靡とシエスタの過去
風靡とシエスタの出会いは5年前で、その時の風靡に暗殺者として与えられた仕事はスペースの実験施設から逃げ出したシエスタを処分することでした。
シードの実験施設でシードの「種」による実験を受けていたシエスタは、当時すでにシードの器候補であることがわかっていたため、シエスタがシードの器となる前に間接的にシードを倒すべく殺すことが風靡に指示されていたのです。
しかしシエスタは暗殺者である風靡から見事に逃げたことでその実力を認められて、調律者のひとりである「名探偵」としてスペースの討伐を正式ににんめいされたのでした。
【探偵はもう死んでいる】風靡との会話のあいつらとは?
警視庁の中での風靡と君塚の会話にでてきた「あいつら」とは何を意味しているのでしょうか?
ここからは、「あいつら」について解説していきます!
「あいつら」とはスペース(SPES)のこと
風靡と君塚の会話に出てきた「あいつら」とは、スペース(SPES)のことです。
君塚はシエスタとの3年に及ぶ旅の中でスペースという敵と戦ってきました。
しかし1年前にシエスタが死んでからは、スペースと君塚に接点はなくぬるま湯に浸かったような平和な日々を過ごしていたのです。
スペース(SPES)とは?
スペース(SPES)とは、「原初の種」から生まれた生物で構成されている組織のことです。
SPESは略称で、本来は「Surface of the Planet Exploding Seeds」といい、頭文字をとってSPES(スペース)といいます。
スペースはラテン語で「希望」を意味し、スペースの目的は「救済」を与えることだとシエスタが説明していました。
原初の種は宇宙から飛来した植物の種のことで、スペースの親玉でもあり「シード」と呼ばれています。
シード(原初の種)はカメレオンのような人造人間、コウモリのような半人造人間の親でありその原型でもある存在です。
【探偵はもう死んでいる】別荘の意味は刑務所!
別荘の意味とは刑務所のことです。
「別荘」は刑務所を現す隠語で、君塚は始めから行き先にについてわかっていましたが夏凪は別荘の意味を知らなかったため、別荘へ行くと聞きログハウス風の建物を想像していました。
そのため、夏凪はまさか刑務所へ連れて行かれるとは思っていなかったのです。
【探偵はもう死んでいる】別荘にいるのは誰?
警察署から別荘へと場所を移した君塚と夏凪は、風靡によって厳重なセキュリティを抜け地下深くへと潜っていきます。
その別荘(刑務所)で20分間だけ面会することが許された相手とは一体誰なのでしょうか?
ここからは、別荘にいた人物となぜ会いに行ったのかについてまとめていきます!
別荘にいたのはコウモリ
別荘にいたのはコウモリという人物です。
コウモリは金髪で北欧出身の34歳の男性、半人造人間であり秘密組織スペースの構成員の一人でもありますが、今は警察に保護される形で刑務所に入っています。
君塚との出会いは、君塚とシエスタが出会うきっかけとなったハイジャック事件を引き起こした犯人がコウモリだったためで、コウモリはその事件後に日本の警察によって存在を匿ってもらっているのです。
なぜコウモリに会いに行ったのか?
君塚がコウモリに会いに行った理由は、コウモリの能力で夏凪の心臓の元の持ち主であるドナーが誰かを知るためです。
コウモリは百キロ先の人の話し声も聞こえるほどの驚異的な聴力を持っていて、その能力で心臓の音もききわけることができます。
そのためコウモリが過去に心臓の音を聞いたことのある人物と、夏凪の心臓の音で一致する人物がいれば、夏凪の心臓の元の持ち主であるドナーが誰かを知ることができると君塚は考えたのでした。
まとめ
『探偵はもう、死んでいる。』の風靡の正体は何者であいつらとは何を指しているのか、別荘の意味やそこには誰がいるのかについてもまとめてきました。
- 風靡(ふうび)の正体は調律者
- 「あいつら」とはスペース(SPES)のこと
- 別荘の意味は刑務所
- 別荘にいたのはコウモリというスペース構成員
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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