7月24日の万年青浜(おもとはま)で主人公である網代慎平(あじろしんぺい)は小舟潮(こふねうしお)の「影」ウシオと遭遇しました。
記憶を記憶を失っていた影ウシオの正体とは一体何者なのでしょうか?
この記事では、『サマータイムレンダ』で影ウシオの正体や能力はについて解説し、死亡・復活についても詳しくまとめていきます!
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【サマータイムレンダ】影ウシオとは?
この記事ではオリジナルの潮を「潮」、影の潮を「影ウシオ」と表記して、まずは影ウシオについて詳しく解説していきます!
影ウシオの基本情報
影ウシオとは潮の完全なコピーで、3周目の7月24日に万年青浜(おもとはま)で初めて登場しました。
「影」はスキャンの能力で対象物を読み取り、プリントの能力でスキャンで読み取ったデータを元に影(立体)を作り出すことができ、この一連の動作をコピーというため、影ウシオは潮をコピーした「影」ということになります。
スキャンは姿形、声、内臓、指紋、DNA、記憶までも正確に読み取ることができるため、プリントでできた影ウシオは潮の完璧なコピーであり、本来であれば潮の全ての記憶を知ったうえで自身が影であることも理解しているはずなのです。
しかし当初影ウシオは自分は本物(オリジナル)の潮だと勘違いし、自分が「影」であることだけでなく潮が7月21日に死亡したことや万年青浜にたどり着く前の記憶などを失っていました。
そんな影ウシオが唯一思い出すことができたのが、慎平に対して潮が抱いていた特別な感情だけだったのです。
影ウシオが記憶を失っていた理由
まず影ウシオが自分が「影」である記憶を失っていたのは、本来のデータに潮を上書きしてしまったことが理由です。
本来「影」は自分が「影」であることを理解したうえで「影」としての元の部分は残し、人間のデータをコピーし自分のものにするためコピーした人間になりきり入れ替わることができます。
しかしなぜか影ウシオは「影」の自分を小舟潮のデータで上書きしてしまい、自分の正体が「影」であることを忘れてしまっていたのです。
また潮が死亡した7月21日に死亡した原因となったシオリの姿をしたハイネとの交戦で、影ウシオがハイネに人格と記憶を初期化されそうになったことで、慎平に関する記憶以外のほとんどの記憶を消されてしまっていたのでした。
影ウシオは敵か味方か?
影ウシオは慎平たち人間の味方です。
「影」が人間をコピーした場合そのオリジナルが生きている状態で1週間が経過すると影自身が消えてしまうため、「影」は本能的に自分がコピーした人間のオリジナルを殺して消去しようとする性質があります。
さらに「影」は「影」を増やすために人間をコピーし、さらにはコピーした人間を殺し消去することを繰り返しているので、必然的に「影」は本来人間の敵として存在していることになるわけです。
しかし影ウシオは登場した当初から人間の味方として行動していて、他の「影」とは考え方や行動が異なっています。
【サマータイムレンダ】影ウシオの正体をネタバレ
ここからは、影ウシオの正体を解説していきます!
影ウシオの正体はハイネの一部
影ウシオの正体は、ハイネの身体の一部です。
ハイネとは「影」がオカアサンと呼んでいる特別な存在で、日都ヶ島(ひとがしま)でヒルコ様と呼ばれている神様のことであり「影」の始祖ともいえる存在でした。
通常の「影」はハイネが分娩の能力によって生み出したコドモと、コドモが生み出したマゴで構成されています。
「影」の中でハイネは唯一何回でも分娩が可能で、ハイネのコドモは1度だけ分娩ができ、マゴに関しては分娩を行うことはできません。
しかし影ウシオだけは分娩によって生み出された「影」ではなく、ハイネの身体の一部が分裂する形でできた存在だったのです。
ハイネの一部が影ウシオになった経緯
ハイネの一部が影ウシオになるそもそものきっかけは14年前の過去の出来事です。
14年前の日都ヶ島では当時15歳だった南方竜之介(みなかたりゅうのすけ)という名前の少年が死亡する事故がありました。
竜之介には南方ひづる(みなみかたひづる)という双子の姉がいて、ひづるは当時「影」とは知らずにハイネと親しくしていたのです。
ある日ハイネは「影」としての飢えに耐えることができず、竜之介に襲いかかり首を絞めた後に食い殺してしまいます。
これによりハイネは竜之介をコピーしていましたが、大切な友人だったひづるの弟を食い殺してしまったショックから暴走したハイネの右眼は弾け飛びました。
この時にハイネから別れたハイネの右眼を含む身体の一部が、後に潮をコピーした影ウシオの正体だったのです。
ハイネの目的や過去についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
【サマータイムレンダ】影ウシオの能力を一覧で解説
ここからは、影ウシオの能力を一覧で解説していきます!
脳
スキャンで読み取ったデータを溜め込むストレージ(保存領域)で、ストレージにがいっぱいになるとすでに保存されているデータを消さない限り新たにデータを保存することはできません。
脳に保存されているデータはループを持ち越すことが可能です。
スキャン
フラッシュのような光を放って対象のデータを読み取る能力です。
スキャンの精度は非常に高く、外見だけでなく表面からはわからない対象の内側まで読み取ることが可能ですが、スキャン中は一切動くことができず対象のデータ量が大きいほど動けない時間も長くなります。
光を照明のようにして使うこともできます。
プリント
スキャンで読み取ったデータを元に影の立体部分を作り出す能力です。
ちなみにコピーはスキャンとプリントの一連の動作のことをいい、自分の身体にプリントすれば無機物・有機物などあらゆるものに変身することができます。
影ウシオは自分の髪の毛でコピーしたものを作り出す能力もあります。
消去
コピー元のオリジナルを消す能力です。
スキャンしてデータを抜き取った対象でなければ消すことはできず、消去の際には消す対象に直接触れる必要があります。
オリジナルが地面に接している状態で消去を行うと地面には黒いシミが残り、機械をコピーした場合にはオリジナルを消去しなければ正常に機能させることはできません。
また消去しなければスキャンしたデータはいずれ失われてしまいます。
平面化
「影」の立体部分を影に収納する能力です。
平面化することで高速移動したり狭い隙間を通ることができるようになり、壁などでも垂直移動することができます。
髪
髪の毛を自由に動かせる能力です。
髪の毛1本1本を手足のように動かしたり、束にまとめることで刃物みたいに敵を切り裂くこともできますが、元の長さを変えることはできないため髪が短くなるとその分攻撃には不利になってしまいます。
【サマレン】影ウシオの死亡・復活について解説
ここからは、影ウシオの死亡・復活について解説していきます!
影ウシオは7周目に死亡
影ウシオは7周目で死亡します。
「影」の能力や高い身体能力を持った影ウシオは、敵である「影」に対抗できる重要な存在です。
そのため慎平は影ウシオが「影」との交戦の際に、万が一にも死亡しないために影ウシオが前線で戦わないようにしていました。
それにより影ウシオは慎平が死亡するような危機的状況でも、これまで自分は死なずに慎平のタイムリープに一緒にのってループを繰り返していたのです。
しかし漫画原作10巻での雁切真砂人(かりきりまさひと)との戦いで、真砂人の武器・天沼矛(あめのすぼこ)で斬られて死亡してしまいます。
影ウシオは9周目で復活
影ウシオは9周目で復活します。
『サマータイムレンダ』ではループで戻れる過去の時間も経過しているため、慎平が死亡して過去に戻ってもその時点ですでに死亡している者は復活することができません。
影ウシオに関しては慎平と一緒にループしていたため、7周目で死亡した影ウシオは8周目以降登場できないことになってしまいます。
しかし影ウシオの最初の登場は3周目の7月24日の万年青浜だったので、9周目の7月24日にはまだ何も知らない状態の最初の影ウシオが万年青浜に来ると考えられたのです。
漫画原作12巻で実際に影ウシオは復活を遂げました。
まとめ
この記事では、『サマータイムレンダ』で影ウシオの正体や能力はについて解説し、死亡・復活についても詳しくまとめていきました。
- 影ウシオの正体はハイネの右眼を含む身体の一部。
- ハイネには14年前に友人の弟を殺した時にショックによる暴走から肉体の一部が弾け飛んだ過去があった。
- 影ウシオの能力は脳、スキャン、プリント、消去、平面化、髪がある。
- 影ウシオは7周目に死亡し、9周目で復活する。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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