『サマータイムレンダ』では、物語の最初から死亡していたヒロインの小舟潮(こふねうしお)と潮の影のウシオが登場します。
主人公である網代慎平(あじろしんぺい)の前に姿を表した影のウシオは、なぜ自分が潮本人(オリジナル)であると勘違いしていたのでしょうか?
この記事では、『サマータイムレンダ』で影ウシオはなぜ本人だと思っているのかネタバレして、潮との過去についても解説していきます!
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【サマータイムレンダ】影のウシオについて
この記事ではオリジナルの潮を「潮」、影の潮を「影ウシオ」と表記して、まずは影ウシオについて解説していきます!
影ウシオ登場の経緯
影ウシオは、7月24日に万年青浜(おもとはま)にいるところを慎平に発見されたことで登場します。
漫画原作1巻の最後で慎平は海で水着を着た状態で佇む潮を発見しました。
慎平が潮に声をかけると潮は慎平との再会に喜び慎平に抱きつきますが、慎平はその潮の胸元に世界に1つしかない貝のネックレスがあったことで潮の姿をしたこの人物が潮の「影」であることに気づいたのです。
しかし、当の影ウシオは潮が死亡したことを含む自分の身に起きたすべての記憶を忘れていました。
影ウシオはどこから来たのか?
影ウシオは海の中から来ました。
これは7月21日に起こった出来事が原因で、影ウシオの肉体が崩れた状態で海を漂っていたことが理由です。
それ以来、影ウシオは負ったダメージを徐々に回復しつつ海を漂っていましたが、上げ潮にのって少しずつ万年青浜へと近づいてきていたのでした。
そして7月24日についに万年青浜に漂着した影ウシオは、その場所で慎平と再会したのです。
【サマレン】影ウシオはなぜ本人だと思っている?
ここからは、影ウシオはなぜ自分が本人(オリジナル)だと思っているのかについて解説していきます!
影ウシオは潮のコピー
影ウシオとは、潮の完全なコピーです。
「影」はスキャンの能力で対象物を読み取り、プリントの能力でスキャンで読み取ったデータを元に影(立体)を作り出すことができ、この一連の動作をコピーというため、影ウシオは潮をコピーした「影」ということになります。
スキャンは姿形、声、内臓、指紋、DNA、記憶までも正確に読み取ることができるため、プリントでできた影ウシオは潮の完璧なコピーであり、本来であれば潮の全ての記憶を知ったうえで自身が影であることも理解しているはずなのです。
影ウシオは自分が潮本人だと思っている?
影ウシオは最初に登場した際、自分は本物の潮だと思っている様子でした。
それどころか自分が「影」であることやオリジナルの潮が7月21日に死亡したこと、さらには万年青浜にたどり着く前の記憶さえも失っていたのです。
そんな影ウシオが唯一思い出したことが、潮の記憶にあった「慎平に会いたい」という気持ちでした。
そのことを思い出した影ウシオは慎平との再会を涙を流して喜び、慎平に対して潮が心に秘めていた気持ちを伝えたのです。
影ウシオが潮だと思っている理由
影ウシオは自分が潮本人だと思っていたのは、本来のデータに潮を上書きしてしまったことが理由です。
「影」が人間をコピーする場合、本来「影」は「影」としての自分のデータは残した状態で人間のデータをコピーし自分のものにします。
そのため、通常の「影」は自分が「影」であることを理解したうえでコピーした人間になりきり入れ替わることが可能なのです。
しかし影ウシオは「影」の自分を小舟潮のデータで上書きしてしまったために、「影」としての元の部分は消去されてしまいました。
それにより自分が「影」であることがわからずに、コピーした潮の記憶から自分が潮本人であると思いこんでしまっていたのでした。
影ウシオはハイネに記憶を消されていた
影ウシオに記憶がないのは、ハイネに記憶を消されていたことが理由です。
影ウシオは過去に小早川しおり(こばやかわしおり)の姿をしたハイネとの交戦した際に、ハイネに人格と記憶を初期化されそうになりました。
それにより影ウシオが潮をコピーした時に得た潮の記憶と、影ウシオとなった後の記憶の大半を消されてしまったのです。
その時に影ウシオの中で唯一残ったのが慎平に関する記憶だったのでした。
【サマータイムレンダ】影ウシオと潮との過去
ここからは、影ウシオと潮との過去について解説していきます!
影ウシオと潮の出会い
影ウシオと潮が出会ったのは、潮が死亡するよりも過去の7月18日です。
この日、潮は万年青浜(おもとはま)のゴミ拾い大会に妹の小舟澪(こふねみお)と一緒に参加していました。
すると突然潮の背後で何かがフラッシュのように光り、その直後潮と澪は潮にそっくりな姿をした人物を目撃したのです。
フラッシュのような光の正体は「影」の能力のスキャンで、「影」はこの時にスキャンした潮をその場でプリントし影ウシオを作り出していたのでした。
影ウシオと潮の過去
7月18日に影ウシオと潮が再び再会したことで、潮は「影」が実在することを確信します。
それにより、7月17日に近所に住む小学生のしおりから聞いていたしおりのそっくりさんがしおりの「影」であることに気が付きました。
影シオリを調べるためにしおりが影シオリを最初に見たというタカノス山で「影」の調査をすることにした影ウシオと潮は、タカノス山の菱形医院旧病棟で野良影に遭遇します。
野良影と交戦になったものの影ウシオの影の能力によってなんとか難を逃れ、そこで影ウシオは本来「影」は自分が存在し続けるためにはオリジナルを消去してコピーである「影」がオリジナルに入れ替わることを目的としていることを潮に話したのです。
その話から影シオリが存在しているということはオリジナルのしおりに危険が迫っていると知り、しおりを守るために影ウシオと潮は「影」と戦う決心をしたのでした。
影の正体や能力についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
影ウシオと潮はハイネと交戦し潮が死亡
しおりが影シオリに命を狙われたのが潮が死亡した7月21日だったのです。
この日潮や澪、窓たちと海水浴にきていたしおりは、海の中で影シオリに襲われました。
影ウシオは潮とともに影シオリを倒ししおりを助けようとしましたが、影シオリの正体はハイネだったためハイネのしおりに対する執着は非常に強く交戦になると潮はハイネに絞殺されて影ウシオは記憶の大半を消されてしまったのです。
それによって影ウシオの肉体は崩壊しそのまま海を漂うこととなり、しおりはハイネに奪われて消去されてしまったのでした。
ハイネの目的や能力などの詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
まとめ
この記事では、『サマータイムレンダ』で影ウシオはなぜ本人だと思っているのかネタバレして、潮との過去についても解説してきました。
- 影ウシオの登場は7月24日の万年青浜。
- 影ウシオが潮本人だと思っている理由は影シオリの正体ハイネに記憶の大半を消されていたから。
- 影ウシオの中で唯一残ったのが慎平に関する記憶だった。
- 影ウシオと潮の出会いは7月18日の万年青浜。
- 影ウシオと潮はしおりを影シオリから守ろうとしていた。
- 7月21日に影シオリに襲われたしおりとを助けようとして潮が死亡し影ウシオは海を漂うこととなった。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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