漫画『サマータイムレンダ』は、漫画家である田中靖規（たなかやすき）先生によるSFサスペンスです。
2022年4月よりテレビアニメが放送される『サマータイムレンダ』は、和歌山県の友ヶ島がモデルとなっている和歌山県の離島「日都ヶ島」（ひとがしま）が舞台となっているのですが、元ネタはあるのでしょうか？
この記事では、『サマータイムレンダ』の元ネタについて解説し、モザイク描写や和歌山を舞台にした理由もまとめていきます！
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【サマータイムレンダ】の元ネタを解説
ここからは、『サマータイムレンダ』の元ネタについて解説していきます！
元ネタは田中靖規先生の過去作品ジャメヴ
『サマータイムレンダ』の元ネタは、漫画作品の「ジャメヴ」です。
ジャメヴは『サマータイムレンダ』の作者である田中靖規先生の過去作品で、「赤マルジャンプ」の2008年WINTER号にて読み切りとして掲載されました。
漫画ジャメヴの概要
ジャメヴは自分のコピーが登場するというSF作品だったようです。
残念がら読み切り作品だったためか単行本として発売されておらず、ネットの漫画サービスでも配信されていませんでした。
そのためジャメヴの概要について詳細を記載することができませんでした。
【サマータイムレンダ】のモザイク描写について
ここからは、『サマータイムレンダ』のモザイク描写について解説していきます。
モザイク描写は「影」を表現している
『サマータイムレンダ』のモザイク描写は、「影」を表現しています。
『サマータイムレンダ』での「影」とは、主人公である慎平たち人間にとって敵であり、影は人間をコピーしコピーした人間に成り代わるためにそのオリジナルの人間を殺そうとしてくる危険な存在です。
『サマータイムレンダ』の作者である田中靖規先生は、影の能力についてスキャンして分子構造を解析、粒子を組み替えているというイメージをしていてモザイクのほうがデジタル感がありSFチックだとインタビューで答えています。
モザイク描写はCGをイメージ
そもそも『サマータイムレンダ』のタイトルの意味は、コンピューターがCGを描写するレンダリングのように夏の時間を慎平が見ているという意味なのだそうです。
タイトルからも『サマータイムレンダ』がCGをイメージしていることがわかるように、影の描写にもCGのようなモザイク描写が使われています。
実際に作品を読んでいると影のモザイク描写はCGっぽく見え、作品がよりSFらしく見える要素になっているように感じますね。
【サマレン】が和歌山を舞台にした理由
ここからは、『サマータイムレンダ』が和歌山を舞台にした理由についてまとめていきます！
理由：田中靖規先生が和歌山県出身だったから
『サマータイムレンダ』が和歌山を舞台に描かれている理由は、作者の田中靖規先生が和歌山県出身だったことが関係しています。
田中靖規先生は『サマータイムレンダ』の連載前にガイストクラッシャーという作品のコミカライズを手掛けていて、その作品のアニメの打ち上げで声優の小西克幸さんと同じ和歌山出身ということで盛り上がったとお話されていました。
小西克幸さんから「和歌山を舞台にしたマンガを描いてください」と言われたことが、『サマータイムレンダ』を和歌山を舞台に描くきっかけになったようです。
土着の民俗信仰の要素を入れた経緯
『サマータイムレンダ』では、漂着物を崇める土着の民俗信仰（土着信仰）といったカルトホラー要素も含まれています。
この要素には田中靖規先生が好きな様々なホラーゲームやホラー小説から影響を受けているのだそうです。
それらの作品の中には土着神（古くからその土地に棲み着く神で一般的な宗教の神よりも荒々しい性格）を信仰している「和」の雰囲気が強いものがあり、土着の民俗信仰という要素を入れた理由は「和」と島の閉鎖空間が調和することを想定されたためです。
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まとめ
この記事では、『サマータイムレンダ』の元ネタについて解説し、モザイク描写や和歌山を舞台にした理由もまとめていきました。
- 『サマータイムレンダ』の元ネタは漫画ジャメヴ
- ジャメヴは田中靖規先生の過去作品
- モザイク描写は「影」を表現していてCGをイメージ
- 和歌山を舞台にした理由は田中靖規先生が和歌山県出身だったから
- ホラーゲームやホラー小説から影響を受けて土着の民俗信仰が入っている
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
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