『探偵はもう、死んでいる。』略して『たんもし』でシエスタの心臓をもつ夏凪渚は、シエスタに代わって探偵となり君塚とともに様々な事件を解決させていきました。
しかし敵であるスペースの親玉であるシードとの戦いの中で、夏凪が死亡したことを君塚は聞かされたのです。
この記事では、『探偵はもう、死んでいる。』で夏凪渚は生きてるのか、死亡・死因と復活についても解説していきます!
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【たんもし】夏凪渚が死亡する経緯と死因を解説
夏凪はシエスタの心臓を取り込んだことで、ヘルという夏凪の中にあったもう一つの人格から本来の夏凪の人格を取り戻したという経緯がありました。
その後シエスタに代わって探偵として君塚を助手に様々な事件を解決させてきた夏凪でしたが、原作小説4巻で死亡してしまうのです。
ここからは、『探偵はもう、死んでいる。』のヒロインである夏凪渚が死亡する経緯と死因を解説していきます!
夏凪は巫女に会うためロンドンへ
シエスタと君塚が暮らしたロンドンの家にあるシエスタの机の引き出しに、シードを倒すための手がかりをシエスタが残しているのではと考えた君塚は、ロンドンへ行こうとしていました。
その話を聞いていた夏凪は君塚に同行することにした後に、君塚はシードを倒すためにもまずはシエスタを生き返らせたいと考えました。
そんな君塚にシエスタ復活のヒントを持っている可能性がある人物として、風靡が投げてよこした写真に写っていたのが調律者で「巫女」の少女でした。
巫女の使いオリビアとの再会
シエスタを生き返らせるヒントを知るべく巫女に会うためにロンドンへと向かう飛行機に乗った君塚と夏凪は、飛行機の中で再会したCAのオリビアにミア・ウィットロックという乗客を探して欲しいという依頼を受けます。
実はミア・ウィットロックこそ君塚と夏凪が探していた巫女で、オリビアはその巫女の使いとして自分が隠したミアを君塚と夏凪に探させるという謎解きをさせることで、2人が巫女に会うに値する人物かどうかを見極めようとしたのです。
ミアを隠した犯人がオリビアだということを見事言い当てた君塚と夏凪でしたが、残念ながらその場ではミアに会うことはできませんでした。
調律者「巫女」との出会い
飛行機を降りた後にロンドンの家に入るためのマスターキーを盗まれたことに気づいた君塚と夏凪は、ホテルのクローゼットの中に聖典を見つけました。
聖典に書かれていたメデューサ事件を解決しようとすると、偶然にもこのタイミングでマスターキーが見つかったとの連絡を受けて、君塚は夏凪と別れウェストミンスター宮殿に足を踏み入れます。
エレベーターで登った先にいた人物は、君塚が探していた巫女のミア・ウィットロックでした。
そして君塚をこの場所に導いた人物こそ、巫女の使いであるオリビアだったのです。
シエスタ復活の未来とは?
巫女の未来予知の中に、シエスタ復活の未来は存在していました。
シエスタ復活の未来とは、夏凪の中になるシエスタの心臓をシエスタに返すことでシエスタを生き返らせるというものだったのです。
ミアはシエスタ復活の可能性について夏凪にのみ話しましたが、夏凪の中にあるシエスタの心臓をシエスタに返すことは夏凪の死を意味していました。
しかし、ミアからシエスタを生き返らせる未来について聞いた夏凪は自分の命を犠牲にしてシエスタを復活することを心に決めていたのです。
スペースの実験施設で知ったシードの弱点
ロンドンにてシエスタ復活の可能性と、シエスタの手紙に書かれたシードとスペース殲滅の考察という成果を得て、君塚と夏凪はさらにスペース討伐のヒントを求めて6年前にシエスタ、夏凪、アリシアが出会ったスペースの実験施設に行きました。
そこには人工心臓を損傷して修理中のはずの、人工アンドロイドだったシエスタの肉体が培養槽のようなタンクの中で眠っていたのです。
人工知能としてのシエスタは無事だったため、君塚と夏凪は人工知能のシエスタとともに施設の地下に潜りスペースのデータベースからシードとそのクローンである人造人間たちの行動履歴から、シードの弱点が太陽の光であるという仮設を立てたのでした。
そのタイミングでミアから電話がかかってくると、ミアはこれから24時間以内にシードが日本に襲来することを告げたのです。
斎川を狙ったシードの襲来
シードは日本にいる斎川を狙っていました。
シードが斎川を狙う理由は、シードの「種」を宿したサファイアの眼に適合した斎川を自分の器にするためです。
ミアに今すぐ日本に帰るよう言われた君塚と夏凪は急いで斎川のもとに駆けつけましたが、すでにスペースの残党に斎川とコウモリは襲われた後にシードによって斎川は連れ去られ、シードの正式な器にするために別の場所に隔離されていました。
夏凪とシードの戦い
斎川を救うべくシードとの直接対決となった君塚と夏凪でしたが、夏凪は自分が犠牲になることでシエスタを生き返らせる決心をしていたため、それを知ったら反対するであろう君塚を言霊の能力で眠らせます。
シエスタに代わって名探偵としての務めを果たそうとした夏凪は、シエスタから受け継いだ7つ道具のいつであるマスケット銃を武器にシードに挑みました。
夏凪はマスケット銃に装填されていた赤い銃弾をシードの触手に命中させて、生前のシエスタと同じように赤い弾丸が命中した相手はマスターの命令に逆らえなくなる能力を使い、シードが攻撃できないようにしたのです。
しかしシードは夏凪に直接攻撃できないかわりに夏凪の頭上にある天井を攻撃するなど、間接的に夏凪にダメージを与えてきます。
攻撃を受けながらも言霊の能力で自分の足を動かし攻防を続けるシードと夏凪でしたが、シードはこの間にも夏凪に直接攻撃ができるように自身の遺伝子を組み替えていたのです。
シードに攻撃されて致命傷を負いながらも言霊の能力で自分の足を動かし続けた夏凪は、あえて夏凪の中のもう一つの人格であるヘルの武器だった紅いサーベルを握ってシードに向かっていきます。
夏凪の死亡と死因
夏凪は紅いサーベルでシードに挑みシードの首筋に振りかざすと、その刃はシードの首を完全に落とすまであと数センチのところでシードの剣のように変化した触手によって防がれてしまいました。
その直後ヘリコプターの音で援軍の到着を感じ取ったシードはその場から消え去り、極限状態だった夏凪はその場に崩れ落ちます。
残る意識の中で夏凪は眠っている君塚へ手を精一杯伸ばし、感謝の言葉を言おうとしたところで意識を失い夏凪は死亡してしまったのです。
この時の夏凪の死因はたくさんの血を流しすぎたことによる出血性ショックだと思われます。
【探偵はもう死んでいる】夏凪渚は生きてる?
風靡の話から夏凪の死亡を察した君塚は、自身も最後に握った夏凪の手が冷たくなっていくのを感じていたことから、本当に夏凪が死んだものと思っていました。
しかし、実際には夏凪は死んではおらず生きていたのです。
ここからは、生きていた夏凪は脳死状態になりその後どうなったのかについて解説していきます!
夏凪は生きてるが脳死状態に
死亡したと思われていた夏凪は、生きてるものの脳死状態となっていたのです。
夏凪が脳死状態となったことで夏凪の中にあったシエスタの心臓は、治療を受けていたシエスタの肉体に移植されたことでシエスタは生き返りました。
そして夏凪は病室のベッドで人工呼吸器を装着したまま眠っていたのです。
夏凪が脳死状態になった理由
夏凪が脳死状態になった理由は、夏凪の身体が一時的に休眠状態に入ったからです。
シードとの戦いで致命傷を受けた夏凪は、シードの「種」を宿したシエスタの心臓の自己防衛反応が働いたことで休眠状態になりました。
シードの正体は植物であったため、その「種」にも自身のエネルギー消費を極力抑え生命活動を最低限維持しようとする防御システムである休眠というシステムが備わっていたのです。
致命傷を負って死亡してもおかしくない状態になった夏凪は、無意識のうちに身体の大部分の機能を停止させてエネルギーの消費を最低限に抑えることで自身の生命維持を図っていたと考えられました。
夏凪はなぜ心臓を失くしても生きてるのか?
夏凪の中にあったシエスタの心臓はシエスタに返される形で心臓移植されたにもかかわらず、なぜ夏凪は生きてるでしょうか?
身体から心臓を取られれば死亡してしまうはずの夏凪が生きてるのは、夏凪の身体に別の心臓が移植されていたからだったのです。
それについて詳しくは後述していきいます。
【探偵はもう死んでいる】夏凪渚の復活を解説
脳死状態になった夏凪の回復の可能性はゼロであり、目をさますことは二度とないと思われていました。
そんな状態の夏凪はなんと復活を果たしたのです。
ここからは、夏凪渚の復活について解説していきます!
夏凪はヘルとして復活
脳死状態だった夏凪は、夏凪のもう一つの人格であるヘルとして復活を遂げます。
囚われた斎川を救うために君塚と生き返ったシエスタは再びシードと対決することになりますが、激しい戦いが繰り広げられる仲でシエスタを庇おうとシエスタに覆いかぶさった君塚は、自分の死を覚悟しました。
そんな危機一髪の状況に現れたのが黒い外套をまとい武器である紅いサーベルを持った夏凪の別人格であるヘルだったのです。
夏凪がヘルとして復活した理由
夏凪がヘルとして復活した理由は、シードの号令を受けたからです。
電波塔でシエスタと君塚に頭痛と吐き気をもたらした低い鐘の音のようなノイズこそ、シードの号令でした。
シードの号令は普通の人間には何の効果もありませんでしたが、身体の中にシードの「種」を宿した者には「種」を覚醒させる効果があったのです。
シードによる号令は世界中にまかれた「種」と共鳴し、「種」を宿していた夏凪の身体をも覚醒させて再び動かしてシエスタと君塚のもとに現れたのでした。
夏凪の心臓の「あの子」とは誰?
夏凪の心臓の「あの子」とは、アリシアのことです。
夏凪の肉体がヘルとして復活できたのはシードの号令以前に心臓移植を行っていたからで、その心臓のもとの持ち主こそ6年前に夏凪やシエスタと同じスペースの実験施設にいたアリシアでした。
アリシアは6年前に死亡したはずでしたが、スペースの人体実験によってシード由来のDNAを獲得いていたアリシアは、死亡した時にシードの器候補の貴重なサンプルとして心臓が冷凍保存されていたのです。
夏凪の復活
その後ヘルの力でシードを倒すことができたものの夏凪は復活せず、「種」の暴走により近い未来に自分が怪物になる可能性を感じたシエスタは姿を消してしまいました。
再びシエスタを失ってしまった君塚は、眠っている夏凪にシエスタを助けて欲しいと言って左手を握ると、夏凪は君塚の願いに応えるように脳死状態から復活したのです。
夏凪は君塚に声をかけた後にゆっくりと身体を起こすと、おどけたように笑いながらピースサインをしたのでした。
まとめ
『探偵はもう、死んでいる。』で夏凪渚は生きてるのか、死亡・死因と復活についても解説してきました。
- 夏凪はシードとの戦いで死亡したと思われていた
- 夏凪の死因は出血性ショックだと思われる
- 死亡したと思われた夏凪は生きてるが脳死状態だった
- 夏凪はアリシアの心臓を移植された後にヘルとして復活
- 夏凪は君塚の願いを聞いて本当に復活する
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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