『探偵はもう、死んでいる。』略して『たんもし』で、物語の中心人物であるシエスタは、物語開始時にすでに故人となっています。
1年前に死亡したはずのシエスタでしたが、なぜか本物のシエスタそっくりの生体アンドロイドとして君塚たちの前に姿を現したのです。
この記事では、『探偵はもう、死んでいる。』でシエスタは生きてるのか、生体アンドロイドの正体や復活についても解説していきます!
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【探偵はもう死んでいる】シエスタは生きてる?死因・経緯は?
ここからは、シエスタの死因と死亡の経緯についてまとめていきます!
シエスタはヘルに殺され死亡
シエスタの死因は、君塚とともに旅をしていた1年前にヘルによって殺害されたことです。
交戦状態になったヘルとシエスタに生物兵器ベテルギウスが襲いかかると、次の瞬間シエスタだけが地面に仰向けで倒れ、ヘルはシエスタの左胸から心臓を抜き取りました。
シエスタの心臓が抜き取られる瞬間を君塚も目撃していましたが、なぜか物語開始時にはシエスタとともに旅をしていた君塚でさえもシエスタの死因について忘れてしまっていたのです。
君塚がシエスタが死亡した経緯を忘れてしまっていたのは、生物兵器ベテルギウスの亡骸から咲いた大きな花の花粉の副作用で記憶を喪失していたことが理由でした。
シエスタは自分からわざと死んだ
シエスタがヘルに殺されたのはわざとだったのです。
シエスタはヘルの中に中にあるアリシアの人格を救うために、ヘルの肉体を殺さずにアリシアだけを救う方法を考えていました。
そこでシエスタが考えついた方法が、自分の心臓をわざとヘルに奪わせてヘルの中に侵入することで内側から意識を抑え込むことだったのです。
シエスタの心臓は特別製で、シエスタの意識を心臓に宿すことでヘルの身体の中に入っても自我を保つことができるため、シエスタはヘルにわざと心臓を奪わせてヘルの身体に侵入しヘルの人格を抑えることに成功しました。
実はシエスタは生きてる?
残念ながらシエスタは生きてはいません。
名探偵として数々の危機的状況をもくぐり抜けてきたシエスタですから、もしかして生きてるのではと期待していましたがシエスタの死亡は事実だったです。
しかし死んだはずのシエスタは、まるで生き返ったかのように本物そっくりの生体アンドロイドとして君塚たちの前に現れます。
【探偵はもう死んでいる】シエスタのアンドロイドの正体とは?
君塚、夏凪、斎川、シャルの4人を誘拐し、シエスタと君塚の3年間の旅の記憶を見せてきた犯人は死んだはずのシエスタでした。
ここからは、シエスタの生体アンドロイドの正体について解説していきます!
シエスタそっくりの生体アンドロイドの登場
君塚たちの前に現れたシエスタは、シエスタそっくりの生体アンドロイドでいわゆるロボットだったのです。
君塚たちを誘拐した犯人は、このシエスタそっくりの生体アンドロイドでした。
生体アンドロイドのシエスタは、生前のシエスタの肉体、記憶、能力の一部を参考に作られたもので、人間にしか見えないほど精巧な作りだっため、元助手の君塚でさえも本物のシエスタなのではと疑うほどでした。
生体アンドロイドの正体
アンドロイドの正体は、本物のシエスタの肉体だったのです。
本物のシエスタの肉体は、1年前にシエスタが死亡することとなったヘルとの戦いの後に生前のシエスタの意思によって冷凍保存されていました。
その後冷凍保存されていたシエスタの肉体に、シエスタの膨大な知識や記憶をもとに脳と脊髄に人工知能を搭載し、人工的な心臓を埋め込むことによって生体アンドロイドのシエスタは誕生したのです。
生体アンドロイドの正体に気づいたのは君塚
最初にシエスタの生体アンドロイドの正体が、本物のシエスタの肉体であると気づいたのは君塚でした。
君塚は3年間シエスタとともに旅をしたことで知っているシエスタの香りや、肌の温かさをロボットのシエスタから感じていたのです。
また生体アンドロイドのシエスタがふと見せた1億点の微笑みはロボットには出せないであろうことなどから、なんとなく絶対に生体アンドロイドが本物のシエスタだろうという矛盾した答えを導き出したのでした。
当初君塚たちがシエスタの生体アンドロイドを本物そっくりだと感じたのは、このロボットの肉体が本物のシエスタの肉体だからだったのです。
シエスタの生体アンドロイドの目的
生体アンドロイドのシエスタの目的は、シエスタが最後の遺産として残した君塚、夏凪、斎川、シャルの4人が乗り越えるべき課題を乗り越えさせることだったのです。
4人が乗り越えるべき課題を以下にまとめます。
君塚:もう死んでいるシエスタから卒業すること
夏凪:自分がヘルでありシエスタを殺害した人物であることを知り受け入れること
斎川:両親の死の真相を受け入れ人生の選択をすること
シャル:斎川を殺すという使命の呪縛から解き放たれ自分の意志をもつこと
本物のシエスタは4人の課題についてだけが心残りであったため、生体アンドロイドのシエスタを作ったのです。
本物のシエスタにとって依頼人の利益を、仲間を守ることが仕事であったため、シエスタは生体アンドロイドとなって最後の仕事を果たしたのでした。
【探偵はもう死んでいる】シエスタは復活する?
シエスタの復活
シエスタは復活します。
復活したシエスタは、突然君塚が住んでいるアパートへ七つ道具のマスターキーを使って侵入してきました。
シエスタは生体アンドロイドとなっていた肉体に、夏凪の中に入っていたシエスタの心臓を宿して復活を遂げたのです。
シエスタの復活の経緯
シエスタが復活することができたのは、夏凪が脳死状態になったことがきっかけでした。
夏凪は生体アンドロイドのシエスタの肉体が本物のシエスタのものであると知った後に、自分の中にあるシエスタの心臓がシエスタの身体に戻ればシエスタが生き返る可能性に気づいていたのです。
そのため死ぬ覚悟でシードの戦いに挑んでたとえ死ぬことになっても、その後に夏凪から心臓を戻されたシエスタが復活することでシエスタがシードを倒してくれるだろうと考えていました。
実際にシードとの戦いで死亡したと思われていた夏凪は脳死状態となりましたが、夏凪の中にあるシエスタの心臓は静かに動いていたため、その心臓はシエスタの身体に戻されてシエスタは復活を果たしたのです。
シエスタ復活後に生体アンドロイドはどうなった?
生体アンドロイドのシエスタの肉体は本物のシエスタに返されましたが、その後新しい肉体を手に入れてシエスタとともに君塚の前に現れました。
新しい肉体といっても見た目はシエスタと瓜二つですが違うのはメイド服姿で髪留めをしていないことと、以前とは違い戦闘には特化していません。
以前はシエスタと呼ばれていた生体アンドロイドのシエスタですが、本物のシエスタが復活したことで新たな名前がつけられることとなります。
シエスタが生体アンドロイドにつけた名前は、夜という意味の「ノーチェス」でした。
まとめ
『探偵はもう、死んでいる。』でシエスタは生きてるのか、生体アンドロイドの正体や復活についても解説してきました。
- シエスタは生きていない(死亡は事実)
- 生体アンドロイドの正体は本物のシエスタの身体
- シエスタは復活する
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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