『探偵はもう、死んでいる。』略して『たんもし』で、シエスタが死亡することとなる少し前のロンドンで、ヘルと交戦したシエスタと君塚君彦(きみづかきみひこ)。
その直後に現れた加瀬風靡(かせふうび)がスペース打倒につながるブツとして語ったものが「サファイアのまなこ」(サファイアの眼)でしたが、これは一体何なのでしょうか?
この記事では、『探偵はもう、死んでいる。』でサファイアのまなことは何か、シードが狙う理由と目的についても解説していきます!
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【探偵はもう死んでいる】サファイアのまなことは?
ここからは、サファイアのまなこにを探させようとした黒幕とサファイアのまなこの正体、狙った理由についてもまとめていきます!
サファイアのまなこを探させたのはシード
「サファイアのまなこ」の話をもちかけた風靡は偽物でした。
風靡の正体はスペースの親玉であるシードで、シードがサファイアのまなこを探させようとしていたのです。
シード(偽の風靡)は、サファイアのまなこがスペース打倒につながるブツとしてシエスタと君塚が探すように仕向けましたが、実際にはシード自身がサファイアのまなこを求めていたのでした。
サファイアのまなこの正体は?
サファイアのまなこの正体は、斎川の左目にあるサファイアの義眼のことです。
しかしシエスタと君塚はこの時点で斎川とは出会っていなかったため、シード(偽の風靡)からサファイアのまなこの話を聞いても、サファイアのまなこが何のことを指しているのかまったく検討がつきませんでした。
【探偵はもう死んでいる】サファイアの眼(まなこ)とは?
サファイアのまなことは斎川の左目
サファイアのまなことは、斎川の左目の事を指しています。
斎川の左目にはサファイアの義眼が入っていて、その左目の能力として物体を透視する能力を持っていたのです。
しかし斎川は特別な能力があるサファイアのまなこを持ちながらも、サファイアの義眼を両親がどこでどうやって手に入れたのか、なぜ特別な能力があるのかなど、サファイアのまなこの詳細を全く知らずにいました。
サファイアのまなこと左目の秘密
斎川は左目のサファイアの義眼について、生まれつき左目が見えなかった斎川に両親がプレゼントしてくれたと話しています。
しかし斎川の左目は生まれつき見えなかったのではなく、生まれてすぐに左目がガンになったという斎川自身も知らなかった過去があったのです。
斎川の左目のガンは主に5歳未満の子供に発症する希少な病気で、眼球の摘出手術以外に治療法はありませんでしたが、その手術でも完治するとはいえませんでした。
そこでどんな手を使ってでも娘を助けたかった斎川の両親は、娘の病気を治すために秘密組織スペースを頼ったのです。
サファイアのまなこと斎川の両親
サファイアの義眼は、斎川の両親がスペースが行っていた人体実験施設に巨額の投資をした見返りに手に入れたものだったのです。
そして斎川の両親はサファイアのまなこを使い、生まれてすぐに左目の癌になった斎川の命を救おうとしたのでした。
スペースが行っていた人体実験とは、孤児院の子ども達にシードの「種」を宿しシードに適合する器となる人造人間を生み出すことだったため、斎川の左目に入れられたサファイアのまなこもシードの「種」を宿したものだったのです。
斎川の左目の能力は、サファイアのまなこにシードの「種」が宿っていることが原因だということは斎川自身も知らなかったのでした。
【たんもし】サファイアの眼をシードが狙う理由と目的は?
斎川がサファイアの義眼を左目に移植したのは6年前でしたが、それまでシードやスペースと何の関係もなかった斎川がもつサファイアの眼が狙われた理由は何なのでしょうか?
ここからは、シードがサファイアの眼をシードが狙う理由と目的について解説していきます!
シードが狙うのはサファイアの眼を持つ斎川
当初シードが探していたのはサファイアのまなこだと思われましたが、シードが狙っていたのはサファイアのまなこを持つ斎川でした。
斎川のサファイアの左目はシードの「種」を宿していて、それを自身の左目に取り込み適合してサファイアの左目の能力まで使いこなしている斎川は、シードの「種」の適合者ともいえる存在です。
そしてシードは「種」に適合した存在である斎川を、自分の器にするために探していました。
シードが器を探している理由
シードが器を探している理由は、シードの身体が地球環境に完全に適合できずにいたためです。
数十年前に地球という惑星の外から「種」として飛来したシードは、生命体の最も根源的な欲求により子孫を残すためにスペースという秘密組織を作り、地球という惑星を「種」で埋め尽くすつもりでいました。
しかしシードはこれだけ生存本能にこだわっていたにもかかわらず、地球上で生きるために適した身体を持ってはいなかったのです。
そこでシードが考えたのが、人体実験によって「種」に適合する器として人造人間を作り出しその肉体を乗っ取るというものでした。
人体実験によって「種」を取り込むことに成功し「種」に適合しているうえに「種」の能力を使いこなし、さらに「種」を取り込んだことによる大きな副作用が出ていない人物であることがシードが器として選ぶ条件だったのです。
シードの目的は斎川を器にすること
サファイアのまなこを探していたシードの目的は、斎川を器にすることです。
斎川は自身のサファイアの左目とシードやスペースとの関係についてまったく知りませんでしたが、サファイアのまなこに適合し能力を使いこなし、さらに副作用も出ていない斎川はシードの器の条件を満たした存在でした。
もともとシードはシエスタとヘルのどちらかを器にするつもりでいましたが、シエスタはヘルとの交戦でヘルに心臓を奪われて死亡し、ヘルはシエスタの心臓を取り込んだことで人格を封じられてしまいます。
器候補だったシエスタとヘルの2名が失われたことで、シードが保険として残していた斎川がいよいよシードの器として狙われることとなってしまったのです。
まとめ
『探偵はもう、死んでいる。』でサファイアのまなことは何か、シードが狙う理由と目的についても解説してきました。
- サファイアのまなこ(眼)とは斎川の左目にあるサファイアの義眼のこと
- シードが斎川を狙う理由は斎川が「種」を取り込んだサファイアの眼に適合した存在だから
- シードが斎川を狙う目的は器にするため
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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