『探偵はもう、死んでいる。』略して『たんもし』で、探偵に依頼すべく君塚君彦と夏凪渚の前に突然現れたのが斎川唯(さいかわゆい)でした。
斎川の依頼を受けることになった君塚と夏凪でしたが、斎川を狙う犯人とは一体誰なのでしょうか?そしてこの依頼には斎川の正体や能力が関係していたのです。
この記事では、『探偵はもう、死んでいる。』で斎川唯を狙う犯人は誰なのか、正体や能力も解説してまとめていきます!
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【たんもし】斎川唯は時価30億円のサファイアを狙われている
斎川が探偵に依頼したかったこととは、「時価30億円のサファイアが盗まれるのを未然に防いで欲しい」といった内容でした。
ここからは、斎川が君塚と夏凪に依頼することになった理由と経緯、時価30億円のサファイアとはどんなものなのかをまとめていきます!
斎川が探偵に依頼した理由と経緯
斎川が探偵に依頼した理由は、「斎川唯のドームライブ当日、時価30億円のサファイアをいただく」という犯行予告があったからです。
時価30億円のサファイアが盗まれるのを未然に防ぎたいと考えた斎川は警察に一度相談したと言い、犯行予告があっただけでは警察は取り合ってくれなかったことを君塚に話しました。
それを聞いた君塚は普通の警察はすでに起こった事件にしか動かないことを理解していたため、斎川が探偵に依頼した経緯について納得したのです。
時価30億円のサファイアとは?
時価30億円のサファイアとは、斎川家の家宝として斎川の自宅の宝物庫に保管されている「奇跡のサファイア」に間違いないと斎川は言いました。
時価30億円のサファイアの心当たりについて答えた斎川でしたが、犯人が狙っている時価30億円のサファイアの正体とは斎川の左目の眼帯で隠している義眼のことだったのです。
【探偵はもう死んでいる】斎川を狙う目的をネタバレ!
当初、犯人の狙いは斎川家の家宝である「奇跡のサファイア」だと思われていましたが、犯人の本当の狙いは斎川の義眼だということが明かされることとなるのです。
ここからは、犯人が斎川を狙う目的をネタバレしていきます!
犯人の狙いは斎川の左目
犯人の本当の狙いは、斎川の左目に眼帯で隠されたサファイアの様に美しい青い瞳の義眼のことだったのです。
犯人のいう時価30億円のサファイアがまさか自分の義眼だとは思っていなかった斎川は、犯行予告に書かれていたドームライブ当日に自身の左目を遠くからボウガンの矢で狙い撃ちされそうになりました。
しかしそのことを推理していた君塚の行動によって、斎川はボウガンの矢を回避することができたのです。
犯人の目的は?
犯人の目的は2つあります。
1つ目は、斎川の左目の義眼。
2つ目は、君塚と夏凪の命です。
犯人が君塚と夏凪に時価30億円のサファイアが斎川家の宝物庫にある「奇跡のサファイア」だと思わせたのには理由がありました。
君塚と夏凪の命も狙っていた犯人は、時価30億円のサファイアが斎川家の宝物庫にある「奇跡のサファイア」だと思わせることで君塚と夏凪を宝物庫に行かせるよう仕向けていたのです。
実は斎川家の宝物庫には爆薬が仕掛けられていて、犯人の予定通りであれば君塚と夏凪は宝物庫に仕掛けられた時限付きの爆弾で爆殺されるはずでした。
これについては、犯人の計画を推理していた君塚が警察官である加瀬風靡(かせふうび)に宝物庫の爆弾処理を事前に依頼したことで無事に撤去されることとなります。
【探偵はもう死んでいる】斎川を狙う犯人は誰?
斎川を狙った犯人は、スペース(SPES)という「原初の種」から生まれた生物で構成されている秘密組織です。
当初は探偵に依頼するために君塚と夏凪に接触し今回の依頼をしてきた斎川でしたが、実は斎川はスペースに自分の義眼が狙われていることを知らずに犯人とグルになり、君塚と夏凪を宝物庫へ誘導して2人の命を狙っていました。
そのため斎川のもとに犯人から犯行予告が届いたというのも本当は嘘で、犯行予告のことを警察に相談してはいなかったのです。
【探偵はもう死んでいる】斎川の正体と敵について!
犯人に狙われていたはずの斎川が実は犯人とグルなうえに、犯人に自分の義眼を狙われるという複雑な展開ですが、ここからは斎川の正体と敵についてまとめていきます!
斎川の正体は君塚と夏凪の敵?
犯人とグルになり君塚と夏凪の命を狙っていた斎川の正体は、2人にとって本当の敵ではありません。
斎川は、君塚と夏凪は斎川の左目に隠されたサファイアの義眼を狙っている張本人だとスペースに言いくるめられ、大切な義眼を奪われたくない斎川はスペースに協力せざるを得ない状況だったといえます。
斎川の敵はスペース(SPES)
斎川は君塚と夏凪が自分の義眼を狙っていると信じ込んでしまっていましたが、実際には君塚と夏凪は斎川の義眼を狙ってはいません。
最後まで疑い続ける斎川と話をする君塚は、ドームライブ中に狙われた斎川を君塚がボウガンの矢から救ったことで、どうにか疑いをはらすことができました。
スペースが斎川の左目をボウガンで狙ったことからもわかるように、斎川の本当の敵は君塚でも夏凪でもなくスペースだったのです。
スペースが斎川の義眼を狙った理由は、義眼がもつ能力にありました。
【探偵はもう死んでいる】斎川の義眼の能力とは?
斎川の左目の義眼、人造の左目にはスペースが無視することができない、物体を透視する能力と嘘を見抜く能力という2つの能力が隠されていたのです。
ここからは、斎川の義眼の能力についてまとめていきます!
能力①物体を透視する能力
斎川の義眼には物体を透視する能力があり、斎川はこの能力によって眼帯をしている状態でもはっきりと全てを見ることができるのです。
そのため、本来であれば眼帯をしていることで視界が狭くなったり距離感がつかみにくくなるはずにもかかわらず、斎川はあまりにも不自由ない動きをすることができました。
アイドルとしての活動中だけでなく日常的に眼帯をしていた斎川でしたが、眼帯をつけていることでの不自由さはまったくなかったのです。
能力②嘘を見抜く能力
斎川の義眼には嘘をついているか、本音を喋っているかを見抜く能力があります。
しかしこの能力については君塚も斎川の方便なのかもとしていることから、実際に斎川の義眼に備わっている能力なのかは明らかになっていません。
君塚が斎川の透視能力に気づいた理由
君塚が斎川の透視能力に気づいた理由は、斎川が眼帯をしているにも関わらず不自由ない動きをしていたことがきっかけでした。
斎川からの依頼を受けてからの1週間、君塚は依頼主である斎川が出演していたテレビの映像を片っ端から観ていたのです。
そこで違和感を覚えた君塚は、斎川が視界が見えづらいはずの左手でカップを持ったことや君塚の隣に立った時には見えにくいはずにもかかわらず君塚の右横に立ったことなどから、徹底的に斎川を調べ上げていました。
更に斎川の左目が見えているという確信を得るために、ドームライブのリハーサルで仕込んでおいた黒づくめの男を斎川の左目側から近づかせ、斎川の反応を伺っていたのです。
これにより、斎川の左目の義眼が見えているという君塚の予想は確信に変わったのでした。
【探偵はもう死んでいる】斎川の結末を解説!
斎川は君塚の推理によって正体を明かされて、更に左目の義眼の能力まで知られることとなってしまいました。
本来であればスペースの指示によって君塚と夏凪の命を狙っていた斎川は、斎川家の宝物庫で2人を殺すことを失敗しまったため、最後の手段として拳銃を君塚に向けたのです。
自身の左目を守るために君塚に銃口を向けていた斎川に対し、この件が無事に終わったら一緒に海に行こうと夏凪は提案します。
君塚と夏凪を騙していた罪悪感から最初はためらっていた斎川でしたが、夏凪の優しい説得によって君塚と夏凪の仲間になり、共通の敵であるスペースと戦う協力関係を結ぶこととなったのです。
まとめ
この記事では、『探偵はもう、死んでいる。』で斎川唯を狙う犯人は誰なのか、正体や能力も解説してまとめてきました。
- 犯人の本当の狙いは斎川の左目に眼帯で隠されたサファイアの様に美しい青い瞳の義眼
- 犯人の目的は斎川の左目の義眼と君塚と夏凪の命
- 斎川を狙った犯人はスペース(SPES)
- 斎川は犯人とグルだった
- 斎川の正体は君塚と夏凪の本当の敵ではない
- 斎川の本当の敵はスペース
- 斎川の左目には物体を透視する能力と嘘を見抜く能力がある
- 斎川は君塚と夏凪と共にスペースと戦う協力関係を結ぶ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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