『天国大魔境』の漫画原作1巻1話でキルコがながめていた写真の人物は稲崎露敏(いなざきろびん)といいます。
物語の序盤ではキルコにとって大切な存在として登場しているロビンですが、その正体は一体何者なのか気になるところですよね。
この記事では、『天国大魔境』のロビンの正体は何者なのか、タカとの関係についても考察していきます!
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【天国大魔境】稲崎露敏(いなざきろびん)とは?
まずは、『天国大魔境』の稲崎露敏(いなざきろびん)というキャラクターについて解説していきます!
ロビンの基本情報
ロビンは『天国大魔境』の漫画原作2巻8話で初登場する人物です。
ロビンの初登場シーンは、キルコの過去を描いた5年前の物語。
もともとは船山孤児院の子どもたちの兄貴分として、キルコの中にいる存在の竹早春希(たけはやはるき)が本来の身体を持っていた時に春希に処世術やケンカのやり方を教えていました。
ロビンは春希にとってとても頼りになる憧れの存在で、ケンカも強く大人たちと一緒に人食いと戦うなど活躍していたのです。
本編の15年前の大災害で春希と同じ歳の妹を亡くしており、それが理由で船山孤児院の年下の子どもたちを大切に思っており過保護ともいえるような接し方をしていました。
しかし春希が人食いに襲われて瀕死の状態で意識を失い10間後に目覚めると、ロビンの姿は孤児院にも在籍していた浅草レース会にもありませんでした。
ロビンの死亡説と過去について
ロビンは、2034年9月頃に死亡したとされていたのです。
ロビン死亡説が作中で登場したのは漫画原作2巻9話で、人食いに襲われて瀕死の状態から目覚め4ヶ月の入院生活後に春希(この時点でキルコ)が浅草レース会本部で、そこにいた男性の発言からロビンの死亡を知ることとなります。
しかし周囲の人々の話ではロビンが「行方不明=死亡」という捉え方をしているだけであって、実際にロビンの死亡を目撃した人はいなかったのです。
ロビンの過去について明らかになっているのは、前述した死亡説の他に、本編の15年前の大災害で春希と同じ歳の妹を亡くしているということだけでした。
それ以外にロビンの出生やなぜ船山孤児院にいたのかなど、詳しいことは漫画原作8巻まででは明らかになっていません。
【天国大魔境】ロビンの正体は?
ここからは、『天国大魔境』のロビンの正体について考察していきます!
ロビンの正体は不明
残念ながら、ロビンの正体は不明です。
ロビンの正体については、漫画原作8巻まででは明らかになっていません。
ただ漫画原作でロビンが登場したシーンの態度や表情には気になる部分もありましたので、ロビンの正体について考察していきます。
ロビンの正体を考察
ロビンの正体は、脳移植された別人なのではないかとも考察できます。
『天国大魔境』の作中では、
- 春希の脳を桐子の身体に移植(キルコ)
- 園長の脳をミクラの身体に移植
という2例の脳移植がすでに成功しており、どちらの場合も通常では脳の持ち主の人格が表に現れています。
当然見た目では脳移植が行われた人間であることはわかりませんので、竹早桐子(たけはやきりこ)という人物を知っている人からしたら、いくら髪の色が変化したとはいえ現在のキルコは桐子だとわかるはずです。
しかしロビンはキルコの見た目だけでは桐子だとはわからず、キルコから桐子と春希に起こったことについての説明を聞いていました。
作中ではキルコの中身は春希であるにもかかわらず桐子の記憶を見ているというシーンがあることから、脳移植をしても身体が経験した記憶の一部は引き継がれることがわかります。
そのことから、実はロビンは脳移植によって身体には別の人間の脳が入っており、身体の方に残されたロビンの記憶を呼び出すことで中身は別人ながらもロビンを演じていたとも考察できるのではないでしょうか。
それなら、ロビンが過去では過保護とも思えるほどに大切にしていた桐子と春希の現在の姿であるキルコに対して、卑劣な行為に及んだ理由も中身が別人だったからなのであれば辻褄が合います。
ロビンは桐子を殺した犯人?
ロビンの正体は、桐子を殺した犯人である可能性も考えられます。
漫画原作5巻31話でキルコと再会した時のロビンは、桐子の姿をしたキルコをみて「誰・・・」と言いながらその表情はひどく驚きに満ちていました。
ロビンが桐子の姿をしたキルコとの再会にそのような表情を見せたのは、「殺したはずなのになぜ生きてる?」と思ったからかもしれません。
作中ではキルコが過去の記憶の中で「パーン」という銃声を聞くシーンがあります。
その銃声は桐子がロビンに撃たれた時の記憶だったのであれば、キルコの登場にひどく驚いた表情を見せたロビンの様子にも納得がいくのではないでしょうか。
【天国大魔境】ロビンとタカの関係を考察
ここからは、『天国大魔境』のロビンとタカの関係性について考察していきます!
ロビンとタカの関係性について
タカとは、天国編の高原学園で暮らしていた少年のひとりです。
生徒の中でも特に抜群の運動能力と、屋根に近い高さから落下しても怪我をすることもない頑丈な身体を持っており、作中ではイケメンであることがわかっています。
ロビンはいわゆるイケメンで運動能能力が高いことから、ロビンの正体はタカはなのではないかという考察をされている方もいるようです。
ロビンの正体がタカなのかについても、残念ながら漫画原作8巻まででは明らかになっていません。
ロビンの正体がタカの可能性は?
個人的には、ロビンの正体がタカの可能性は低いと考えています。
理由は、漫画原作4巻21話で約2年前には外科の知識があり宇佐美の技術の勉強をしていたことがわかっているからです。
桐子と春希が船山孤児院にいた5年前の時点では、作中でロビンに外科の知識があるという情報は出ていません。
しかしロビンとは別に、医療の知識を持っており「先生」や「医者」と呼ばれていた人物が存在していました。
その人物こそが春希の脳を桐子の身体に移植した人物ですので、その先生が何らかの方法で自分自身の脳をロビンに移植してロビンに成り代わって行動していたとも考察できます。
それであれば、
- 2年前の時点で外科の知識を持っていたこと。
- 宇佐美の助手ができた理由。
- 大濾過装置でヒルコと人間の人体実験をしていたこと。
なども納得できるようにも思います。
今回の記事は考察が多くなっていますので、正しい情報が分かり次第追記していきます。
まとめ
この記事では、『天国大魔境』のロビンの正体は何者なのか、タカとの関係についても考察してきました。
- 『天国大魔境』の漫画原作8巻までではロビンの正体は不明。
- ロビンの正体は脳移植された別人なのではないかと考察。
- ロビンの正体は桐子を殺した犯人である可能性もある。
- ロビンの正体がタカの可能性は低い。
- 先生が何らかの方法で自分自身の脳をロビンに移植してロビンに成り代わって行動していたとも考察できる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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