厄祭戦が終結してから約300年後のP.D.323を舞台に、少年兵たちの生きるための戦いを描いた『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』。
少年たちは自分たちの居場所を作るために戦い時には散っていきますが、最終回にはどのようなラストが待っているのでしょうか?
この記事では、『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』最終回がひどい結末だといわれる理由を解説し、ラストのバッドエンドについても詳しくまとめていきます!
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【鉄血のオルフェンズ】アニメ1期・2期のあらすじ
ここからは、アニメ1期・2期のあらすじをまとめていきます!
アニメ1期:鉄華団の始まり
人類を破滅の危機に追い込んだ大戦「厄祭戦」は、地球圏と圏外圏で起こった全人類を巻き込んだ戦争であり、この戦いをきっかけに人類の生活は壊滅的な打撃を受けました。
その厄祭戦から約300年後のP.D.323、世界は変わり続け人類は宇宙を統べる地球圏とその支配下に置かれる圏外圏に分かれ圏外圏で生きる人々は搾取され続け差別や貧困が蔓延していったのです。
民間警備会社CGS(クリュセ・ガード・セキュリティ)で働く主人公の三日月・オーガスたちは、孤児や人身売買されるヒューマンデブリの少年で構成される参番組に所属していました。
そこで働く少年たちは人間らしい扱いを受けず、ただ生きるために命を削って働いていたのです。
そんな彼らの前に火星独立運動の中心人物であるクーデリア・藍那・バーンスタインが現れ参番組に地球までの護衛を依頼しますが、CGSはクーデリアの命を狙ったギャラルホルンの襲撃を受けてしまいました。
三日月が操縦するガンダム・バルバトスの活躍によりギャラルホルンに勝利した参番組は、大人たちを排除してリーダーのオルガ・イツカを団長とした「鉄華団」という新しい組織を立ち上げます。
鉄華団はテイワズの下部組織タービンズと出会いやテイワズへの加入、宇宙海賊ブルワーズとの交戦やギャラルホルンとの対立を経て、自分たちの居場所にたどり着くためにクーデリアの革命の手助けを続けていくのです。
アニメ2期:鉄華団の成長
アーブラウ代表指名選挙にまつわるエドモントンでの戦いで活躍した鉄華団は、あれから2年後には入団希望者が後を絶たない急成長企業として認められるほどになっていました。
鉄華団が差別の対象である火星の企業にもかかわらず世間で認められたのは、アーブラウ代表に返り咲いた蒔苗東護ノ介(まかないとうごのすけ)の存在や巨大企業テイワズの後ろ盾とアドモス商会を立ち上げたクーデリアとのつながりがあってのことでした。
大人たちに虐げられない鉄華団という家族の居場所を作るために、オルガは必死に努力して鉄華団を拡大していったのです。
しかしそんな鉄華団の活躍を腹立たしく思っていた者たちによって、鉄華団は危機的状況へと陥っていきます。
【鉄血オルフェンズ】最終回までの経緯を解説
ここからは、『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』最終回までの経緯を解説していきます!
鉄華団とマクギリスが協力関係に
鉄華団とマクギリス・ファリドは協力関係になります。
アニメ1期・第15話で登場した仮面の男モンタークと協力関係となった鉄華団でしたが、仮面の男の正体はマクギリスだったのです。
マクギリスは自身がギャラルホルンに所属しながらも、腐敗したギャラルホルンの改革を目的として行動していたのでした。
マクギリスは鉄華団をギャラルホルンの改革に外部から影響を与える重要な存在として捉え協力関係を結ぶ一方で、自身は正体を隠してギャラルホルンを内部から働きかけようとしていたのです。
鉄華団とギャラルホルンは敵対関係に
鉄華団は革命を起こしたマクギリスと協力関係だったことで、ギャラルホルンとは敵対関係となってしまいます。
自分たちの居場所にたどり着くことを目指す鉄華団と、生まれや所属に関係なく力のあるものが正しく報われる世界を望むマクギリスの目指すものにはとても近いものがありました。
鉄華団はアニメ2期・第42話でマクギリスの革命に参加することで生き抜くためにそして火星の王になるために、マクギリスと同じ場所を目指す決意をします。
それは同時にマクギリスとともにギャラルホルンと戦うことを意味していたのです。
鉄華団は生贄になる
ギャラルホルンのラスタル・エリオンによって追い詰められていく鉄華団は、マクギリスの共犯者として団員全員が指名手配されることとなってしまいます。
そんな中オルガは鉄華団の団員たちの命を救うため、アニメ2期・第47話でラスタルに鉄華団の解散とマクギリスとガンダム・バエルの引き渡しを申し出ました。
しかしラスタルはオルガの提案を即座に却下し、鉄華団とマクギリスは失墜したギャラルホルンの復活と世間への犯罪の抑止力として生贄とすることを言い渡します。
オルガは家族を守ろうと自分だけを生贄にしてほしいと懇願しますが、その願いも虚しくラスタルは鉄華団を皆殺しにすることをオルガに告げたのです。
【鉄オル】最終回のひどいラストをネタバレ
ここからは、『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』のひどいラストについて解説していきます!
ラスト直前でオルガ死亡
ラスト直前のアニメ2期・第48話で団長のオルガが死亡してしまいます。
オルガを殺した犯人はノブリス・ゴルドンというギャラルホルンに通じる武器商人で、ラスタル・エリオンとも裏で協力関係を築いていました。
実際にオルガを殺したのはノブリス・ゴルドンの間者だったわけですが、オルガはギャラルホルンとの戦いの中でようやく鉄華団が生きる方法をみつけた直後に殺されてしまったのでした。
最終回のバッドエンドがひどい
『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』の最終回は、アニメ2期・第50話です。
最終回では鉄華団の完全な負け戦となり、鉄華団の団員の命を狙うギャラルホルンを前に昭弘・アルトランドと三日月が立て続けに死亡してしまいます。
2人が囮となったことで他の団員たちは生き延びることができたわけですが、主人公も死亡したうえに鉄華団も組織として終わりを迎えてしまうというひどい最終回に落胆せずにはいられません。
結局『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』の最終回は鉄華団のバッドエンドのラストになっているため、これまで鉄華団に感情移入し応援してきたファンにとっては「ひどい」「きつい」「苦しい」などと感じる終わり方となったのでした。
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追い打ちをかけたひどいラスト
さらに追い打ちをかけて最終回が酷いと感じさせてくれたのが、後日談で鉄華団と敵対していたラスタルとクーデリアが手を取り合うこととなったことです。
新たなギャラルホルンの初代代表になったラスタルと火星連合議長になったクーデリアは、人権を無視され不当に搾取される子供たちを救うためにヒューマンデブリ廃止条約に合意しともに戦うことを誓いました。
自分たちの居場所にたどりつくことが鉄華団の目指していたもので、それは鉄華団の団員がもともとは人権を無視され不当に搾取される子供だったことや、ヒューマンデブリの子供であったことが理由だったわけです。
そのため腐敗したギャラルホルンの改革によって世の中を変えるために鉄華団はマクギリスと手を組みラスタルと戦っていたわけですが、皮肉にも敵であったラスタルが鉄華団の望みを叶えるというひどいラストとなったのでした。
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まとめ
この記事では、『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』最終回はひどい結末だといわれる理由を解説し、ラストのバッドエンドについても詳しくまとめてきました。
- 鉄華団は生贄となり団員を救うためにオルガは奔走しラスト直前で死亡する。
- 最終回は鉄華団がギャラルホルンに負け三日月と昭弘も死亡しバッドエンド。
- 追い打ちをかけてラスタルが鉄華団の望みを叶えることとなるひどいラスト。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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