リディア帝国・23代皇帝であり夫でもあるゲーテを殺し、最悪の登場を果たしたドロテーア。
自身も魔女でありながらも魔女を皆殺しにするという恐ろしい計画をゲーテを操り実行させていた、ドロテーアの正体とは一体何者なのでしょうか?
この記事では、『はめつのおうこく』のドロテーアの正体は何者なのか、目的・闇落ちやドロカとの関係性ついても解説していきます!
【はめつのおうこく】ドロテーアとは?
まずは、『はめつのおうこく』のドロテーアというキャラクターについて解説していきます!
王妃の正体ドロテーアの基本情報
ドロテーアは、当初リディア帝国・23代皇帝の王妃アンドロメダとして登場した人物です。
皇帝ゲーテの後ろに控え優しく美しい妻としてゲーテを支えており、ゲーテも妻のためにも世界を良い方向へと向かわせているように見えました。
顔をベールで隠して素顔を見せることはありませんでしたが、『はめつのおうこく』の漫画原作3巻16話で初めてベールを取ることとなります。
そしてその直後に、王妃アンドロメダの正体と素顔が明らかとなったのです。
本名はドロテーア・グレーテ
ドロテーアの本名は、ドロテーア・グレーテという名前です。
アンサンブルバース(多重奏宇宙)を駆ける未知の魔女として登場しました。
ドロテーアの正体については夫であった皇帝ゲーテでさえも知ってはいなかったと考えられ、皇帝ゲーテは長きにわたりドロテーアのスペル(魔法)によって操られていたようです。
ドロテーアの能力・スペル(魔法)
ドロテーアの能力は、愛のスペル(魔法)・マンドラゴラ(束縛)です。
愛のスペル・マンドラゴラは、人間の男性を操ることができる愛の魔法で、その能力によって対象者を自ら死に追いやることもできてしまいます。
しかし、女性に対してはその能力を一切発揮することはできません。
そのため、ドロテーアは愛のスペルが通用しない自分にとっての脅威である魔女の皆殺しをを自身の計画の最初に実行したのです。
愛のスペルは人間の男性にとっては非常に危険な魔法ですが、魔女の中では
- 卑猥
- 気持ち悪い
- ヤリマン魔法
- 不潔
- 不純な魔法
などと虐げられていた魔法で、その魔法を人間たちに公言して欲しくない、存在さえも知られたくないほどの魔法と言われていました。
【はめつのおうこく】ドロテーアの正体と目的・闇落ちを解説
ここからは、『はめつのおうこく』のドロテーアの正体と目的について解説していきます!
ドロテーアの正体は剣の王国の4番目の魔女
ドロテーアの正体は、『剣の王国』の4番目の魔女です。
『剣の王国』とは、『はめつのおうこく』の作者であるyoruhashi先生によるファンタジー漫画作品で、『はめつのおうこく』の前作に当たります。
ドロテーアはその『剣の王国』から来た魔女で、『剣の王国』では1番目の魔女は別世界へ行き、2番目と3番目の魔女は死亡したことで、4番目の魔女であるドロテーアが『剣の王国』の世界の女王となっていたと考えられます。
では、『剣の王国』に存在していたはずのドロテーアが、なぜ『はめつのおうこく』の世界へとやってきたのでしょうか?
ドロテーアはアンサンブルバースを越えてきた
ドロテーアは、『剣の王国』からアンサンブルバースを越えて『はめつのおうこく』の世界に来たと考えられます。
作中の世界では、アンサンブルバースでつながる複数の「別の世界」が存在しているようです。
『はめつのおうこく』と『剣の王国』は、「別の世界」でありながらも同じ世界線のアンサンブルバースでつながっており、ドロテーアは何らかの方法で『はめつのおうこく』へと渡ってきました。
ドロテーアがいつ、どのようにして『はめつのおうこく』の世界へとやってきたのかについては、漫画原作8巻まででは明らかになっていません。
しかし、『剣の王国』の1番目の魔女ドロッセルが、ラビットホール(空間圧縮)という魔法で「別の世界」への移動を可能にしていたことから、1番目の魔女と親子関係であるドロテーアも同じくラビットホールの魔法を使用して『はめつのおうこく』の世界に来たと考察します。
ドロテーアの目的はアルフレドの復活
ドロテーアの目的は、アルフレドを復活させることです。
『剣の王国』の主人公の少年で、本名はアルフレド=ペンドラゴンといます。
ドロテーアとアルフレドはとある孤島で出会い、目的地が同じことから共に冒険の旅を続けていたのです。
その中で2人は信頼関係を築いていき、ドロテーアはアルフレドを好きになっていきました。
しかし、アルフレドが1番目の魔女に殺されたことで、純粋で心優しいドロテーアがそれまでに抱いたことのなかった憎しみの感情を抱くこととなったのです。
その憎しみの感情はドロテーアの中の一切の偽善を失わせ、アルフレドを蘇らせるためには手段を選ばないという冷酷非道な魔女へと変えてしまいました。
そしてドロテーアがアルフレドを復活させるためには、アドニスを殺してでもアドニスの首を手に入れる必要があるのです。
ドロテーアが闇落ちでアドニスの首を狙う
ドロテーアがアドニスの首を狙う理由は、アドニスの首がインカーネーション(受肉首)としてアルフレド復活の鍵になっているためです。
『剣の王国』のアルフレドは、その世界の1番目の魔女であるドロッセルに首を取られて殺されました。
それは、ドロッセルにはもと居た世界に首を失った大切な存在がおり、その人を復活させるためにはアンサンブルバースでつながる「別の世界」にいる同じ存在の首が必要だったためです。
ドロッセルの大切な存在と同じ存在だったのが、『剣の王国』に存在していたアルフレドで、ドロッセルはアルフレドの首を大切な存在にすげてその人物を復活させました。
これによりドロテーアは、自分にとって大切な存在だったアルフレドを復活させるには、アンサンブルバースでつながる「別の世界」のアルフレドと同じ存在の首・インカーネーションを手に入れることで実現できると知ったのです。
アルフレドは死亡する前に、ドロテーアに対してこの復讐劇を繰り返さないよう忠告していました。
しかし、大切な人を失い復讐に生きることを決めたドロテーアは闇落ちし、その忠告を無視してたとえ「別の世界」のアルフレド(=アドニス)を殺してでもアルフレドを蘇らせると誓ったのです。
インカーネーションに関する詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
【はめつのおうこく】ドロテーアとドロカとの関係性
ここからは、『はめつのおうこく』のドロテーアとドロカとの関係性について解説していきます!
ドロテーアとドロカは同じ顔?
王妃アンドロメダの正体がドロテーアとわかった時点で多くの方が気づいたかと思いますが、ドロテーアとドロカは同じ顔をしています。
髪色はドロテーアは栗色、ドロカはピンクと異なりますが、それ以外は双子のように瓜二つです。
また、能力についても同じ愛のスペル(魔法)の保持者で、マンドラゴラ(束縛)によって男性を意のままに操ることができます。
しかしドロカの方は、愛のスペルの魔女としてこれまで虐げられてきた過去があり、自分が愛のスペルの保持者であることも使用することもためらっていたのです。
ドロテーアとドロカは別の世界の同じ存在
ドロテーアとドロカは、「別の世界」を生きる同じ存在です。
前述していますが、作中の世界にはアンサンブルバースでつながる複数の「別の世界」が存在しており、それぞれの「別の世界」には同じ存在がいてそれぞれの人生を歩んでいます。
そのため、『剣の王国』のアルフレドが『はめつのおうこく』のアドニスという同じ存在であるように、『剣の王国』のドロテーアは『はめつのおうこく』のドロカという同じ存在としてあるのです。
このことは「別の世界」から来たドロテーアはもちろん知っていたことですが、ドロカは『はめつのおうこく』の世界で誕生した魔女であるため、アンサンブルバースの存在やアンサンブルバースでつながる複数の「別の世界」の存在も知らないと思われます。
ドロカの正体についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
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まとめ
この記事では、『はめつのおうこく』のドロテーアの正体は何者なのか、目的・闇落ちやドロカとの関係性についても解説してきました。
『はめつのおうこく』のドロテーアについて
- ドロテーアはリディア帝国・23代皇帝の王妃アンドロメダとして登場したが、その正体は複雑で謎めいているキャラクターである。
- 彼女は美しさで知られ皇帝ゲーテを支えていたが、顔をベールで隠し素顔を見せることはなかった。
ドロテーアの正体
- ドロテーアの本名はドロテーア・グレーテであり、未知の魔女としてアンサンブルバースを駆ける存在である。
- 彼女は愛のスペル・マンドラゴラという魔法を使いこなし、男性を操る能力を持っている。
- 『剣の王国』の4番目の魔女としても登場し、その世界では女王となっていたと思われる。
ドロテーアの目的
- ドロテーアの目的は、死亡した少年アルフレドを復活させること。
- アルフレドは彼女が愛した存在であり、彼の死に対する憎しみから復讐を誓う。
- ドロテーアは闇落ちしアルフレド復活のためにアドニスという存在の首・インカーネーション(受肉首)を狙っている。
ドロテーアとドロカの関係性
- ドロテーアとドロカは顔は同じものの外見的には異なる部分もあるが、同じ存在である。
- ドロテーアとドロカは異なる世界で生まれ育ち、異なる名前を持っているが、同じ魔法の能力を持ち同じ運命をたどっている。
- ドロテーアは『剣の王国』の世界からアンサンブルバースを越えて『はめつのおうこく』のドロカの世界にやってきたと考えられる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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