家庭教師のアルバイトをしている幻燈河螢多朗(げんとうがけいたろう)の、2人目の生徒として登場した神代愛依(かみよあい)。
愛依と初めて対面した寶月夜宵(ほうづきやよい)は、愛依に憑いている神様の存在に気づきます。
恐ろしさを感じずにはいられない神様の正体とは、一体何者なのでしょうか?
この記事では、『ダークギャザリング』で神様の正体は何者なのか能力や目的も合わせて解説し、式神や安倍晴明との関係性についても考察していきます!
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【ダークギャザリング】神様とは?
まずは、『ダークギャザリング』の神様というキャラクターについて解説していきます!
神様の基本情報
神様とは、童子の格好をした男性と思われる謎の存在です。
神代愛依(かみよあい)に憑いており、絶対的な守りによって愛依に近づく霊的な存在からの攻撃を周囲にそらしています。
これこそが、愛依の不幸体質と周囲を不幸にすることの原因です。
神様は神代家の女性を代々「神の花嫁(かみのはなよめ)」として選び、神に見初められた少女は20歳までに神様に連れて行かれて命を落としてしまいます。
現在の神の花嫁は愛依で、神様は4年後に愛依を迎えに行くことを作中で宣言していました。
神様は神様の分霊
愛依に憑いている神様は、とある神様の分霊です。
分霊とは、本社の祭神をよそで祀る際に新設した別の神社に祀るために分けられた神霊のことをいいます。
本体の神様の存在については、『ダークギャザリング』の漫画原作12巻まででは明らかになっていません。
しかし、夜宵の捕縛を自らの力で破り、悪霊である空亡(くうぼう)をも一蹴する強大な力を持っていることは分霊の神様の能力から明確です。
神様の正体については後述していきますが、『神様の正体=分霊の本体』として今後本編で登場することは間違いないでしょう。
【ダークギャザリング】神様の正体を解説
ここからは、『ダークギャザリング』の神様の正体や目的についても解説していきます!
神様の正体は太歳星君(たいさいせいくん)
神様の正体は、星神・太歳星君(たいさいせいくん)といいます。
神様の正体については、漫画原作51話にて明らかになりました。
星神・太歳星君とは、
- 4,000年前の古代中国の時代・殷(いん)の時代から存在する古きもの。
- 陰陽道に取り入れられて日本に渡ってきた道教に伝わる神。
※道教とは、不老不死を理想とする中国でうまれた宗教。 - 方位の吉凶を司る「八将神(はっしょうしん)」の中心的神格として祀られた神霊。
- 「冥府の惑星」それが神格化した存在。
- 凶神の代表格として最も恐れられてきた「星の化身」。
などと言われている、非常に危険な存在です。
神様の正体が何者なのかについては、なり代わり集団や闍彌弥子 (しゃみなみこ)、京都・東照寺の貞観和尚(じょうがんおしょう)らは最初から知っていました。
神様の能力
神様の能力として、3つの能力が明らかになっています。
- 六壬神課(りくじんしんか)による災いの標的強制
六壬神課とは、およそ2000年前の中国で成立した占術のことで、時刻を元に天文と干支を組み合わせて占います。
六壬神課による災いの標的強制の場合の「災い」とは、神様自身を指していると思われ、神様に標的として認識されたものは強制的に攻撃の対象となるようです。
- 12体の式神の召喚
神様は、12体の式神を同時に召喚することができます。
式神の能力は不明ですが、空間を歪めて衝撃波のようなものを放ち、攻撃に触れた対象はその部分を消失してしまうようです。
- 視肉(しにく)
視肉は、神様が創り出す肉と目玉を組み合わせたようなグロテスクな物体です。
この視肉を食べた者は敵味方関係なく回復することができ、失われた肉体も再生します。
神様の目的は不明
神様の目的は不明です。
神の花嫁を迎えに行き続ける理由についても、漫画原作12巻まででは明らかになっていません。
神様が神の花嫁を迎え続けた先に何かがあるのか、それともただ愉悦に浸るためにしていることなのか。
神様の目的については詳細が分かり次第、こちらに追記していきます。
【ダークギャザリング】神様の式神や安倍晴明との関係性を考察
ここからは、『ダークギャザリング』の神様の式神や安倍晴明との関係性について考察していきます!
神様の式神を考察
神様の式神は、十二天将(じゅうにてんしょう)ではないかと考察します。
十二天将とは、六壬神課で使用する象徴体系のひとつです。
- 白虎
- 天空
- 青龍
- 勾陳(勾陣)
- 六合
- 朱雀
- 騰蛇
- 貴人(天一)
- 天后
- 大陰
- 玄武
- 大裳
十二天将は、神様の式神として登場した12体に付けられていた漢字の札と一致していることからも、神様の式神が十二天将である可能性は高いと考えられます。
神様と安倍晴明は陰陽師に関係?
安倍晴明は誰もが知る有名な陰陽師ですが、神様も陰陽師に関係性のある存在だと考えられます。
作中では愛依が晴明神社の前を訪れた際に、神様がお社を見て安倍晴明のことを「坊主」と呼んでいました。
その呼び方は好意的なものではなく、どちらかというと敵意があるようにも感じ取れます。
この時点で神様と安倍晴明には、過去に直接的な関係性があったことが示唆されていました。
さらに神様の式神が考察したように十二天将だった場合、それは安倍晴明をはじめとする陰陽師にとって必須の占術であった六壬神課で使用する象徴体系のひとつであったと同時に、陰陽師・安倍晴明が操った最強の式神という説もあります。
神様が召喚した式神と安倍晴明が操っていた式神が、「十二天将」と共通していることも神様と安倍晴明の関係性が深いことを意味しているのではないでしょうか。
空亡の正体や目的についての詳しい情報は、こちら↓の記事をご覧ください!
まとめ
この記事では、『ダークギャザリング』で神様の正体は何者なのか能力や目的も合わせて解説し、式神や安倍晴明との関係性についても考察してきました。
- 愛依に憑いている神様は、とある神様の分霊。
- 神様の正体は、星神・太歳星君(たいさいせいくん)。
- 神様の能力は3つ。
- 六壬神課(りくじんしんか)による災いの標的強制
- 12体の式神の召喚
- 視肉(しにく)
- 神様の目的は、漫画原作12巻まででは不明。
- 神様の式神は、十二天将(じゅうにてんしょう)ではないかと考察。
- 神様も陰陽師に関係性のある存在だと考えられる。
- 神様と安倍晴明の式神は陰陽師に関係する存在で共通している。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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