『死神坊ちゃんと黒メイド』の主人公である坊ちゃんが暮らす森の奥のお屋敷「別邸」で、執事として働いている高齢の男性「ロブ」。
ロブは主人公である坊ちゃんと共に別邸で暮らしていることから、作中での登場シーンはとても多いのですが、彼の過去についてはあまり語られておらず謎めいた人物として正体が気になるところですよね。
この記事では、『死神坊ちゃんと黒メイド』のロブの正体は何者なのか、眼帯の理由やその後どうなったかについても解説していきます!
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【死神坊ちゃんと黒メイド】執事のロブとは?
まずは、『死神坊ちゃんと黒メイド』のロブという登場人物について解説していきます!
ロブの基本情報
ロブは、別邸で坊ちゃんに仕えている執事の男性です。
坊ちゃんや坊ちゃんの家族からは、親しみを込めて「ロブ」と呼ばれていますが、ロブは彼の名前であり本名はロブ・ガードナーといいます。
ロブは、右目は見えない状態で眼帯をしており、前髪を長く伸ばして右目を覆う髪型をしていますが、この眼帯が特異な特徴であるため、ロブ・ガードナーの名前を知らない人々からは「隻眼の男」の通り名で呼ばれています。
別邸でただひとりの執事であるロブは、坊ちゃんにとっては親代わりのような大切な存在です。
執事歴は50年というベテラン執事で、とても働き者であるロブの仕事ぶりは素晴らしいものですが、年老いていることから腰を痛めたり老眼・老聴は日常茶飯事、食事をしたことさえ忘れてしまうことも度々あります。
ロブ自身に老いの自覚がないことが、坊ちゃんの悩みの種でもありました。
ロブが別邸の執事になった経緯
ロブが別邸の執事になったのは、坊ちゃんと共に本邸から追い出されてしまったためです。
もともとは本邸の執事として働いていたロブですが、坊ちゃんが「触れたもの全てを死なせてしまう」呪いのせいで危険と判断されて本邸から追い出される際に、ベテラン執事でありながらも老いを理由にロブも一緒に追い出されてしまったのでした。
それ以来、ロブは坊ちゃんの親代わりとなり、坊ちゃんが幼い頃からひとりで坊ちゃんを育て坊ちゃんのことを理解し見守ってきたのです。
ロブとアリスの関係性
ロブとアリスは、同じ別邸に仕える執事とメイドの関係です。
現在、別邸のメイドとして働いているアリスを別邸に連れてきたのがロブでした。
ロブがアリスを別邸に連れてきたのは、呪いによる孤独と恐怖から成長とともに絶望し心を閉ざしていった坊ちゃんに、同年代の話し相手が必要であると考えたことがきっかけです。
ロブは本邸で働いていた時に、同じく本邸でメイド長として働いていたシャロンの娘のアリスと坊ちゃんが幼い頃に親しかったことを思い出し、アリスをメイドとして別邸に招いたのでした。
ロブは老眼で老聴
ロブの老眼と老聴はすさまじいものです。
老眼に至っては人との距離感がつかめないため、「触れたもの全てを死なせてしまう」呪いをかけられている坊ちゃんを度々触ろうとしてしまいます。
また、人物を特定することも難しい様子で、老眼により坊ちゃんとアリスを判断できないこともあり時には猫を坊ちゃんと間違えていました。
ロブいわく最近目がぼーっとして見ずらいことは自覚しているようですが、自身の老いが原因だとは気づいていないため老眼を気にしていないようです。
それに加えて、ロブは老聴により度々会話が聞こえていませんが、こちらに関しても本人はあまり気にしていません。
【死神坊ちゃんと黒メイド】ロブの正体と眼帯の理由を解説
ここからは、ロブの正体と眼帯を着けている理由について解説していきます!
ロブの正体はただの執事
謎多きキャラクターと思われていたロブですが、ロブの正体はただの執事です。
作中で登場したロブは、ロブそのものの本当の姿ということになります。
ロブは何度か作中で目からビームを出せるというような冗談を口にしていますが、これは実際に冗談で、目からビームが出るなどロブの正体は「魔女」のような人間ではない異質な存在というわけではありません。
ロブの眼帯の理由
ロブが右目に眼帯をしている理由は、右目が潰れてしまっているためです。
ロブには昔、ケンカをした時に当たりどころが悪くて右目が潰れてしまったという過去がありました。
ロブの回想シーンでは若かりし頃の執事になる前だと思われるロブが登場していますが、その時のロブは右目に包帯を巻いた状態で登場していて、それがケンカの後の姿だったのではないかと考えられます。
その時に雨の降るなか右目に包帯を巻いた状態で道端に座り込んでいたロブに、坊ちゃんの祖父であるヴィクトルの妻が傘を貸すようヴィクトルに言ってくれたことがきっかけで、ロブは本邸の執事になったのでした。
【死神坊ちゃんと黒メイド】ロブはその後どうなったか?
ここからは、ロブはその後どうなったかについて解説していきます!
ロブのとお釜ちゃんのその後
ロブが坊ちゃんから押し付けられた魔女が作り愛用していたとされる魔法の釜は、「お釜ちゃん」と名乗りその後ロブのルームメイトとして別邸で暮らしていました。
ロブが話しかけ過ぎたことで言語を覚えたお釜ちゃんは、紳士的なロブに魅力を感じ毎日楽しい時間を過ごしていたのです。
ある日屋敷の中を見て回りたいとロブに言ったお釜ちゃんは、坊ちゃんが起床するまでの間ロブとデートを楽しむつもりでいましたが、残念ながらアリスに邪魔されてしまいます。
図書室でロブとのデートを邪魔するアリスに腹がたったお釜ちゃんは、本棚にぶつかって本の下敷きになりそうでしたが、その危険な状況をロブに助けられたことでさらにロブのことが好きになったのでした。
この過度の頑張りが原因でロブの腰は完全にイカれてしまい1週間療養することになりましたが、その後もお釜ちゃんはロブのルームメイトとして別邸で暮らしています。
ロブとヴィオラのその後の関係について
残念ながら、物語のラストまでロブへのヴィオラの想いが叶うことはありません。
アリスと坊っちゃんの結婚により、ロブも別邸から出ることになりました。
ヴィオラは本邸でロブが執事として居てくれることを望んでいましたが、ロブは本邸に戻らないという選択をします。
その後もロブとヴィオラが会う機会はありましたが、最後までヴィオラはロブへの気持ちを告白することはなく、もちろんヴィオラの気持ちをロブは知らないわけですから2人の関係性はこれまでと変わることなく続くことになりました。
坊ちゃんの呪いが解けたその後のロブ
別邸の執事として仕えていたロブですが、物語の最後まで坊ちゃんとともに過ごします。
物語が進み坊ちゃんが別邸を出ていくことになりますが、ロブは本邸に戻らずに坊ちゃんとアリスを見守ることを選びました。
ロブにとっては執事を続けることよりも、これまで見守り続けてきた坊ちゃんとアリスと一緒に老後を過ごすことこそ彼のやりたいことだったのです。
これにより、ロブに恋していたヴィオラの恋は叶わぬこととなってしまいましたが、ロブが側にいることは坊ちゃんも望んでいたことであったため、最後はハッピーエンドとなったのでした。
まとめ
この記事では、『死神坊ちゃんと黒メイド』のロブの正体は何者なのか、眼帯の理由やその後どうなったかについても解説してきました。
- ロブの正体はただの執事。
- ロブは目からビームは出せない、普通の人間。
- ロブが右目に眼帯をしている理由は、右目が潰れてしまっているため。
- ケンカをした時に当たりどころが悪くて右目が潰れてしまった過去がある。
- 右目が潰れてしまった後にロブはヴィクトルと出会い本邸の執事になった。
- ロブのとお釜ちゃんはその後ルームメイトとして別邸で暮らしていた。
- 坊ちゃんの呪いが解けたその後のロブは、物語の最後まで坊ちゃんと一緒に過ごすこととなった。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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