パイロンの巣での訓練時に、訓練生の1人として登場した薄久保天使(うすくぼえんじぇる)。
控えめで戦闘員Dの第一印象は、「なんか陰気くせー奴」という一見すると目立たない存在です。
しかし、物語が進んで行くと薄久保えんじぇるには、隠された正体があることが明らかとなっていきました。
この記事では、『戦隊大失格』の薄久保えんじぇるの正体と目的何なのか、能力や過去・経歴についても解説していきます。
※こちらの記事はネタバレを含む可能性があります。
【戦隊大失格】薄久保天使(うすくぼえんじぇる)の正体を解説
まずは、『戦隊大失格』の薄久保天使(うすくぼえんじぇる)の正体について解説していきます。
正体は怪人保護協会のスパイ
薄久保えんじぇるの正体は、怪人保護協会のスパイです。
薄久保えんじぇるの正体については、『戦隊大失格』の漫画原作9巻82話で明らかになります。
怪人保護協会総会で怪人保護協会員の一人として登場した薄久保えんじぇるは、それまでパイロンの試験後に配属されたグリーン部隊の戦隊員として活動していました。
しかし、動物園での怪獣との戦闘後に大戦隊を辞めて、怪人保護協会へと戻っていたのです。
えんじぇるは人間と怪人の子供?
薄久保えんじぇるは、人間と怪人との間にできた子供であることが示唆されていました。
- 人間の中でも特異なオッドアイ
- 父親は薄久保薬師、母親は謎
- 半分怪人
作中でこのようなことが語られたことで、周囲も薄久保えんじぇる本人も薄久保えんじぇるが人間と怪人とのハーフだと思っていたのです。
しかし、物語が進んでいくと、薄久保えんじぇるが人間と怪人との間にできた子供ではないことが明らかになります。
えんじぇるは怪人ユリメリダの入れ物
薄久保えんじぇるは、怪人ユリメリダの入れ物だったのです。
それまで父親は薄久保薬師、母親は怪人のハーフだと思われていた薄久保えんじぇるですが、実はその身体はただの人間で中に怪人ユリメリダが入ったまま存在し続けている状態でした。
本来、怪人幹部には人間の皮を奪い人になり代わる擬態能力がありますが、瀕死の状態となった幹部にはその能力の一部しか行使することができません。
その能力の一部というのが、人間の肉体は奪えずとも精神のみ人間の中へ入り込むことだったのです。
幹部であった怪人ユリメリダは、瀕死状態だった時にこの能力を使い、薄久保えんじぇるを自分の器とすることでこれまで彼女の中にとどまっていたのでした。
そして薄久保えんじぇるの内側から語りかけ、目的を果たすためにまるで薄久保えんじぇるの自我によって行動しているかのように洗脳し操作していたのです。
【戦隊大失格】薄久保えんじぇるの目的は?
ここからは、『戦隊大失格』の薄久保天使(うすくぼえんじぇる)の目的について解説していきます。
戦隊員になった目的は幹部を手引きすること
もともとは怪人保護協会員の一人だった薄久保えんじぇるが、戦隊員になった目的は怪人幹部を手引きすることでした。
パイロンの巣で行われた正隊員の最終試験で、怪人幹部のペルトロラが侵入した事件。
この事件がきっかけでブルーキーパーも候補生も犠牲になりましたが、その時に幹部ペルトロラを手引した人物こそ薄久保えんじぇるだったのです。
幹部ペルトロラは、大戦隊からとある実験の装置を回収するために侵入してきましたが、それは薄久保えんじぇるの助力があったからこそできたことだったのでした。
薄久保薬師に利用されていた
目的を達成するために与えられた使命を果たしてきたですが、実は父親だと思っていた薄久保薬師に利用されていただけだったのです。
前述しているように、薄久保えんじぇるの正体は人間と怪人のハーフではなくただの人間であり、薄久保薬師とも血の繋がりさえありません。
薄久保薬師が薄久保えんじぇるを「娘」として接していたのは、体よく操作するための手段にすぎなかったのです。
【戦隊大失格】薄久保えんじぇるの能力や過去・経歴
ここからは、『戦隊大失格』の薄久保天使(うすくぼえんじぇる)の能力や過去・経歴について解説していきます。
能力は天使の姿で発動
薄久保えんじぇるの能力は、大きな羽を広げた天使の姿で発動します。
この能力は、胸の前で向かい合わせにした両手の間にドーナツ型の何かを出現させて相手に飛ばすもので、このドーナツ型の何かは対象の前で強く光を放ちます。
これをくらった藍染小町(あいぞめこまち)は、失神して意識を失ってしまいました。
薄久保えんじぇるの能力はこの1度しか発動シーンがなく、能力の詳細については不明です。
過去に人間と怪人の子供であるとされていた
薄久保えんじぇるは、過去に薄久保薬師から直接
- 父親:薄久保薬師
- 母親:怪人
であると教えられていたことが、回想シーンによって明らかになります。
当時、薄久保えんじぇるは4歳で、それから現在までこのことが事実であると信じさせられていたのです。
しかし、怪人保護協会と大戦隊との戦いの中、漫画原作13巻115話で父親だと信じてきた薄久保薬師の口から直接「実の娘ではない」と聞かされることとなったのでした。
薄久保薬師を裏切ってDの味方になる
実の父親だと信じていた薄久保薬師に裏切られる形となった薄久保えんじぇるは、その後、薄久保薬師を裏切って戦闘員Dの味方になります。
薄久保薬師と怪人ユリメリダの洗脳から解かれて正気に戻った薄久保えんじぇるは、戦闘員Dに対して恋心に似たものを抱いたのかもしれません。
これまで薄久保えんじぇるは、薄久保薬師によって怪人への愛を植え付けられてきました。
その結果、薄久保えんじぇるの行動によって本物の怪人である戦闘員Dに出会えたわけです。
薄久保えんじぇるにとって戦闘員Dは、「私の運命の人」と感じるほどの存在になったのでした。
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まとめ
この記事では、『戦隊大失格』の薄久保えんじぇるの正体と目的何なのか、能力や過去・経歴についても解説してきました。
- 薄久保えんじぇるの正体
- 怪人保護協会のスパイであることが明らかに。
- グリーン部隊の戦隊員から怪人保護協会への転属があった経緯。
- 薄久保えんじぇるの過去と正体
- 人間と怪人のハーフと思われていたが、実際は怪人ユリメリダの入れ物であることが判明。
- 薄久保薬師によって誤った情報を与えられていた。
- 薄久保えんじぇるの目的
- 幹部を手引きする役割を担っていた。
- 薄久保薬師によって利用されていたことが明らかに。
- 薄久保えんじぇるの能力
- 天使の姿で現れ、光を放つ能力を持つ。
- 能力の詳細は不明。
- 薄久保えんじぇるの過去と経歴
- 薄久保薬師の娘とされていたが、実際は違うことが判明。
- 薄久保薬師を裏切り、戦闘員Dの味方となる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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