主人公である四谷みこ(よつやみこ)とその親友の百合川ハナ(ゆりかわはな)が通う高校のクラス担任となった遠野善(とおのぜん)先生。
遠野善と以前会ったことを覚えていたみこはその時の印象から彼にヤバい予感を感じていましたが、隣人がくれた肉じゃがを捨てるなどの狂気じみた先生の行動には理由があったのです。
この記事では、『見える子ちゃん』で遠野善先生はなぜ肉じゃがを捨てたのか、その理由を解説していきます!
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【見える子ちゃん】遠野善先生について
ここからは、遠野善先生についてまとめていきます!
遠野善(とおのぜん)とは?
遠野善は、産休に入った荒井先生に代わってみことハナのクラス担任を務めることになった先生です。
爽やかで優しそうな印象を受ける見た目から、初登場ではクラスの女子生徒からかなりの好印象を受けていました。
他人には全くと言っていいほどに興味がなく名前を覚えることが苦手なため、クラス担任になっても自分の担当するクラスの生徒の名前すら覚えていません。
また無気力な性格で表情一つ変えないうえに、みこには遠野善に憑くたくさんの猫の霊が見えていたため、みこは遠野善に不信感を抱いていました。
遠野善は猫を殺す危険人物?
みこは遠野善に憑いている猫の霊の様子から、遠野善が猫を殺している危険人物であると考えていました。
遠野善に憑いている猫の霊が毎日増えていたことも、みこの中で遠野善を疑う気持ちを大きくしていたのです。
遠野善に憑くのは猫の霊だけでなく異形な姿のヤバイやつもいて、そのヤバイやつがハナに悪い影響を与えていました。
みこは遠野善がハナへ与える影響のこともあり、放課後に遠野善を尾行して彼の目的を突き止めようとし、猫に手を出そうとしたら警察に通報しようとしていたのです。
しかし、遠野善の正体はみこの予想とは違っていました。
遠野善先生の正体についてはこちら↓の記事で解説しています!
【見える子ちゃん】遠野善先生と隣人の肉じゃが
ここからは、遠野善先生と隣人の肉じゃがについて解説していきます!
遠野善は隣人から肉じゃがをもらう
ある日、遠野善は隣人のおばさんから肉じゃがをもらいました。
隣人は遠野善のことを「善くん」と呼び、彼を慕っている様子です。
タッパーに入れて持参した肉じゃがを遠野善に渡すと、はにこやかに「ありがとうございます」とお礼を言います。
遠野善と隣人のおばさんは、一瞬だけ良い近所付き合いをしているように見えました。
遠野善は肉じゃがを捨てる
隣人との会話の途中で、段々と狂気じみた様子に変化していく遠野善に隣人は気づいていないようです。
隣人は、最近カラスが増えてゴミ捨て場を荒らしていると世間話をしていますが、話の途中でカラスが現れて話は中断されました。
隣人と別れた直後、なぜか遠野善は隣人がくれた肉じゃがをそのままゴミ箱に捨てたのです。
【見える子ちゃん】なぜ肉じゃがを捨てたのか解説
ここからは、遠野善先生がなぜ肉じゃがを捨てたのか解説していきます!
遠野善が肉じゃがを捨てた理由
遠野善がなぜ肉じゃがを捨てたかというと、潔癖症だったことが理由でした。
遠野善はもともと、他人の作ったものは食べることができない性格だったのです。
そのため、みこが高校の調理実習で作ったハンバーグを遠野善に差し入れした際には、「ちゃんと手洗った?」と清潔に作られた食べ物かどうかを確認していました。
ハナが「ビニール手袋したよ」と言ったことで、遠野善はやっと安心して調理実習で生徒が作ったハンバーグを食べることができたのです。
遠野善はたとえ自分が担当するクラスの生徒が作った料理でさえも、清潔であるかどうかわからなければ食べれないような潔癖症でした。
よく知りもしない隣人のおばさんが作った肉じゃがは、清潔であるかどうかもわからず遠野善は食べることができなかったのです。
また他人が作った料理だけでなく、遠野善は他人が家で使っているタッパーにも不快感を感じるため、タッパーに入れられた手作りの肉じゃがを食べるなんてことは絶対にできないことでした。
なぜ隣人の肉じゃがを受け取っていたのか?
隣人のおばさんが作った肉じゃがを素直に受け取っていた遠野善でしたが、隣人に手作りの料理を今後持って来ないで欲しいと直接伝えました。
遠野善は今まで受け取った隣人の手料理を黙ってすぐに捨てていましたが、それは遠野善の良心が隣人の親切を無下にできなかったためだと考えられます。
遠野善は他人が作ったものを食べることができないことを隣人に伝えた際、やっと言えたと安堵の表情を見せていました。
隣人は肉じゃがに何かを入れていた
実は隣人のおばさんは、遠野善に渡していた肉じゃがに何かを入れていたのです。
この事実を遠野善は知りませんでしたが、他人が作った料理を食べられない理由について「何が入っているかわからない」と隣人に話すと、遠野善の言葉を聞いた隣人はその後一人になってから「どうしてバレたのかしら・・・わからないように入れたのに・・・」とつぶやきました。
隣人は遠野善に好意を抱くあまり、彼に渡す手作り料理に何かを混入させていたようです。
今まで隣人が手作りの料理を受け取ることは潔癖症の遠野善にとっては不快でしかなく、一切手をつけていませんでしたが、この隣人の作った肉じゃがに関しては食べなくて正解でした。
『見える子ちゃん』で怖いのはみこに見えている異形なヤバイやつらだと思っていましたが、一番怖いのはこの隣人のおばさんかもしれませんね。
まとめ
『見える子ちゃん』で遠野善先生はなぜ肉じゃがを捨てたのか、その理由を解説してきました。
- 遠野善先生が肉じゃがを捨てた理由は潔癖症だったから。
- 遠野善は他人が作った料理を食べることができない。
- 遠野善が食べれない肉じゃがを受け取っていたのは良心でいらないと言えなかったからだと考えられる。
- 実は隣人は肉じゃがに何か入れていたため遠野善は肉じゃがを捨てたことで偶然にも回避していた。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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