主人公の四谷みこ(よつやみこ)とその親友の百合川ハナ(ゆりかわはな)が訪れてしまったこの世のものではない山の神社。
みこがお願い事をした直後に出現した巫女のような双子の狐は、その後も登場する度にみこには理解でない言葉で会話をしていましたが、双子の狐の言葉の意味とは一体何なのでしょうか?
この記事では、『見える子ちゃん』で双子の狐の言葉の意味と山の神様との会話についても考察していきます!
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【見える子ちゃん】の双子の狐について
ここからは、双子の狐について解説していきます!
双子の狐登場の経緯
巫女のような双子の狐が登場したのは、山の神社でみこがお願いごとをした直後のことです。
日常的にヤバイやつらが見えるようになってしまったみこは、親友のハナに憑いていたヤバイやつをどうにかしたいと思っていました。
そこでみこが考えたのが、スマホで「ヤバいパワースポット」と検索して出てきたパワースポットだと思われる神社で神頼みをすることだったのです。
スマホのナビを使って山の神社を訪れたみことハナでしたが、ここでみこは2つのお願い事をしたのです。
- ハナに憑いてるヤバイのを何とかしてください
- ついでに私も助けてほしい
するとみこがお願い事をした直後に巫女のような狐が現れて、ハナに憑いていたヤバイやつを攻撃し始めたのでした。
双子の狐と山の神様
ハナに憑いていたヤバイやつとの戦いで双子の狐がヤバイやつに食べられると、突然現れたのが山の神様です。
山の神様が自身の身体から双子の狐を再生させると、双子の狐と山の神様はみこには理解できない言葉で会話をし始めました。
山の神様はみこに「さんかい」という言葉を残すと、双子の狐とともに姿を消してしまったのです。
【見える子ちゃん】双子の狐の言葉の意味は?
原作マンガの第37話まででは狐の言葉の意味について明かされていません。
そのためここからは、『見える子ちゃん』の双子の狐の言葉の意味をシーンごとに考察していきます。
双子の狐の会話シーンまとめ
双子の狐はみこの前に姿を現す度にみこには理解できない言葉でみこに話しかけたり会話をしたり、時には何やら揉めている様子さえ伺えました。
まずは、双子の狐がみこを助けるために4回登場したシーンをまとめます。
登場回数 | 原作マンガ | 登場シーン |
1回目 | 第14話後編 | 有名な溜まり場で心霊スポットになっているトンネルで襲われた時。 |
2回目 | 第20話 | 公園で少年姿のヤバイやつに襲われた時。 |
3回目 | 第22話 | 病院で遠野善の母親の霊に襲われた時 。 |
4回目 | 第27話 | お礼参りに山の神社へ向かおうとして迷っていた時 。 |
1回目の言葉の意味
第14話後編での双子の狐の1回目の言葉は、みこが有名な溜まり場で心霊スポットになっているトンネルに行った時交わされました。
このトンネルで二暮堂ユリア(にぐれどうゆりあ)が見えていると勘違いしたヤバイやつがユリアに襲いかかろうとしたため、ユリアを助けようとしたみこがヤバイやつに襲われそうになったところを双子の狐が出現して助けてくれたのです。
この時に言葉を発した狐は1体だけでしたが、狐が何かを言った直後に指で「1」を表したことから、1回目の狐の言葉の意味はみこを助けた回数が1回目であることを意味していたと考えられます。
2回目の言葉の意味
第20話での双子の狐の2回目の言葉は、みこが公園で少年姿のヤバイやつに襲われた後に交わされました。
みことハナが公園のベンチに座っていると、目の前にお母さんらしき女性と手をつないで風船を持った少年が通ります。
実はこの少年は生きている人間ではなく、突然ヤバイやつに姿を変えるとみこに襲いかかってきたのです。
咄嗟の出来事になすすべのないみこでしたが、双子の狐が突然現れて少年姿のヤバイやつと戦い始めます。
戦いの中で双子の狐のうちの1体はやられてしまいましたが、残った1体の狐が少年姿のヤバイやつを倒してみこを助けてくれたのです。
この時も言葉を発した狐は1体で、狐が何かを言いながら指で「2」を表したことから、2回目の狐の言葉の意味はみこを助けた回数が2回目であることを意味していたと考えられます。
3回目の言葉の意味
第22話での双子の狐の3回目の言葉は、みこが病院で遠野善の母親の霊に襲われた時に交わされました。
車にひかれそうになった子猫を助けるために道路に飛び出して怪我をし入院していた、担任の遠野善(とおのぜん)先生をみこはお見舞いに来ていました。
遠野善には以前からヤバイやつがついていましたが、このヤバイやつの正体は亡くなった遠野善の母親だったのです。
遠野善が母親の死後も母親との過去の出来事に縛られ続けていることを知ったみこは。遠野善の母親の霊に向かって「もう自由にしてあげて」と言います。
その直後、逆上した遠野善の母親の霊がみこに襲いかかると、双子の狐が現れて遠野善の母親の霊を倒したのです。
この時に双子の狐のうち1体が指で「3」を表した後に2体で何やら会話をしていました。
この時の言葉の意味は、双子の狐のうちの1体はみこを助けた回数が3回目であることを意味していたと考えられ、さらにみこがすべき見返りについて話しているのではないでしょうか。
みこが山の神さまに言われた「さんかい」は3回を意味していたため、その3回目が終了したこの時に見返りについての言葉が交わされてもおかしくないと思います。
指で「3」を表した狐は見返りが必要ないと言い、もう一体はそのことを否定しているため首を横に振っているのかもしれませんね。
結局は山の神さま抜きでは見返りについて決めることはできなかったため、双子の狐はみこに直接何かをすることなく姿を消しました。
4回目の言葉の意味
第27話での双子の狐の4回目の言葉は、みこがお礼参りに山の神社へ向かおうとして迷っていた時に交わされました。
山の神さまに「さんかい」と言われて実際に3回双子の狐に助けてもらったみこは、助けてもらったお礼参りをするために一人で山の神社へ向かいます。
最初に行った時と同じくスマホのナビを使って山の神社へと向かったみこでしたが、なぜかナビが目的地に到着しても山の神社へはたどり着くことができずに迷ってしまい、みこは集まってきたヤバイやつらに襲われそうになったのです。
そこに双子の狐が現れると4回目にもかかわらず狐の1体がみこを助けてくれました。
みこを助けた方とは別の狐は怒った様子で言葉を発して、もう一方の狐はそれを否定するように首を横に振っています。
4回目の時の言葉では、怒っている方の狐はこれ以上みこを助けることを否定し、それについてもう片方の狐はみこを助けないことを拒否していることを意味しているのではないでしょうか。
そのため、再び狐の片方がみこを助けようとするとそれに対して怒りの感情をあらわにしていました。
そして結局みこのお礼参りは失敗に終わったのです。
神童ロムの考察
双子の狐が会話し首を横に振っていたのは、みこの願いの解釈に困っていたからだと神童ロム(しんどうろむ)は考えています。
山の神社には「山の神さまにお祈りすればなんでも願いを叶えてくれる」という山の神様の迷信がありました。
山の神様は願った者の願いを叶えてはくれますが、なんでも願いを叶えてくれるだけという都合の良いサービスをしている場所ではありません。
そのため山の神様に助けてほしいと願い、実際に助けられたらみこは本来であれば山の神様に対する見返りが必要だったのです。
しかし、なぜかみこは願いが叶った直後に要求されてもおかしくない見返りを見逃されていました。
これはみこの「ついでに私も助けてほしい」という願いが曖昧で、山の神様や双子の狐がみこの願いの解釈に困ったことが原因だったようなのです。
【見える子ちゃん】双子の狐と山の神様の会話の意味を考察
ここからは、双子の狐と山の神様の会話の意味についても考察していきます!
山の神様初登場時の会話の意味
第11話の山の神様初登場時の双子の狐との会話では、神社で願い事をしたみこの「ついでに私も助けてほしい」という願いを何回叶えるかについて話していたのではないかと考えられます。
双子の狐はそれぞれみこを助ける回数を提案したと思われますが、結果的には山の神様が「さんかい(3回)」と決め、みこにそれを伝えたように見えました。
風邪をひいたハナの自宅での会話の意味
第31話での風邪をひいたハナの自宅での双子の狐と山の神さまとの会話は、助けるのがこれで最後であることを意味していたのではないでしょうか。
風邪で学校を休んだハナのお見舞いにみことユリアがハナの自宅を訪れると、ヤバイやつが弱ったハナに取り憑いていました。
するとそこに山の神様と双子の狐が現れて山の神様がハナについていたヤバイやつを食べてしまったのです。
ハナを助けた直後に山の神様が言った言葉は、明らかにみこに念押しをしているように見えます。
これはみこがすでに約束の3回を終えているため、この先が無いことを伝えようとしたのではないかと感じました。
その後に双子の狐がハナを指差して言った言葉は、山の神様が助けたハナからの見返りの要求を意味していたのではないかと考えられます。
まとめ
この記事では、『見える子ちゃん』で双子の狐の言葉の意味と山の神様との会話についても考察してきました。
双子の狐の言葉の意味は山の神様の「さんかい(3回)」に関係することや見返りについて言っていたと考えられます。
見える子ちゃん第37話まででは山の神様との「さんかい」についてまだ未解決の状態ですので、今後のストーリーで双子の狐の言葉の意味や山の神様との会話の意味なども明らかとなっていくのではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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